今日の日記
2004年1月28日新しい街で、居心地の良いバーを探して彷徨している。
昨日入った店は、客が誰もおらず、
ドアを開けると店主が1人壁掛けダーツに興じていた。
とりあえず生ビールを頼む。
二杯目のアーリーロックを3分の2ほど干したところで、
若いサラリーマン3人が入ってきた。
なんとなく『西遊記』を連想させる3人だった。
「オレはビール」「オレも」と猪八戒、孫悟空が頼んだところで、
沙悟浄に似たメガネのモテなさそうな男がこういった。
「マスター!このオリジナルカクテルっての
頼んますわ。名前は、そうやなあ。『熊谷スペシャル』で!」
「なんやそれ。どんなカクテルや」と孫悟空。
「オレ失恋したばっかりやんか。こう、なんちゅうか甘酸っぱくて癒し系の
やつ頼みます。いろいろ作ってもらって、その中で熊谷スペシャルを決めるねん」
「じゃあ、フランボワーズで作りましょうか」
「ふ、フランソワ?」
「あほか。どこのフランス人やねん」と猪八戒。
「キイチゴのことですよ」
「ああ、生のイチゴね」
「ぶわっはっは。木イチゴや。漢字ちゃうわ」
「ああ、はいはいはい、昔よう食うてました」
「どこで」
「えーあそこや。山ちゃんとこ」
「お好み焼き屋に木苺あるかいな」
やがてカクテルが出てきた。
「これや!これこそ熊谷スペシャルや」
「良かったなあ。一杯目で完成して」
「マスター、そしたら次は『チャレンジャー熊谷』ってカクテル作って」
俺はこの街が好きになりそうだ。
昨日入った店は、客が誰もおらず、
ドアを開けると店主が1人壁掛けダーツに興じていた。
とりあえず生ビールを頼む。
二杯目のアーリーロックを3分の2ほど干したところで、
若いサラリーマン3人が入ってきた。
なんとなく『西遊記』を連想させる3人だった。
「オレはビール」「オレも」と猪八戒、孫悟空が頼んだところで、
沙悟浄に似たメガネのモテなさそうな男がこういった。
「マスター!このオリジナルカクテルっての
頼んますわ。名前は、そうやなあ。『熊谷スペシャル』で!」
「なんやそれ。どんなカクテルや」と孫悟空。
「オレ失恋したばっかりやんか。こう、なんちゅうか甘酸っぱくて癒し系の
やつ頼みます。いろいろ作ってもらって、その中で熊谷スペシャルを決めるねん」
「じゃあ、フランボワーズで作りましょうか」
「ふ、フランソワ?」
「あほか。どこのフランス人やねん」と猪八戒。
「キイチゴのことですよ」
「ああ、生のイチゴね」
「ぶわっはっは。木イチゴや。漢字ちゃうわ」
「ああ、はいはいはい、昔よう食うてました」
「どこで」
「えーあそこや。山ちゃんとこ」
「お好み焼き屋に木苺あるかいな」
やがてカクテルが出てきた。
「これや!これこそ熊谷スペシャルや」
「良かったなあ。一杯目で完成して」
「マスター、そしたら次は『チャレンジャー熊谷』ってカクテル作って」
俺はこの街が好きになりそうだ。
今日の日記
2004年1月13日ご無沙汰です。なんだか忙しくて書けなかったです。引っ越したらネットにつながらなくなった。
あれだな。たまに外出先のビルのトイレがウォシュレットだったりするとうれしいな。なんかこう、気持ちまでキレイに洗われる感じというかな。でもな。たまに「お尻」のボタンを押すとマックスパワーでお湯が直撃するときがあるな。「ウハイヨッ!」とか叫びたくなるな。つうか叫んだよ今日。ちょっと体内に入ったな。お湯が。みんなも経験あるだろ? あれはきっと、「ウォシュレットフリーク」みたいなおっさんがその前に使ってたんだな。多分、痔だなその人。
そんなことはどうでもいい。
連休。
友人の小説家(作品はまだない)から電話があった。
「俺や。いまこっちや。飲むぞ」
つーわけで飲んだ。
焼肉屋で、生ビール3杯、マッコリ一本、眞露2本、店を出て餃子屋で生2杯、俺んちの近くのバーでウィスキーロック3杯飲んだ。
へべれけになって腕相撲をした。10回やって10回俺が勝った。
店を出たら、そいつが「くそう。ええ気になるなよ。俺とお前と、本気でやったらどっちが強いか確かめようやないか」と言って、自転車を押している俺に頭突きをしてきた。
「あいた!」と驚いたが、猛烈に腹が立ったので(酔っ払ってるし)、「なんじゃこのひょっとこっ!」と蹴りを入れたら、奴の股間に、パカーンと入った。
「あ。ごめん」
(股間を押さえながら)「糞!貴様コロス!くらえジャンボ鶴田直伝のチョップ」
のどにチョップをくらった。路上で乱闘になった。ローキックを入れたら、延髄斬りをくらった。そいつは昔からプロレスマニアなので、腕ひしぎ逆十字を決められた。カップルが通りかかって「警察よびましょか」と聞かれた。笑顔で腕を決められながら「あ、大丈夫です。遊んでるだけなんで」と答えたが、本気で折ろうとしてきたので、タップした。その後、プロレスごっこ(本気)は俺のマンションに場所を移し、2時間続いた。
