7月1日の日記

2004年7月1日
・いろいろと改憲についてニュースを見る。結局、これも米国の外圧で軍事協力を強化せざるを得ないというのが、自民党が改憲を掲げる本当の理由ではないだろうか。

・昼飯は平目の煮付けを食った。

6月30日の日記

2004年6月30日
毎日、電話をとったり弁当を食ったり宅配便を受け取ったり書類にハンコをついたりしているが、基本的に相変わらず書くことが無い人生だ。

このまま老人になって脳卒中か何かでポックリ逝ったら何の意味も無い生涯だな、と思う。そんなわけで眉間にしわをよせながら、意味ある人生を送るための方法について考える。

・朝日カルチャーセンターの朗読教室に通う。
・ボトルシップ作成に熱中。
・鈴木あみ写真集を購入。
・月9ドラマ「東京湾景」を追う。たまに録画失敗して「たけしのTVタックル」の浜田幸一にガックシ。
・月二回届く「ぼくドラえもん」が何より楽しみ。
・一人でカラオケに行き虎舞竜などを熱唱。
・くせになって毎週末通うことに。
・そこのカラオケ店員女性(微妙に安室奈美恵似)と恋に落ち電撃結婚。
・1男1女をもうけ幸せな家庭を築くが、嫁姑問題が悩みの種。

みたいな感じか。

6月29日の日記

2004年6月29日
雑記です。最近ゆるーい日記が書く気にならん。

・橋本治氏「上司は思いつきでものを言う」を読んでいる。タイトルがいい。ベストセラーになる予感がする。サラリーマン向けに処世術を語る本というより、日本論として読んだ方が面白い。「上司」の代わりに当てはまる言葉はいくらもある。

・自分の思考のカウンターオピニオンを取り入れるため、いろいろな「識者」と言われている人々の日記を見ているんだが、どうしてまあお国大好きな方々ってのは思考パターン(というか言葉の使い方。具体的には近隣アジア諸国出自の人の呼び方とか)が同一なんだろう、と思っていたら高橋源一郎氏が今日の日記になるほどと思うようなことを書いていた。一部抜粋。

ーーーーーーーー
「その土地の、その場所に、生まれた者」の優越性に根拠を置く、あらゆる「憲法」は、それ故に、その本質として、それ以外の者に対する「排他性」を持つ。そして、その「排他性」は、自動的に、その内部の中に次々と排除されるべき「他者」を産むように運命づけられているのである。だから、危機は必ず、次ぎのような言葉と共にやってくる。 
「やつは非国民だ」「あやしい外国人がいる」「××人を信じるな」「やつらは我々とは違う」 
 ここには「人権」など存在していない。だが、それも当然なのだ。なぜなら「主権」は「人間」にではなく「国民」に与えられるからだ。 
ーーーーーーーー

6月28日の日記

2004年6月28日
映画「ブラザーフッド」を見てきた。

久しぶりに、泣いた。
アホかというくらい泣いた。
俺だけじゃなくて、多分、映画館の客、ほとんどが泣いてた。
「ハリウッドでもこんな映画は作れない」と前評判で聞いていたが、確かに絶対無理だと思う。
↓朝鮮戦争について。
http://www.tamiya.com/japan/monthly/002korean_war/korean_war.htm
主人公2名は、確かにかっこよかったですが、それ目当てで行くとビックリするかもしれません。
戦争の「痛み」の描き方が半端じゃないです。

6月26日の日記

2004年6月26日
イラク在住男性の日本語日記。
http://raedinthejapaneselang.blogspot.com/

小泉さん。「負けてはならない」。
http://www.asahi.com/politics/update/0625/008.html

そっか。負けちゃいけないか。戦争だもんな。いつの間にか参戦してたんだな俺らは。いや、もしかしたらそうかもなあ、と思ってはいたんだが。

「華氏911」。全米で話題。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/fahrenheit911/

6月25日の日記

2004年6月25日
・憲法改正論議について少しばかり。まあ、識者がみんな言ってることだが、草の根運動ということで。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hmminami/essay-kenpounogokai.htm

