今日の日記
2003年11月22日昨夜は2時まで仕事した。一区切りがついたので、引き上げて、近くのバーでビールを3杯飲む。隣に座っていたサラリーマンの男二人組が、泥酔して口論していた。営業マンらしく訪問件数がどうのこうの最初は言っていたが、そのうち、好きな同僚の女に電話しろ、いやお前がしろとかギャーギャー言っていて、うるせえなあ、と思っていたら、二人揃ってイスごとひっくり返った。酔っぱらいっつうのはホントはた迷惑な存在だ(自分は置いとく)。で、帰宅。寝る。今日は仕事後、友人の結婚式二次会だ。そいつは高校の時から身長185センチ、体重90キロの巨漢で、どこで買ったのかとんと見当もつかぬ巨大なジーパンをいつも履いていた。俺達が高校の屋上で煙草を吸っていると、ヌッと現れ、むんずとジーパンのポケットから自分で握ったおにぎりを取り出しわさわさ食っていた。左右のポケットに一つずつ入っていたと記憶する。俺の家まで30キロくらいを自転車で来て(バス代がもったいないから)、途中ですっころび、頭から流血しながら笑顔でお袋が作ったカレーを食っていた記憶もある。奴も結婚か。最近ほんとに多いね。金がない。誰かメシ奢ってくれ。
今日の日記
2003年11月21日■さすがに22時間労働はこたえるね。朝の7時半に帰宅。気絶したように寝て、起きたらテレビにタモリが。平日の笑っていいともを久々に見た。宮地真央がゲストで、愛くるしい笑顔だなあ、と思った。ファンクラブに入りたくなった。で、また仕事に向かう。いったい終わりはあるのか。
■一人の人間が処理できる仕事のキャパシティを超えてるぜ、と泣き言を言いたくなるが、考えてみれば、入社一年目のころに「うわあ、たいへんだ!」とか思っていたことが、3年目には日常茶飯事になり、5年目には表情ひとつ変えなくなり、いまでは心に波風も立たなくなった。
■で、「SWITCH」の沢木耕太郎特集を読む。中に年表があって、『深夜特急』の旅をしていたのは、27歳から28歳にかけてだということを知る。あの本を初めて読んだのは19歳のときだった。読後「俺も27歳までにユーラシア大陸を横断しよう」と思ったのに、いつの間にかそのときの沢木耕太郎より年をとってしまった。少し悲しい。でも元気。仕事すっか。
■一人の人間が処理できる仕事のキャパシティを超えてるぜ、と泣き言を言いたくなるが、考えてみれば、入社一年目のころに「うわあ、たいへんだ!」とか思っていたことが、3年目には日常茶飯事になり、5年目には表情ひとつ変えなくなり、いまでは心に波風も立たなくなった。
■で、「SWITCH」の沢木耕太郎特集を読む。中に年表があって、『深夜特急』の旅をしていたのは、27歳から28歳にかけてだということを知る。あの本を初めて読んだのは19歳のときだった。読後「俺も27歳までにユーラシア大陸を横断しよう」と思ったのに、いつの間にかそのときの沢木耕太郎より年をとってしまった。少し悲しい。でも元気。仕事すっか。
今日の日記
2003年11月20日いま家に帰ってきた。
自宅の近くで、無言で抱き合っているカップルを目撃。
「元シブガキ隊のモックンが自伝を出すとしたら、
『モックンロール』って題がいいな」と
考えながら通り過ぎた。
寝ます。
自宅の近くで、無言で抱き合っているカップルを目撃。
「元シブガキ隊のモックンが自伝を出すとしたら、
『モックンロール』って題がいいな」と
考えながら通り過ぎた。
寝ます。
一枚の写真に
2003年11月19日脳が焦げるほど忙しい。
昼飯なに食ったかな、と思い出そうとしたのに、浮かばない。
あ、シャケ弁当だ。
最近その人のことばっかり考えている人から、電話があって、嬉しい。男なのが悲しい。
いつものように、電車の中で折りたたんだ新聞を
読んでいたら、ある写真に釘付けになった。