翌朝。
体中が痛くて目が覚めた。腕に歯型があった。チョークスリーパーで絞め落とそうとしたところ、本気で噛み付かれたのだ。体があざだらけだ。よろぼい起きて、別の知人と会う。地元に戻り、ジムに入会した。入会手続きの順番を待っている間に奴から電話があった。
「俺や」
「おう」
「体中が痛い。お前本気で掌底入れたやろ。あごががくがくいってるわ。それと、財布とめがねを無くした。最悪や」
「俺もぼろぼろや。ところでお前、いつ帰ったの」
「朝や。近所の市場みたいなとこでトラックの運ちゃんに乗せてもらった」
「あ、そう」
「俺のめがね知らんか」
「知らん」
「くそう」
「めがね、めがねって、やっさんかお前は」
「まあ、ええわ。もう酒は二度と飲まん。世話になった。またな」
結局、財布は警察に届けられたが、めがねは無いままだった。平均的な三十前の男の休日なんでしょうか。
リリー・フランキー『マムシのanan』読。面白い。女子は読むべし。
あれだな。たまに外出先のビルのトイレがウォシュレットだったりするとうれしいな。なんかこう、気持ちまでキレイに洗われる感じというかな。でもな。たまに「お尻」のボタンを押すとマックスパワーでお湯が直撃するときがあるな。「ウハイヨッ!」とか叫びたくなるな。つうか叫んだよ今日。ちょっと体内に入ったな。お湯が。みんなも経験あるだろ? あれはきっと、「ウォシュレットフリーク」みたいなおっさんがその前に使ってたんだな。多分、痔だなその人。
そんなことはどうでもいい。
連休。
友人の小説家(作品はまだない)から電話があった。
「俺や。いまこっちや。飲むぞ」
つーわけで飲んだ。
焼肉屋で、生ビール3杯、マッコリ一本、眞露2本、店を出て餃子屋で生2杯、俺んちの近くのバーでウィスキーロック3杯飲んだ。
へべれけになって腕相撲をした。10回やって10回俺が勝った。
店を出たら、そいつが「くそう。ええ気になるなよ。俺とお前と、本気でやったらどっちが強いか確かめようやないか」と言って、自転車を押している俺に頭突きをしてきた。
「あいた!」と驚いたが、猛烈に腹が立ったので(酔っ払ってるし)、「なんじゃこのひょっとこっ!」と蹴りを入れたら、奴の股間に、パカーンと入った。
「あ。ごめん」
(股間を押さえながら)「糞!貴様コロス!くらえジャンボ鶴田直伝のチョップ」
のどにチョップをくらった。路上で乱闘になった。ローキックを入れたら、延髄斬りをくらった。そいつは昔からプロレスマニアなので、腕ひしぎ逆十字を決められた。カップルが通りかかって「警察よびましょか」と聞かれた。笑顔で腕を決められながら「あ、大丈夫です。遊んでるだけなんで」と答えたが、本気で折ろうとしてきたので、タップした。その後、プロレスごっこ(本気)は俺のマンションに場所を移し、2時間続いた。
翌朝。
体中が痛くて目が覚めた。腕に歯型があった。チョークスリーパーで絞め落とそうとしたところ、本気で噛み付かれたのだ。体があざだらけだ。よろぼい起きて、別の知人と会う。地元に戻り、ジムに入会した。入会手続きの順番を待っている間に奴から電話があった。
「俺や」
「おう」
「体中が痛い。お前本気で掌底入れたやろ。あごががくがくいってるわ。それと、財布とめがねを無くした。最悪や」
「俺もぼろぼろや。ところでお前、いつ帰ったの」
「朝や。近所の市場みたいなとこでトラックの運ちゃんに乗せてもらった」
「あ、そう」
「俺のめがね知らんか」
「知らん」
「くそう」
「めがね、めがねって、やっさんかお前は」
「まあ、ええわ。もう酒は二度と飲まん。世話になった。またな」
結局、財布は警察に届けられたが、めがねは無いままだった。平均的な三十前の男の休日なんでしょうか。
リリー・フランキー『マムシのanan』読。面白い。女子は読むべし。
今日の日記
2004年1月3日正月は何してたかというと。
・姪っ子と爆竜戦隊アバレンジャーごっこ。
・姪っ子と仮面ライダーファイズごっこ。
・「たのしい幼稚園」付録、ジャンピングネオアバレンオーの作成。
・ゴム動力で風船のネオアバレンオーが飛び出す、という仕組み。2分で壊される。
・俺の知らぬ間に見合い話が2件進行。ほっといてくれ。
・「命」「石に泳ぐ魚」「魚が見た夢」柳美里、「半落ち」横山秀夫、「旅する巨人」佐野眞一読。
それにしても、いまの特撮ヒーローものはすごい。仮面ライダーファイズがとくに気に入った。
・姪っ子と爆竜戦隊アバレンジャーごっこ。
・姪っ子と仮面ライダーファイズごっこ。
・「たのしい幼稚園」付録、ジャンピングネオアバレンオーの作成。
・ゴム動力で風船のネオアバレンオーが飛び出す、という仕組み。2分で壊される。
・俺の知らぬ間に見合い話が2件進行。ほっといてくれ。
・「命」「石に泳ぐ魚」「魚が見た夢」柳美里、「半落ち」横山秀夫、「旅する巨人」佐野眞一読。