「憲法とは人民を入れておく檻ではなく、政府を入れておく檻である」

国家の暴走を防ぐために憲法があるという、非常に簡単なことを国民の半分くらいは理解していないような気がする。「国民の権利ばかり書いてあるからだめなんだ」なんてことを国会議員が言ってるんだから呆れるしかない。

・佐世保の少女の事件が起こったときに再び「なぜ人を殺してはいけないのか」論議が起こった。そんなことは自明で教えるまでもない、といったことを言う人もいたが、まったく逆で、「条件が整えば人を殺してもいい」のがいまの社会である。参照↓
http://www.doblog.com/weblog/myblog/10644
少女は、自分が犯した行為について、「イラクで人質がされたように」と言ったというニュースを見た。個々の事件を社会の風潮のせいにしてはならない、という意見もあろうが、この国の最近の治安、雇用、教育、年金など国の根幹システムが揺らいでいるのは、誰の目にも明らかだ。だからこそ政府は「国家」というものを必死で守ろうと「愛国心」などたわけた事を言い出し、社会システムに対する不安から、それに一定数の人間が同調していくのだろう。

都立高校での国旗掲揚と君が代斉唱の件で、2004年の3月に180人の教職員が戒告処分を受けた件で、片岡義男氏は次のように書いている。

<戦前・戦中への逆戻り、というわかりやすい言葉を当てはめがちだが、現実のなかであげる効果は、そのまったく逆だ。先生が処分されると可哀想だから、ここだけはかたちどおり起立して斉唱しておこう、と子供たちは考えてそのとおりにする。明らかに屈折した対処法だが、子供たちが示す反応としては、無理はどこにもないすんなりとしたものだ。それだけに、国家から彼らの気持ちを離反させる効果は、将来に向けて強く尾を引くものとなるだろう。>

クダラン事しか書くまいと思ってるのだが。

6月24日の日記

2004年6月24日
先日書いた、片岡義男氏の「影の外に出る」は、今年ベスト1の本かもしれない。同じ新聞記事、ニュースを見ているのに、なんで見えるものがこうも違うんだろう。

6月23日の日記

2004年6月23日
・今日は3カ所の警察署に出頭した。痴漢、無銭飲食、猥褻物陳列罪で捕まったからだ。というのは冗談で仕事だ。小学生並のギャグでごめんなさい。

・政治的なことを考えているとうんざりしてくるが、「どうにかなるでしょう自分のことじゃないし」というのは思考の放棄だと思うから、感じたことを書き続ける。

アサヒコムより。
ーーーーーーーー
 「時間がかかるでしょうね。理解してもらえるが、時間がかかる」。小泉首相は22日、朝日新聞社などの世論調査で、自衛隊の多国籍軍参加に反対意見が多いことについて、こんな感想を漏らした。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は「多国籍軍ですからね。『軍』という考え方を誤解しているところがある」と、多国籍軍という名称が武力行使を連想させ、反対意見に結びついているとの見方を示し、「国連決議が全会一致で採択されイラクに主権移譲される。いい傾向に変わってきている。それがわかれば理解してもらえる」と語った。

 内閣支持率の急落に対しては「上がる時もあれば下がる時もある」と気にかけていないそぶりを続け、「下がるとうれしい?」と記者団に質問したり、「下がって上がるのが一番いいよね。しょっちゅう高いのはよくない」と話したりして、けむに巻いた。 (06/22 20:15)

ーーーーーーーー

なるほど。小泉氏にとっては現状が「いい傾向」らしい。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/06/23/20040623000023.html

日本の親分がイイ傾向と言ってるんだし、時間がかかるかもしれないが理解しようと思っていろいろニュースを見てみた。韓国人男性殺害について、「自由世界は野蛮人の首切りの蛮行に屈してはならない」と断言したブッシュ氏は、昨日先進国らしくスマートにミサイルでザルカウィを殺そうとしたが、残念ながら死んだのは市民10人だったそうで、こういうのは蛮行とは言わないんだな自由世界では、と新しい価値観を知る思いがした。で、当のザルカウィという人は、さっき新しくイラクの首相になったアラウィ氏の殺害宣言をネットで出していて、こういうことをひっくるめて「いい傾向」というなら、私と小泉首相は、これまたまったく違う価値観で世界を見ていることになり、たしかに理解には相当の時間がかかりそうだなあ、と思った次第である。