男が一人、上半身裸で、ゆらり、と立っている。
網点が荒いので、顔の表情までは見えないが、
どこかに幼さを残している。
だが、肩から胸にかけての筋肉は、獰猛な肉食獣の
ように盛り上がり、腹は獲物が収まる
のを待っているかのように、削げ落ちている。
長い髪を無造作に白い布で束ね、ベルボトムの
ジーンズを履いた姿は、まるで古代の戦士のようだ。
男は、作家・花村萬月が15歳のときの姿だった。
どのような状況で撮られた写真なのかはわからない。
が、写真を見て、しびれるくらいかっこいいと
思ったのは久々だった。
「百万遍 青の時代」というその自伝。
15歳の肖像写真に、突き刺さるような衝撃を受けた。
今日は書店に行けなかったが、必ず読もうと思う。
昼飯なに食ったかな、と思い出そうとしたのに、浮かばない。
あ、シャケ弁当だ。
最近その人のことばっかり考えている人から、電話があって、嬉しい。男なのが悲しい。
いつものように、電車の中で折りたたんだ新聞を
読んでいたら、ある写真に釘付けになった。
男が一人、上半身裸で、ゆらり、と立っている。
網点が荒いので、顔の表情までは見えないが、
どこかに幼さを残している。
だが、肩から胸にかけての筋肉は、獰猛な肉食獣の
ように盛り上がり、腹は獲物が収まる
のを待っているかのように、削げ落ちている。
長い髪を無造作に白い布で束ね、ベルボトムの
ジーンズを履いた姿は、まるで古代の戦士のようだ。
男は、作家・花村萬月が15歳のときの姿だった。
どのような状況で撮られた写真なのかはわからない。
が、写真を見て、しびれるくらいかっこいいと
思ったのは久々だった。
「百万遍 青の時代」というその自伝。
15歳の肖像写真に、突き刺さるような衝撃を受けた。
今日は書店に行けなかったが、必ず読もうと思う。
今日の日記
2003年11月18日六時半起床。仕事。いまに至る。
はっ。日記が終わってしまった。何か書くことがないか、ひねり出そうと考えるが、ない。
無性に鍋が食いたくなり、帰り道にしょうむない
居酒屋で、カキの味噌鍋(二人前)を一人で食す。
旨くもまずくもない。カキ入り味噌汁、というのが
一番近い。で、ビールで流し込んでたら、
一年前に辞めた同期の男から電話。着信があって
すぐ切れた。仕方ないのでこちらから
かけ直した。
「おう」
「よう」
「何やってんの」
「メシ食ってた」
「何食ってんの」
「カキ鍋」
「あ。そう」
「何だよ」
「いや。吐きそうなんよ」
「拾ったもの食ったんか」
「ちゃうわ。恋わずらいや」
「あ。そう」
「何や、もっと感動せえや」
「へえ。恋ねえ」
「ちょっとお前に相談しよう思てな」
「まかせろ」
「お前のおごりで今度会おうや」
「何で相談乗るのに俺のおごりなんだよ」
「俺、無職やぞ。電話代ももったいないから
ワンギリしたんや」
「しょうがねえな」
「ホンマ胸が苦しいわ」
「あ。そう」
「あ。そうてお前なんかほかに言うことないんか」
「無い」
「まあええわ。じゃ今週末。じゃあな」
といって電話が切れた。
こいつは、酔っ払うと他人に親愛の情を示そうとして、頭突きをする癖があった。
聞いたところによると、合コンで一言も
話さず、泥酔して、好みの女の子に思いっきり
頭突き。女子全員が激怒して帰ったことも
あったらしい。
そいつが恋わずらいか。楽しみである。
はっ。日記が終わってしまった。何か書くことがないか、ひねり出そうと考えるが、ない。
無性に鍋が食いたくなり、帰り道にしょうむない
居酒屋で、カキの味噌鍋(二人前)を一人で食す。
旨くもまずくもない。カキ入り味噌汁、というのが
一番近い。で、ビールで流し込んでたら、
一年前に辞めた同期の男から電話。着信があって
すぐ切れた。仕方ないのでこちらから