それにしても、いまの特撮ヒーローものはすごい。仮面ライダーファイズがとくに気に入った。
今日の日記
2003年12月31日いやあ、今年もいろいろありました。
はええなあ。あっというまに年末だよ。
来年の今頃もこの日記を書いているのか、
全くわからないが、とりあえず、
みなさんあけましておめでとう。
曙対ボブサップについては、多くを語るまい。
酒のんで寝ます。
来年もよろしく。
はええなあ。あっというまに年末だよ。
来年の今頃もこの日記を書いているのか、
全くわからないが、とりあえず、
みなさんあけましておめでとう。
曙対ボブサップについては、多くを語るまい。
酒のんで寝ます。
来年もよろしく。
今日の日記
2003年12月29日ご無沙汰です。
怒濤のような二週間であった。新居も決まり、落ち着く。無駄に広いマンションである。大家のおばちゃんがいい感じだった。イチゴを2パック持っていった。引っ越し先でも銭湯に行った。東京だと1000円するサウナが、プラス130円で入れた。すばらしい。食い物がうまい。
怒濤のような二週間であった。新居も決まり、落ち着く。無駄に広いマンションである。大家のおばちゃんがいい感じだった。イチゴを2パック持っていった。引っ越し先でも銭湯に行った。東京だと1000円するサウナが、プラス130円で入れた。すばらしい。食い物がうまい。
今日の日記
2003年12月16日俺が今度すむ街で、数年前に結婚し居を構えている高校時代の友人、エイジと連絡がとれた。「俺今度そっち行くから」「何しに」「仕事や」「くるな」「お前久しぶりに俺に会えて嬉しいとかないのか。嫁さんの友達紹介しようとか」「絶対いやや。でもお前がこっち来たら便利やな。終電逃したらお前の家に行けばいいし」「くるな」なんて会話をした。
こいつは、高校時代、俺の高校のイケメン代表のように近隣の女子高生に思われていて、自転車通学する姿を見ては「今日エイジ君見ちゃった〜!」などと噂されていたという、まことにもって腹立たしい男なのだが、3年間一緒に過ごした朋友である。
そういえば、こいつが高校の冬休み明けに、俺に電話してきて「休み明けにお前にビッグニュースがあるよ」というから何だと思ってたら、登校した途端部活の顧問に呼び出されたことがあった。「休み中エイジが体育教官室に深夜忍び込んで、教師が隠し持ってたカップラーメンを勝手に食ってたところを警察につかまった」とそこで知らされた。
多分、あっちに行ったら奴と飲むことになるだろう。また書きます。
こいつは、高校時代、俺の高校のイケメン代表のように近隣の女子高生に思われていて、自転車通学する姿を見ては「今日エイジ君見ちゃった〜!」などと噂されていたという、まことにもって腹立たしい男なのだが、3年間一緒に過ごした朋友である。
そういえば、こいつが高校の冬休み明けに、俺に電話してきて「休み明けにお前にビッグニュースがあるよ」というから何だと思ってたら、登校した途端部活の顧問に呼び出されたことがあった。「休み中エイジが体育教官室に深夜忍び込んで、教師が隠し持ってたカップラーメンを勝手に食ってたところを警察につかまった」とそこで知らされた。
多分、あっちに行ったら奴と飲むことになるだろう。また書きます。
今日の日記
2003年12月15日■わざわざ新幹線に乗って、マンションの下見に行って、3軒見て回って、ステキに広い部屋があったのでそこに決めて、契約書書いて、手付け金置いて、翌日東京に戻ってきたら、さっき不動産屋の営業の兄ちゃんから電話があった。「すみません…。あの部屋、昨日の午前中に別の人が決めちゃってました」だと。ワハハハ。ダハハハハ。普段は、温厚篤実で春の木漏れ日のように穏やかで優しい人柄と自他共に認めるワタクシですが、久しぶりに、本格的に、徹底的に、ぶちキレましたね。「何しに行ったと思ってんねんこのアホンダラ! 部屋見ないで借りろちゅうんかワレ! 絶対に今日中にあそこより条件がすべて良くて家賃が安いところを5軒ピックアップしろや! 写真もメールで送れ!」と指示した。最初からドラマチックな展開である。どうなることか。乞うご期待。って余裕くれてる場合じゃない。
今日の日記
2003年12月12日引越しの連絡をした途端、二名の女子から告白される(分かってるだろうけど、自慢である)。どうせなら、もう少し早く言ってくれ。俺はフーテンの寅だ。あばよ。
今日の日記
2003年12月11日政治経済云々について書いてない今日この頃。書く気が起きない。レジスタンスとパルチザンとテロリストの違いは何だ。俺は、たまたま2003年の日本に生きていて、銃をとる必要もなく、平穏無事に毎日を過ごしている。たまたまね。
今日の日記
2003年12月10日引越し先を決めなければならない。見知らぬ土地のマンションの間取り図を眺めるのは、なんて楽しいんだろう。そうだ。俺はどちらかというと環境の変化が大好きな人間だったのだ。自分が、飽きっぽい性格であったことを思い出した。よくもまあ、ひとつところに十年も住んだもんだ。