日本は、これまでに4名の命を失った。5人の人質が帰還したのも僥倖に過ぎないこともよく分かった。自衛隊にいつ死者が出てもおかしくない状況であることも明白だ。しかし、引き揚げるという選択肢は、ブッシュと小泉の政権が続く限り、あり得ない。これまで、「政治家とは戦争を回避するために仕事をする」と考えてきたのだが、どうやらその認識は小泉首相にはまったくないらしい。

「死者が縛る」ということがある。犠牲を無駄にしてはならないと強硬姿勢を強めることで、さらに多くの犠牲を出し、取り返しのつかない悪循環に陥っていく状況のことだ。アメリカはすでにその泥沼に首まではまっているように見える。韓国も、怒りに目がくらんで泥沼に片足を突っ込みつつある。日本はどうか。

ブッシュ支持率は低下の一途を辿り、ようやく小泉支持率も落ち始めた。6月25日からは「華氏911」が全米で公開される。米国内でケリー支持に拍車がかかるのは間違いない。アメリカのリベラルの間では、エニバディ・バット・ブッシュ(ブッシュ以外なら誰でもいい)が、合い言葉になりつつあるそうだ。11月の選挙でブッシュが落ちたら、小泉首相はどうなるんだろうか。日本にはもともとアジア各国からの信頼がない。加えてアラブ社会からも信頼を失い、頼みの綱のアメリカも伝統的に日本に冷たい民主党政権になって、国際的に日本が孤立を深めるという結果に終わっても、「テロに屈せず」だからオッケーなのかな。

・昨日書いた片岡義男氏が坂本龍一氏、しりあがり寿氏らとともに書いている日記サイト「先見日記」を発見。すばらしい。
http://diary.nttdata.co.jp/
NTTデータ、堅そうな会社だと思っていたが、やるじゃないか、と思う。

6月22日の日記

2004年6月22日
・高橋源一郎氏の「週刊朝日」書評を読み、すぐに書店で片岡義男氏「影の外に出る」を購入。読書中。ヒジョーに、面白い。
詳しくは高橋源一郎氏の6月10日、11日日記を。
http://www.plays.jp/diary/gen1rou/index.html
高橋氏の日記から引用する。
< なぜ、小泉は(あるいは彼に象徴される、戦後社会は)ダメなのか。それは、「言葉」がダメだからだ。なぜ、そんな小泉(あるいは彼に象徴される、戦後社会)を批判することが難しいのか。それは、ぼくたちが、彼らを批判する時に使う言葉の多くを、彼らと共用しているからだ。 
 片岡義男の批判が根底からのものに見えるのは、言葉が違うからだ。橋本治の場合もそうだ。彼らは、現在の事態を批判する言葉を、何十年もかかって用意してきたのだ。もしかしたら、片岡義男や橋本治に、大塚英志の名前を付け加えてもいいかもしれない。彼もまた、違った言葉を用意して、この場所にやって来たからだ。 >

高橋氏自身が先頭に名を連ねるべき言論人だと思う。氏が人質事件の際に朝日新聞夕刊に書いた「どこかの国の人質問題」が、かつてない反響を呼んだことは記憶に新しい。
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/148.html
この一文から、明らかに世の中の流れが変わった。ペンには、まだ力があると信じさせてくれるような見事な文章だと思った。しかし、高橋氏自身は、あの書き方には「問題があった」と日記で次のように書いている。

<なぜなら、ぼくの書いたあの文章は「非寛容」なものだったからだ。相手の「非寛容」さを撃つために、こちらも「非寛容」な手段をとること。それは「政治」の原則であり、つまり、ぼくが書いたのは、きわめて「政治的」な文章だったのである。「政治」的なアクションをとることはかまわないが、「政治的」な文章を書くべきではない、と思う。だが、あの時、ぼくはそのような文章を書きたいと願ったのだ。>
 