かけ直した。
「おう」
「よう」
「何やってんの」
「メシ食ってた」
「何食ってんの」
「カキ鍋」
「あ。そう」
「何だよ」
「いや。吐きそうなんよ」
「拾ったもの食ったんか」
「ちゃうわ。恋わずらいや」
「あ。そう」
「何や、もっと感動せえや」
「へえ。恋ねえ」
「ちょっとお前に相談しよう思てな」
「まかせろ」
「お前のおごりで今度会おうや」
「何で相談乗るのに俺のおごりなんだよ」
「俺、無職やぞ。電話代ももったいないから
ワンギリしたんや」
「しょうがねえな」
「ホンマ胸が苦しいわ」
「あ。そう」
「あ。そうてお前なんかほかに言うことないんか」
「無い」
「まあええわ。じゃ今週末。じゃあな」
といって電話が切れた。
こいつは、酔っ払うと他人に親愛の情を示そうとして、頭突きをする癖があった。
聞いたところによると、合コンで一言も
話さず、泥酔して、好みの女の子に思いっきり
頭突き。女子全員が激怒して帰ったことも
あったらしい。
そいつが恋わずらいか。楽しみである。
ちびまること沢木耕太郎
2003年11月17日昨夜は22時まで仕事をした後、帰宅。
近くのワインバーで豚すね肉のアルザス風煮込みなどを食した。家に帰りさあ、寝ようとした刹那、携帯が鳴る。
会社の同僚が近くに来ており、帰れないからお前もつきあえ、とのこと。結局、朝4時まで飲む。
本日は、目覚めたらすでに夜になっていた。テレビをつける。ぴーひゃらぴーひゃら、ちびまるこがやっていた。
目覚めたら すでに日曜 終わりかけ
パッパパラリラ。シャワーを浴び、都内某所へ出かける。仕事で知り合った人3人と会食。楽しかった。
沢木耕太郎「無名」を読む。
「何物か」になることを望まぬ人生もまたあり。まるこのおじいさんのようになりたい。
近くのワインバーで豚すね肉のアルザス風煮込みなどを食した。家に帰りさあ、寝ようとした刹那、携帯が鳴る。
会社の同僚が近くに来ており、帰れないからお前もつきあえ、とのこと。結局、朝4時まで飲む。
本日は、目覚めたらすでに夜になっていた。テレビをつける。ぴーひゃらぴーひゃら、ちびまるこがやっていた。
目覚めたら すでに日曜 終わりかけ
パッパパラリラ。シャワーを浴び、都内某所へ出かける。仕事で知り合った人3人と会食。楽しかった。
沢木耕太郎「無名」を読む。
「何物か」になることを望まぬ人生もまたあり。まるこのおじいさんのようになりたい。
今日の日記
2003年11月14日■会社の個人物置があまりに乱雑なんで、全部取り出して要らないものを捨てた。ほとんど紙ゴミなんだけど、まあ、次から次へと出るわ出るわ。この2ヶ月くらいの間に、45リットル入りゴミ袋二つ分の仕事をした。奥からカップラーメンが出てきたので、鋭い目で辺りを見回し、『あとで湯をかけて食おう』と思った。昼飯はドトールでパンを食った。夜飯はラーメンを食った。町田康が日記で「ラーメンとは食った後に釈然としない食い物だ」みたいなことを書いていて、その通りだと思った。今度、手作り弁当でも作ったろうかしらん。梅干しが食いたい。
■たまに電車や道で出くわす、目から尋常じゃない光を放ちながらブツブツ言ってる人のような気持ちで、毎日この日記を書いていますが、何となく、最近微かにモテてるような気がする。
■気がするだけ。
■たまに電車や道で出くわす、目から尋常じゃない光を放ちながらブツブツ言ってる人のような気持ちで、毎日この日記を書いていますが、何となく、最近微かにモテてるような気がする。
■気がするだけ。
今日の日記
2003年11月13日■昼飯は、代官山のセレクトショップに併設のカフェで、トマトとモツァレラチーズのパニーニを、むさぼり食った。