友人たちに東京を離れることを告げる。あっという間に終わった。誰か一人くらい、よよ、と泣き崩れて「行かないで…」とか言ってくれればドラマチックなのだが、現実は常にあっさりしている。清算しなきゃならないのは、レンタルビデオの延滞料くらいだ。
今日、久々に銭湯に行った。寒かったからだ。新しい土地でも、まず最初の休日は、近くの銭湯を探そうと思う。ひとっ風呂浴びた後で、感じのいい飲み屋で一杯やるのだ。わくわくするな。
引っ越すことを告げると、みんな「おお!おめでとう。遊びに行くよ」というが、ホントに来てくれるのだろうか。二年間奈良に赴任していた友人が「一人もこなかった…」と嘆いていたのを思い出した。みんな、来たら連絡してね。おごります。相当、旨い店紹介します。店の探検くらいしか休日はやることなさそうだし。友達、いないし。
と、思ったら、高校時代の部活の友人が向こうで結婚して新居を構えていることを思い出す。連絡してみるが、茶髪(多分)のヤンキー兄ちゃん(多分)が出て、「ちがうよ」の一言で終わる。エイジくーん、万が一、この日記を読んでたら、連絡ください。俺、近々そっちに行きます。
寝ます。
友人たちに東京を離れることを告げる。あっという間に終わった。誰か一人くらい、よよ、と泣き崩れて「行かないで…」とか言ってくれればドラマチックなのだが、現実は常にあっさりしている。清算しなきゃならないのは、レンタルビデオの延滞料くらいだ。
今日、久々に銭湯に行った。寒かったからだ。新しい土地でも、まず最初の休日は、近くの銭湯を探そうと思う。ひとっ風呂浴びた後で、感じのいい飲み屋で一杯やるのだ。わくわくするな。
引っ越すことを告げると、みんな「おお!おめでとう。遊びに行くよ」というが、ホントに来てくれるのだろうか。二年間奈良に赴任していた友人が「一人もこなかった…」と嘆いていたのを思い出した。みんな、来たら連絡してね。おごります。相当、旨い店紹介します。店の探検くらいしか休日はやることなさそうだし。友達、いないし。
と、思ったら、高校時代の部活の友人が向こうで結婚して新居を構えていることを思い出す。連絡してみるが、茶髪(多分)のヤンキー兄ちゃん(多分)が出て、「ちがうよ」の一言で終わる。エイジくーん、万が一、この日記を読んでたら、連絡ください。俺、近々そっちに行きます。
寝ます。
今日の日記
2003年12月8日人が書いた文章を読むのは、難しい。昨日、つくづくそう思った。作家修行中の友人が書いた原稿を、居酒屋で、そいつを前にして読むはめになったのだ。
「おい。最初に言っておくことがある。重箱の隅をつつくような指摘はいくら言ってもいいが、何でもいいから、最後は、褒めてくれ。俺はこれ書くのに6日かかったんや。全否定されたら、お前と絶交するしかない」
「絶交って……、久々に聞く単語だな」
「本気や。じつはもう二人、絶交した。そのウチ一人は『つまらん』言いよったから、殴り合いになった」
「中上健次かお前は」
「だからお前も、俺と絶交したくなかったら、褒めろ」
そんなこんなで読んだ。いくらも指摘したい箇所が出てくるのだが、さすがに目の前にいる書いた本人に、ずけずけとは言いにくい。でも何かは言わなければならない。その加減が難しい。
「この『雑巾のような腐敗臭』は『牛乳を拭いて三日たった雑巾』にした方がいいんじゃねえかな」
「おお!そうやな。そうしよう。さすがやなお前は」
「だろ?(良かった…怒らせなかった)。それから、これ、一人称の小説で、主人公がアホの浪人生って設定だけど、アホな浪人生は『無機的で白っぽい部屋はサナトリウムのようだ』なんて表現しねえだろ」
「……ちゃうねん、お前は分かってない。こいつは努力ができないアホなんよ。ええから最後まで読め!」
「(ああ、怒ってる)わ、わかったよ」
という具合。絶交は何とか免れた。で、酔っぱらって「俺も小説書いてみようかな」と言ったら、こう返された。
「俺はなあ、最近やっと分かってきたんや。サッカー選手はな。試合中、グラウンドの中で『オレ、何でこんな球、追いかけ回してんやろ。ええ年してるのに、アホちゃうか』とか思わへんやろ。必死でボール追いかけるやんか。『何で』とか考えずに。小説も同じなんや。死んでもゴールを目指すって努力して、ふとした拍子にゴールが決まるから、見てて、読んでて感動するんや。お前が書いてる日記なんて、サッカーに例えたら、中学時代サッカー部だったおっさんが、いきなりJリーグの試合に出て、恥ずかしがってオタオタしてるようなもんや」
そうかもなあ、と納得した。
「おい。最初に言っておくことがある。重箱の隅をつつくような指摘はいくら言ってもいいが、何でもいいから、最後は、褒めてくれ。俺はこれ書くのに6日かかったんや。全否定されたら、お前と絶交するしかない」