イラクでは新たに韓国人男性が人質になっている。

6月21日の日記

2004年6月21日
日曜。7:30起床。酔っぱらったのでジムは休んだ。

6月19日の日記

2004年6月19日
・藤原新也氏の日記が更新される度に、感動すら覚える。男としてかっこよすぎる。こういうジイサンになりたいものだ。
http://www.fujiwarashinya.com/talk/2004_0618.html

6月18日の日記

2004年6月18日
・ブラザーフッドという映画が、プレミア見た人によるとメチャクチャいいらしいです。今度の休みはやることもないし「下妻物語」でも一人で見に行こうと思ってたが(見んな)、こっちにする。早く公開しないかな。
http://www.brotherhood-movie.jp/

・イラクに今いる日本人ジャーナリスト、シバレイ氏のBlogは必読。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/10644
マスコミ情報と官報では現地のリアルな状況がほとんど見えない中、こういったフリーの人がWebでリアルタイムに情報を発信してくれている。後日のメディア史では、「戦争報道のあり方を変えたのがイラク戦争だった」と記録されるだろう。報道だけではない。最近、下記の日記が更新される度、「まだ元気そうで良かった」「それは誰だって怒るよな」などと、見ず知らずのイラク人女性に共感している自分がいる。
http://www.geocities.jp/riverbendblog/

6月17日の日記

2004年6月17日
・ラジオ出演 出川哲郎、放送終了後に抗議が100通以上殺到。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040617-00000003-sks-ent

こういう抗議はどんどんやったらよろしい。俺も送ったろか。チクショウ。

・地図を見ていたら「ピチピチビーチ」と「ときめきビーチ」という地名を発見。結構メジャーな海水浴場らしい。夏になったら、ピチピチ・ときめきを求めて行ってみようと思う。
・昼は、ふじっ子のお豆さんを食った。
・TBSワシントン特派員の金平茂紀氏の日記が非常に面白い。おすすめです。

6月16日の日記

2004年6月16日
・昨夜は22時45分に社を出る。帰り道に自宅近くの馴染みのバーで飲む。平均年齢22歳の店員4名と腕相撲し、3名を撃破。「まだ若いのには負けんよ」と調子に乗っていたところ、最後に厨房から出てきた細身の男に、秒殺で負ける。レニー・クラヴィッツのような奴だった。

・「日本人の平和ボケ」という言葉は手垢が付きすぎた感があり、なるべくなら使いたくない言葉だと思っていたが、その概念を最初に言い出したのが藤原新也氏だったということを知り、認識が変わった。
http://www.fujiwarashinya.com/talk/2002_0513.html

・ダカーポ読んでたら次号の特集が「小泉詭弁術の研究」だった。最近の無茶苦茶な状況に比べれば、森首相が「日本は天皇を中心とした神の国である」とか言ってた頃の方が、まだましだったと思う。森政権の末期、支持率は5.7%。現政権の支持率は、いまだ46%〜54%もある(新聞社によって違う)。何でこんなに高いのか、サッパリわからない。いや、ホントはわかる。悲しいかな。人は事の是非よりも印象に左右されるのだ。

・3月11日のスペイン列車テロから3ヶ月以上経つ。結果、イラクからの撤退を公約に掲げたサパテロ政権が誕生し、公約通りにイラクから撤退した。スペインは小泉さん言うところの「テロに屈した」わけだ。しかしその後、スペイン人を狙ったテロや脅迫が世界中で頻発してるとは、寡聞にして知らないのだが、小生の勉強不足か。

6月15日の日記

2004年6月15日
追記。どうやら今日の裁判を多数の報道関係者も傍聴していた模様。来週第一の山がくると予想する。

小泉首相が訴えられている件でどの新聞テレビが報道するか、多少の期待とともに待っていた。今日発売の『フラッシュ』には出ていたが、大マスコミは朝日と日経がちょろっとネットで出して終わり。まあ予想はしてたが。宗男氏、真紀子氏、辻本氏、イラク元人質諸氏、弱そうな人、落ち目の人はプライバシーから過去の経歴まで世間の好奇の目にさらし、ガンガン叩いていたくせに。どうやら「表現の自由」は、弱い者いじめするときのみ適用されるようだ。事の真偽は分からない。彼の釈明通りデタラメなのかもしれない。しかし裁判が行われていることは事実だ。それすら報道しないメディアは「官報垂れ流し」と言われても仕方がないだろう。