■いま家に帰ってきた。12時32分。夜飯は、生ハムとパルミジャーノのサラダ、裏メニューの牛ほほ肉とブロッコリーのパスタ、赤ワイン二杯、生ビールグラスを飲む。しめて2760円。今日は、客が俺一人しかいなかった。
■そういえばここ数年、猿股を買ってない。日常の生活において、「あ、今日、パンツ買わなきゃ」って思うことがない。年に数回、帰省するたびに、お袋が買い置きしてくれているパンツで、間に合うからだ。俺は、三十近いのに、いまだにお袋に買ってもらった猿股で過ごしているのだ。「のだ」って威張るほどのことじゃないが。
■寝ます。
■いま家に帰ってきた。12時32分。夜飯は、生ハムとパルミジャーノのサラダ、裏メニューの牛ほほ肉とブロッコリーのパスタ、赤ワイン二杯、生ビールグラスを飲む。しめて2760円。今日は、客が俺一人しかいなかった。
■そういえばここ数年、猿股を買ってない。日常の生活において、「あ、今日、パンツ買わなきゃ」って思うことがない。年に数回、帰省するたびに、お袋が買い置きしてくれているパンツで、間に合うからだ。俺は、三十近いのに、いまだにお袋に買ってもらった猿股で過ごしているのだ。「のだ」って威張るほどのことじゃないが。
■寝ます。
今日の日記
2003年11月12日古い友人から「酒飲もう」というメールがきた。その文末に。
> ついでに一言。
> 一人でメシ、一人で人体博覧会。
> 一人でいることに慣れてしまってませんか。
>
> イカンです、イカン傾向です。
たしかにイカン。が、慣れきってしまった。そんなとき、知人から「2chの独身男性板が笑える」と聞いて、覗いてみた(ちなみに普段はあまり見ない。2ch自体は好きでも嫌いでもない)。そしたら以下のようなスレが…。
「どうせモテないしガンプラ作ろうぜ」
「どうせモテないし民主党応援しようぜ」
「俺らがモテない理由について考える」
「あぁ、俺ってモテないんだぁ…と思う瞬間」
「妹の手帳を勝手に見てしまった」
「アイフルの新お姉さんに萌えるスレ」
「お前ら、クリスマスはもういいとして大晦日は?」
「どうでもいい・全てあきらめた・ダラダラしよう」
涙が…。ちょっと真面目に努力しよう、と思った。
> ついでに一言。
> 一人でメシ、一人で人体博覧会。
> 一人でいることに慣れてしまってませんか。
>
> イカンです、イカン傾向です。
たしかにイカン。が、慣れきってしまった。そんなとき、知人から「2chの独身男性板が笑える」と聞いて、覗いてみた(ちなみに普段はあまり見ない。2ch自体は好きでも嫌いでもない)。そしたら以下のようなスレが…。
「どうせモテないしガンプラ作ろうぜ」
「どうせモテないし民主党応援しようぜ」
「俺らがモテない理由について考える」
「あぁ、俺ってモテないんだぁ…と思う瞬間」
「妹の手帳を勝手に見てしまった」
「アイフルの新お姉さんに萌えるスレ」
「お前ら、クリスマスはもういいとして大晦日は?」
「どうでもいい・全てあきらめた・ダラダラしよう」
涙が…。ちょっと真面目に努力しよう、と思った。
今日の日記
2003年11月11日■昼飯はお茶の水にある、「山の上ホテル」の食堂でミートソーススパゲティを食った。千円也。作家がカンヅメになるホテルとしてよく知られている。足を踏み入れたのは初めてであった。落ち着いた雰囲気ながら格式張っておらず気に入る。何より安い。
■ここのところ、高校・大学時代の友人に会う機会が度々あり「友が皆我より偉く見ゆる日よ」などと石川啄木のような心境になることが多いが、その中でも驚嘆したのは、○○隊の精鋭部隊に配属されたAの話だ。
「正直な話、行きそうなんですよね。イ○○」
「え! そうなの。やっぱ」
「うーん。あんま言えないんですけどね。やっぱ時A隊にもショボイ奴と精鋭がいるワケですよ。で、行くなら多分、精鋭なんですけどね。ガハハ。いや、まだ分かんないですよ」