「絶交って……、久々に聞く単語だな」
「本気や。じつはもう二人、絶交した。そのウチ一人は『つまらん』言いよったから、殴り合いになった」
「中上健次かお前は」
「だからお前も、俺と絶交したくなかったら、褒めろ」
そんなこんなで読んだ。いくらも指摘したい箇所が出てくるのだが、さすがに目の前にいる書いた本人に、ずけずけとは言いにくい。でも何かは言わなければならない。その加減が難しい。
「この『雑巾のような腐敗臭』は『牛乳を拭いて三日たった雑巾』にした方がいいんじゃねえかな」
「おお!そうやな。そうしよう。さすがやなお前は」
「だろ?(良かった…怒らせなかった)。それから、これ、一人称の小説で、主人公がアホの浪人生って設定だけど、アホな浪人生は『無機的で白っぽい部屋はサナトリウムのようだ』なんて表現しねえだろ」
「……ちゃうねん、お前は分かってない。こいつは努力ができないアホなんよ。ええから最後まで読め!」
「(ああ、怒ってる)わ、わかったよ」
という具合。絶交は何とか免れた。で、酔っぱらって「俺も小説書いてみようかな」と言ったら、こう返された。
「俺はなあ、最近やっと分かってきたんや。サッカー選手はな。試合中、グラウンドの中で『オレ、何でこんな球、追いかけ回してんやろ。ええ年してるのに、アホちゃうか』とか思わへんやろ。必死でボール追いかけるやんか。『何で』とか考えずに。小説も同じなんや。死んでもゴールを目指すって努力して、ふとした拍子にゴールが決まるから、見てて、読んでて感動するんや。お前が書いてる日記なんて、サッカーに例えたら、中学時代サッカー部だったおっさんが、いきなりJリーグの試合に出て、恥ずかしがってオタオタしてるようなもんや」
そうかもなあ、と納得した。
今日の日記
2003年12月7日引越しをすることになった。
愛着のかけらも無い部屋なので、さしたる感慨も無いのだが、困るのが本の処理である。かれこれ10年間、この部屋に住んできた。年間、300冊本を買ったとして、ざっと三千冊の本がある。
全部ブックオフに売っぱらおうかな、とも思ったが、買い取り価格は一冊10円くらいだろう。三万円か。だいたい、俺が買う本が、古本屋で一冊100円くらいの本ばかり、年間100冊買ったとしても、1万円。読書とは、なんと安い趣味なのだろうとも思うが、それなりに思い出のある本ばかりで、未読の本もたくさんあるし、売るのはしのびない。
実家に送ろうか、とも考えた。でも送っちまったら読まないだろうなあ。
仕方ないから、本は全部引越し先に送る。まあ、いいや。
今日、作家の友人に会った。文○界の最終選考に残ったらしい。「お前のために一本短編を書いてきた」とのことで読んでみた。酔っ払った若造が、居酒屋でオヤジにカンチョーする描写が面白かった。
寝ます。
愛着のかけらも無い部屋なので、さしたる感慨も無いのだが、困るのが本の処理である。かれこれ10年間、この部屋に住んできた。年間、300冊本を買ったとして、ざっと三千冊の本がある。
全部ブックオフに売っぱらおうかな、とも思ったが、買い取り価格は一冊10円くらいだろう。三万円か。だいたい、俺が買う本が、古本屋で一冊100円くらいの本ばかり、年間100冊買ったとしても、1万円。読書とは、なんと安い趣味なのだろうとも思うが、それなりに思い出のある本ばかりで、未読の本もたくさんあるし、売るのはしのびない。
実家に送ろうか、とも考えた。でも送っちまったら読まないだろうなあ。
仕方ないから、本は全部引越し先に送る。まあ、いいや。
今日、作家の友人に会った。文○界の最終選考に残ったらしい。「お前のために一本短編を書いてきた」とのことで読んでみた。酔っ払った若造が、居酒屋でオヤジにカンチョーする描写が面白かった。
寝ます。
今日の日記
2003年12月6日久々に個人的掲示板として。
友人の皆様へ
近々、重大発表があります。といっても結婚とかじゃないから安心してくれ。それとみんなにとっては心からどうでもいいことだと思うので、心配する必要も皆無。たまに凹むときはあるけれど、人生は、おもしろいもんだ。
友人の皆様へ
近々、重大発表があります。といっても結婚とかじゃないから安心してくれ。それとみんなにとっては心からどうでもいいことだと思うので、心配する必要も皆無。たまに凹むときはあるけれど、人生は、おもしろいもんだ。
今日の日記
2003年12月4日寒い。
冬である。
だからどうした、と言われれば返す言葉もないが、そういえば、よろしこ、って誰も言ってないな、明日は後輩の男に仕事についてしこたま注意したあと、「よろしこっ!」と言って満面の笑みを浮かべながら、タップダンスを踊ろう、と思いつつ、寝ます。リンクしてくれた方、ありがとう。眠いのとよっぱらたので寝ます。また明日。
一応よんだ本。
楢山節考 深沢七郎 おもろい。すばらしい。姥捨て山の話。