・あの山崎拓氏がBlogを始めていた! 早速トラックバックを見ると……。

ーーー
「慙愧に耐えない過去は忘れよう」・・
「いやな思いでは箱に入れて流しましょう」・
私の座右の銘です。
タクさんも心機一転、政治の透明化とより良い意見を
発表してください。
ーーー

嫌みとしか思えん(笑)。

6月14日の日記

2004年6月14日
・明日発売のフラッシュに出るようだ。

・6月11日に書いた件、「ハッキリ書け。タコ」というお便りを何通か頂きました。嘘です。そんな手紙一通も来ません。が、今日の国会質疑で民主党が小泉首相にその件を質問したようで、動揺している様子がテレビで見られたとか。掲示板情報ですからホントかどうか分かりませんが。新聞テレビのサイトを見ましたが、証拠がないからまだどこも報じてない。やはり木曜の文春、新潮を待つしかないか。

・知人との間で釣り部を発足させることが決まった。現在参加メンバーは3名。主に海釣りで鯖などを狙う。釣った魚はその場でおろして食べる。将来的には黒鯛なども狙う予定。問題は海釣りを誰もやったことがないことだ。読者の皆様の中に漁師の方がいらっしゃいましたら、アドバイスいただけると嬉しいです。

6月12日の日記

2004年6月12日
えー、ちなみに小生は、バカサイ常連投稿者の20円氏とは、まったくの別人であります。氏のネタの面白さはかねてより尊敬しておりますが、この日記のタイトルは財布の中に20円しかなかったことから来ていることを発表しておきます。ちなみに好みのタイプの女性はたれ目の人です。お総菜ではきんぴらが好きです。

酒飲んで寝ます。

6月11日の日記

2004年6月11日
追記。個人的に、来週発売の週刊誌に注目してます。うーむ。ホントかなあ。過去に文藝春秋、ダカーポ、週刊ポストがさりげなく匂わせているのが、気になる。ホントだったら年金未納どころの騒ぎじゃない。

日常雑記。昨日後輩の男と二人で繁華街で飲んだ。店を出たら、通行人の男にいきなり「○○さんじゃないですか!」と声をかけられた。大学のサークルの後輩、菊地だった。恐ろしいほどの偶然である。「どうしてここにいるんですか」「いやーちょっと引っ越してな」。今度飲もうと約束して別れた。日本は、本当にせまい。その後、地元のヒップホップバーで飲む。23歳アフロバーテンが最近同棲していた彼女と別れたそうで、出会い系サイトでもやってみようかと悩んでいた。するとカウンターにいた若い沖縄出身の男性が「絶対やめた方がいい」と断言した。「どうしてですか。何か痛い目にあったんですか?」とバーテン。「最悪ですよ」と語った彼によると、半年前までつきあっていた彼女とは出会い系サイトで知り合ったとのこと。「つきあってすぐにやばい人だって分かったんですけどね」「どんな風に?」「多重人格なんですよ。急に男の人格になったりして、低い声で『お前の前世はカマキリだ』とか言うんですよ。後から聞いてもその間の記憶がないみたいで」「うえー!ホント?」「最後の頃はリストカットするわ包丁もって向かってくるわ、いまは笑って言えますけど、当時は僕の頭がおかしくなるかと思いましたわ」「そりゃたいへんだったね……」。爆笑しながら聞いていたが、まさに「人生いろいろ」である。それにしても「お前の前世はカマキリだ」はひどいと思った。