藤沢周「陽炎の。」おもろい。失業保険の話。明日はわが身か。
保坂和志「この人の閾」おもろい。読めばいい。
以上。眠い。
冬である。
だからどうした、と言われれば返す言葉もないが、そういえば、よろしこ、って誰も言ってないな、明日は後輩の男に仕事についてしこたま注意したあと、「よろしこっ!」と言って満面の笑みを浮かべながら、タップダンスを踊ろう、と思いつつ、寝ます。リンクしてくれた方、ありがとう。眠いのとよっぱらたので寝ます。また明日。
一応よんだ本。
楢山節考 深沢七郎 おもろい。すばらしい。姥捨て山の話。
藤沢周「陽炎の。」おもろい。失業保険の話。明日はわが身か。
保坂和志「この人の閾」おもろい。読めばいい。
以上。眠い。
今日の日記
2003年12月1日■雨ばかり降っている。3日連続だ。3日間で4本ビニル傘を買った。土曜は訪問先に忘れた。帰りに新しい傘を買って、電車に乗り込み、「高円寺純情物語」(ねじめ正一)を読んでいたら、夢中になってしまった。電車を降り、文庫を持ちながら改札を出たところで、電車の中に傘を置いてきたことに気づいた。つまり、一日で2本なくした。多分バカなんだと思う。俺は東京に出てきてから間違いなく500本はビニル傘を買っている。メンチカツが食いたい。
今日の日記
2003年11月28日一週間が早すぎる。電光のように過ぎ去っていく感じだ。
・素樹文生「旅々オートバイ」読。オートバイで旅に出たくなる。免許無いけど。
・日常を生きていると、よく次のような言葉に出くわします。腹立ち紛れに傾向と対策を書きます。反感買いそうだなあ。でも書く。
「体調が悪いんで……」
→ほとんどの場合、大ウソです。単にめんどくさいか、かったるいかのどっちかです。ホントに病気だったら「盲腸になりました」「足を複雑骨折しました」とか言うはず。この言葉を聞いたら、ふ〜ん、としげしげと相手の顔色をのぞきこみ、「お大事に」とクールに言い放って、連絡を断ちましょう。
「いやー忙しくて……」
→これも百パーセントウソ。翻訳すると「あっやべ、やってなかった(言われて初めて気づいた)。でもまあ大したことじゃねえよな。つうか忙しいんだよ俺は。お前の相手をするほどヒマじゃねえんだ。みそ汁で顔洗って出直してきやがれ」です。にぎりっぺをしてやりましょう。
「とっても不安です……」
→この言葉は“脅迫”なので要注意です。言い換えれば「おい、分かってんだろうな。俺が期待してることが。不眠不休でやれよ。俺はこれから合コン行くけど。お前はちゃんと仕事しろ。やんなかったら殴る蹴るの暴行を加えます」という意味です。塩をまきましょう。
チッキショー。俺も「不安です」とか誰かに言いたいぜ。
・素樹文生「旅々オートバイ」読。オートバイで旅に出たくなる。免許無いけど。
・日常を生きていると、よく次のような言葉に出くわします。腹立ち紛れに傾向と対策を書きます。反感買いそうだなあ。でも書く。
「体調が悪いんで……」
→ほとんどの場合、大ウソです。単にめんどくさいか、かったるいかのどっちかです。ホントに病気だったら「盲腸になりました」「足を複雑骨折しました」とか言うはず。この言葉を聞いたら、ふ〜ん、としげしげと相手の顔色をのぞきこみ、「お大事に」とクールに言い放って、連絡を断ちましょう。
「いやー忙しくて……」
→これも百パーセントウソ。翻訳すると「あっやべ、やってなかった(言われて初めて気づいた)。でもまあ大したことじゃねえよな。つうか忙しいんだよ俺は。お前の相手をするほどヒマじゃねえんだ。みそ汁で顔洗って出直してきやがれ」です。にぎりっぺをしてやりましょう。
「とっても不安です……」
→この言葉は“脅迫”なので要注意です。言い換えれば「おい、分かってんだろうな。俺が期待してることが。不眠不休でやれよ。俺はこれから合コン行くけど。お前はちゃんと仕事しろ。やんなかったら殴る蹴るの暴行を加えます」という意味です。塩をまきましょう。
チッキショー。俺も「不安です」とか誰かに言いたいぜ。
今日の日記
2003年11月27日朝刊で中国残留孤児の人達が、日本に親族を探しに来日するという記事を見る。実はウチのオヤジも満州からの引き上げ組である。敗戦のどさくさの中、帰国船に乗り込もうとしたとき、4歳のオヤジはお気に入りの長靴を待合室に忘れたことに気づいた。で、親から離れて、一人でその靴を取りに戻った。振り返ったときに子どもがいないことに気づいたオヤジのお袋は、半狂乱になって子どもを捜した。幸い、オヤジは見つかって、長靴が取り戻せないことに泣きわめきながらも、船に無事に乗り込むことができたそうだ。
もしも、オヤジがそのときにはぐれていたら、俺はこの世に存在しないわけである。人の良い中国人の夫婦に拾われれば、オヤジも中国で結婚し、子どもをもうけ、「半分の俺」が今頃中国にいるのかもしれないが。
そんなわけで残留孤児の記事には見入ってしまう。今はもう皆、六十過ぎの老人だが、少年少女時代の写真は、たいへん可愛らしい。たまたま彼らを拾った中国の人が、何の縁もゆかりもないのに大切に育てたらしいことが、晴れ着姿の写真から想像できる。
−−
牛タンのテリーヌ、赤ピーマンのムースと赤葡萄酒二杯、麦酒一杯を食った。二千円。誰かこの店に行ってやってくれ。つぶれるかもしれん。
読書。
チャールズ・ブコウスキー「勝手に生きろ!」。
「人を好きになったことはある?」
「恋愛なんて、ちゃんと現実を生きてる人がするもんだ」
んが。現実はともかく「ちゃんと」生きるのが難しい。しわが無いワイシャツを着るとか。
ほかに、角川春樹事務所の「長田弘詩集」と「町田康詩集」を読む。
町田康詩集の「こぶうどん」と「国恥記念日」に笑った。
「こぶうどん」は、立ち食いうどん屋のバイト店員が、うどん屋に入ってきた愚鈍な女が食券を買って注文する仕組みが分からないのに腹を立てて葱切包丁で殺す話。「国恥記念日」はディズニーランド(多分)で鼠と家鴨のへらへら笑いに我慢がならなくなった男が切れてやめさせようとするが群集に乱暴される話。ちきしょう。「ちょうちゃく」と打ったら「兆着」しか出やがらねえ。ATOKのあほんだらが。この説明の五億倍は面白いので読んでくれ。寝ます。
もしも、オヤジがそのときにはぐれていたら、俺はこの世に存在しないわけである。人の良い中国人の夫婦に拾われれば、オヤジも中国で結婚し、子どもをもうけ、「半分の俺」が今頃中国にいるのかもしれないが。
そんなわけで残留孤児の記事には見入ってしまう。今はもう皆、六十過ぎの老人だが、少年少女時代の写真は、たいへん可愛らしい。たまたま彼らを拾った中国の人が、何の縁もゆかりもないのに大切に育てたらしいことが、晴れ着姿の写真から想像できる。
−−
牛タンのテリーヌ、赤ピーマンのムースと赤葡萄酒二杯、麦酒一杯を食った。二千円。誰かこの店に行ってやってくれ。つぶれるかもしれん。
読書。
チャールズ・ブコウスキー「勝手に生きろ!」。
「人を好きになったことはある?」
「恋愛なんて、ちゃんと現実を生きてる人がするもんだ」
んが。現実はともかく「ちゃんと」生きるのが難しい。しわが無いワイシャツを着るとか。
ほかに、角川春樹事務所の「長田弘詩集」と「町田康詩集」を読む。
町田康詩集の「こぶうどん」と「国恥記念日」に笑った。
「こぶうどん」は、立ち食いうどん屋のバイト店員が、うどん屋に入ってきた愚鈍な女が食券を買って注文する仕組みが分からないのに腹を立てて葱切包丁で殺す話。「国恥記念日」はディズニーランド(多分)で鼠と家鴨のへらへら笑いに我慢がならなくなった男が切れてやめさせようとするが群集に乱暴される話。ちきしょう。「ちょうちゃく」と打ったら「兆着」しか出やがらねえ。ATOKのあほんだらが。この説明の五億倍は面白いので読んでくれ。寝ます。
ディズニーシーと俺
2003年11月25日アニマさん
メッセージありがとうございます。読んでいただいてたとは! いや、トンデモナイです。こちらこそ楽しみにしており、夢の話には衝撃を受けました。アイスのハズレ棒のような日記ですが今後も宜しくお願いします。
連休
■吉田修一『日曜日たち』読。都市生活者たちの日曜日を描いた物語。もう少し、情けない日曜日を期待していたのだが。
情けない日曜日とは。
例えば、若い男がレンタルビデオを借りに行く。面白かった映画の続編を借りた。ところが家に帰って見てみたら、同じビデオを2回借りちゃったことに気づき(以下略)。
■そんなわけで連休は自分の住んでる街から一歩も出なかった。まったく若者らしくない。死ぬまでに、一度はディズニー・シーに行ってみたいものである。
あ。行けばいいのか。
つうわけで、今度ディズニー・シーに行ってきます。早速「ディズニーシーをきわめる!」というサイトで見所を調べた(ネットって便利!)。クリスマスホリデー・イン・ニューヨークとかいうのをやってるらしい。何だか分からないけど、楽しそうだ。メディトレーニアン・ハーバーには、トランジットスチーマーラインというのがあって、ロストリバーデルタ行きの船が出港しているそうだ。書いてて何が何だかサッパリわからんが、夢の国だからね。きっと素晴らしいに違いない。しかもオススメ度は☆三つだよ。「備考 景色がとてもキレイです。思わず見とれて船から落ちないように!(笑」だそうだ。落ちそうだな〜オレ。しかも、酒も飲めるときてるし。店で飲むと高そうだからワンカップを持っていこう。行きの電車の中でもう酔っちゃったりしてね(笑)。寒いだろうから、ボアつきの作業着を着て(昔たけしが着てたやつ)新聞紙を腹に巻いていこう。写るんですも持っていって、通りすがりの親切そうなカップルに、ミッキーの肩を抱いてるところを撮ってもらうんだ。帰りは、パレードを見てから、ミッキーの帽子を被って帰ることにする。楽しみだなあ。一人だけど。