6月10日の日記

2004年6月10日
追記。今度は真面目に。

八木啓代さんという歌手の時事評論がとても鋭くて分かりやすい。MONOLOGUEの項を見ると、こういう人に政治家や評論家になってもらいたいと思うくらいだ。
http://www.nobuyoyagi.jp/japanese.htm
「たんなる愚かさから発せられる強硬論ほど、しかし、現実を見たくない、というか、現実を把握する能力のない、もっと愚かな連中の耳には快く響く。一時的に、自分は強くて、かっこいいという錯覚に浸れるからだ。」
まさに至言。それらの連中のせいで、このまま自衛隊は多国籍軍に参加し、恐らく新たな死者が出るだろう。戦後60年間、一人も軍隊から死者を出さなかった、そして一人も殺さなかった日本の世界に誇るべき歴史は、いま終わろうとしている。

それに比べ、某さるさる日記のドイツ在住「ジャーナリスト」女史の文章なんかを読むと、それが毎日5千アクセスもあることに暗澹としてくる。人質事件で「誰でもジャーナリストを名乗れる」と言っていた人がいるが、まさにその通りで、近所のオバサン(失礼!)レベルの言説の人でも名乗れるという見本のような文章。関心がある人は探してください。その人、人質事件のとき散々自作自演を煽っておいて、5月29日の日記に言い訳を書いているのだが、何の論理性もなく失笑を禁じ得ない。

女子プロレスラー、神取忍氏を自民党が候補に擁立。
http://www.asahi.com/politics/update/0610/001.html

我がジオン党にも欲しい人材ですね。むかしから泡沫候補とかタレント議員が大好きです。湾岸戦争のときなんて、アントニオ猪木がイラクに乗り込み日本人人質(人間の盾として使われてた)を救出したりして、バカにしたもんじゃない。単純におもしろがってるだけなんですけどね。

ついでに、今後立候補していただきたい人材を考えました。

木村拓哉:ぜひ外交をやって欲しい。ハンサム外交。そんだけ。
見栄晴:主婦層の人気を集めるのは間違いない。防衛庁長官にして次官にえなりかずきを任命。ムチャクチャ弱そうだ。
獣神サンダーライガー:サスケ同様にマスクをとれ、という声はあがるでしょうが。
ドクター中松:すでに立候補してましたけどね。選挙カーから流れる「ドクター中松のテーマ曲」がすごかった。
藤原紀香:これはありうる。アフガンの写真を国連アナン総長に渡したりしてるし、本人の政治意欲も高いと見た。ぜひキムタクと共に外交やってほしい。胸元開いたドレスで。
杉本彩:こないだ深夜テレビ見てたらですね。この人が出てきましてね。吉本芸人と飯食ってるだけなんですけど。カメラがずっと胸を写してるんですよ。35歳ですけどね。僕的にはありだな、と思いました。何の話だ。

「もてない男」対談。オモロイ。
http://www.meiji.ac.jp/bungaku/special/01.html

6月9日の日記

2004年6月9日
追記。

小泉首相「多国籍軍参加へ」。ブッシュ大統領「日本は常任理事国入りすべきだ」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040609-00000003-yom-pol
民主は撤退要求路線に。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040608-00000759-jij-pol

ブッシュ政権が日本を常任理事国入りさせる目的は、国連をアメリカの政策にお墨付きを与える機関に変えたい意向があるからだろう。「派遣前は反対だったけどせっかく行ったんだからがんばって欲しい」「常任理事国入りは名誉」という付和雷同的な世論が小泉政権を後押しすると予想される。民主党の撤退要求は、残念ながら遅すぎた感が否めない。

昨夜地元の若者飲み屋で24歳店長と床屋政談する。
店長「○○さん、社会保険庁って訴えられないんですかね。あいつら詐欺師ですよ。年金の計画ムチャクチャじゃないですか」
「ムリだろ。年金計画立てたときは経済成長が続くってみんな思ってたんだから。訴えても勝てない」
「政治家最悪ですよ。僕が立候補したいくらいですよ」
「おお。してくれ。自民も民主もどうしようもないってみんな思ってるから、うまくいきゃあ当選するわ。党の名前何にする?」
「ジオン党に決まってるじゃないですか。公約で『ザクを1機作ります』って宣言します」
「わはは。おもろい。少なくとも俺は投票する。ザク見たい」
「僕の周りの奴もガンダム好きですから多分行けますよ」

そんなわけでジオン党が立候補したらみなさんお願いします。

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