■本日はもずく酢を食った。
メッセージありがとうございます。読んでいただいてたとは! いや、トンデモナイです。こちらこそ楽しみにしており、夢の話には衝撃を受けました。アイスのハズレ棒のような日記ですが今後も宜しくお願いします。
連休
■吉田修一『日曜日たち』読。都市生活者たちの日曜日を描いた物語。もう少し、情けない日曜日を期待していたのだが。
情けない日曜日とは。
例えば、若い男がレンタルビデオを借りに行く。面白かった映画の続編を借りた。ところが家に帰って見てみたら、同じビデオを2回借りちゃったことに気づき(以下略)。
■そんなわけで連休は自分の住んでる街から一歩も出なかった。まったく若者らしくない。死ぬまでに、一度はディズニー・シーに行ってみたいものである。
あ。行けばいいのか。
つうわけで、今度ディズニー・シーに行ってきます。早速「ディズニーシーをきわめる!」というサイトで見所を調べた(ネットって便利!)。クリスマスホリデー・イン・ニューヨークとかいうのをやってるらしい。何だか分からないけど、楽しそうだ。メディトレーニアン・ハーバーには、トランジットスチーマーラインというのがあって、ロストリバーデルタ行きの船が出港しているそうだ。書いてて何が何だかサッパリわからんが、夢の国だからね。きっと素晴らしいに違いない。しかもオススメ度は☆三つだよ。「備考 景色がとてもキレイです。思わず見とれて船から落ちないように!(笑」だそうだ。落ちそうだな〜オレ。しかも、酒も飲めるときてるし。店で飲むと高そうだからワンカップを持っていこう。行きの電車の中でもう酔っちゃったりしてね(笑)。寒いだろうから、ボアつきの作業着を着て(昔たけしが着てたやつ)新聞紙を腹に巻いていこう。写るんですも持っていって、通りすがりの親切そうなカップルに、ミッキーの肩を抱いてるところを撮ってもらうんだ。帰りは、パレードを見てから、ミッキーの帽子を被って帰ることにする。楽しみだなあ。一人だけど。
■本日はもずく酢を食った。
個室ビデオがある理由をはじめて知った。
2003年11月24日酔っ払ったので事実のみ淡々と記述します。
えーと。土曜は結婚式3次会に出た。新郎は90キロから125キロになってた。嫁さんは多分3分の1位の体重だったと思う。かわいかった。野郎どもに「最初に見に行った映画は何だーっ」と聞かれて、嫁さんが「スターウォーズ?」と言ったら、だんなが「ちげーよ!聞いてねえよ!誰だよそれっ」と言ってたのが笑えた。1年半前にアイドルみたいな女の子と結婚した同級生の男が、泥酔しながら「俺ははじめて個室ビデオってのがある理由がわかった。お前、嫁さんがいたらエロビデオが見られねえんだぞ」と深刻な表情で言っていたのがこれまた笑えた。結婚するのもたいへんだ。野郎が40人、女子が4人くらい(嫁さん含む)というどうしようもない3次会で、しかも野郎がほとんどアメフト、ラグビー出身者という汗臭さ200%の飲み会だった。久しぶりに一気コールを聞いた。俺は仕事で疲れてたこともあり、急激に流し込んだウィスキー水割りが脈打ちながら脳をめぐり始めていたので、新郎が床と水平なゲロを吹き出している脇を、「じゃあな!幸せに!」といって駆け抜けて帰った。あまりに急いで走ったから、駅の前にある噴水に、それと気づかず飛び込んでズボンと靴がびしょぬれになった。苦虫を噛み潰したような顔で、ズボンがびしょぬれのまま電車に乗った。ほかの乗客に、頭がおかしな人だと思われたと思う。こんな毎日だ。
えーと。土曜は結婚式3次会に出た。新郎は90キロから125キロになってた。嫁さんは多分3分の1位の体重だったと思う。かわいかった。野郎どもに「最初に見に行った映画は何だーっ」と聞かれて、嫁さんが「スターウォーズ?」と言ったら、だんなが「ちげーよ!聞いてねえよ!誰だよそれっ」と言ってたのが笑えた。1年半前にアイドルみたいな女の子と結婚した同級生の男が、泥酔しながら「俺ははじめて個室ビデオってのがある理由がわかった。お前、嫁さんがいたらエロビデオが見られねえんだぞ」と深刻な表情で言っていたのがこれまた笑えた。結婚するのもたいへんだ。野郎が40人、女子が4人くらい(嫁さん含む)というどうしようもない3次会で、しかも野郎がほとんどアメフト、ラグビー出身者という汗臭さ200%の飲み会だった。久しぶりに一気コールを聞いた。俺は仕事で疲れてたこともあり、急激に流し込んだウィスキー水割りが脈打ちながら脳をめぐり始めていたので、新郎が床と水平なゲロを吹き出している脇を、「じゃあな!幸せに!」といって駆け抜けて帰った。あまりに急いで走ったから、駅の前にある噴水に、それと気づかず飛び込んでズボンと靴がびしょぬれになった。苦虫を噛み潰したような顔で、ズボンがびしょぬれのまま電車に乗った。ほかの乗客に、頭がおかしな人だと思われたと思う。こんな毎日だ。