などと物騒なことを言っていた。その物腰、偉丈夫ぶりたるや『コマンドー』におけるA・シュワルツェネッガーのごとし。
○○クで何を守るのかはよくワカランが、奴には無事に帰ってきて欲しいものである。
で、彼から「いやあ携帯電話とか、コメ軍に筒抜けですよ。コンピュータが自動でキーワードを聞き取りますからね。ワッハッハ」なんて聞いたので、こんな文章に。コワイ世の中だ。
■ここのところ、高校・大学時代の友人に会う機会が度々あり「友が皆我より偉く見ゆる日よ」などと石川啄木のような心境になることが多いが、その中でも驚嘆したのは、○○隊の精鋭部隊に配属されたAの話だ。
「正直な話、行きそうなんですよね。イ○○」
「え! そうなの。やっぱ」
「うーん。あんま言えないんですけどね。やっぱ時A隊にもショボイ奴と精鋭がいるワケですよ。で、行くなら多分、精鋭なんですけどね。ガハハ。いや、まだ分かんないですよ」
などと物騒なことを言っていた。その物腰、偉丈夫ぶりたるや『コマンドー』におけるA・シュワルツェネッガーのごとし。
○○クで何を守るのかはよくワカランが、奴には無事に帰ってきて欲しいものである。
で、彼から「いやあ携帯電話とか、コメ軍に筒抜けですよ。コンピュータが自動でキーワードを聞き取りますからね。ワッハッハ」なんて聞いたので、こんな文章に。コワイ世の中だ。
今日の日記
2003年11月10日古本屋にて。
泉昌之『小説 中華そば「江ぐち」〜アクマとタクヤのラーメン屋』(新潮OH!文庫)を買う。150円。
三鷹にある、昨今の「グルメラーメン」とは真逆に位置しそうな、どうってことないラーメン屋について、勝手にまるごと一冊書き綴った本だ。3人の店員に、アクマ・タクヤ・オニガワラというあだ名をつけ、アクマはきっとカラオケでムード歌謡を唱う、とか、タクヤは昔、そうとうワルだった、とか妄想がえんえん書いてあるだけなんだが、その「中学生感覚」がたまらない。
今度、三鷹に行って、同店名物の「竹の子そば」を食ってこようと思う。
試しにグーグルで、
「江ぐち 三鷹」と入れたら、201件も出てきた。
ほかに。
『迷惑旅行』山口瞳
『菜の花物語』椎名誠 を買う。
各100円。
計350円。
古本って、安いね。
泉昌之『小説 中華そば「江ぐち」〜アクマとタクヤのラーメン屋』(新潮OH!文庫)を買う。150円。
三鷹にある、昨今の「グルメラーメン」とは真逆に位置しそうな、どうってことないラーメン屋について、勝手にまるごと一冊書き綴った本だ。3人の店員に、アクマ・タクヤ・オニガワラというあだ名をつけ、アクマはきっとカラオケでムード歌謡を唱う、とか、タクヤは昔、そうとうワルだった、とか妄想がえんえん書いてあるだけなんだが、その「中学生感覚」がたまらない。
今度、三鷹に行って、同店名物の「竹の子そば」を食ってこようと思う。
試しにグーグルで、
「江ぐち 三鷹」と入れたら、201件も出てきた。
ほかに。
『迷惑旅行』山口瞳
『菜の花物語』椎名誠 を買う。
各100円。
計350円。
古本って、安いね。
今日の日記
2003年11月9日11時30分起床。洗濯、掃除。
昼飯は近くの中華料理屋でしょうが焼き定食。
今日は総選挙だ。投票に行こうかな、と思うが、
投票用紙を探すのがめんどくさかったので、やめる。
普段えらそうなことを書いてるのにこんなもんだ。すみません。
自然気胸で入院した、友人の見舞いに行く。
池袋からバスで15分ほどの病院だ。
なにも手土産を持っていなかったので、
下の自動販売機で缶コーヒーを2缶買った。
会社に送られてきた、発売日前の映画雑誌があったので、それも持っていった。
肺に穴が開いてるというのに、普段とぜんぜん変わらぬ様子で安心した。わき腹にチューブがつながっているのを見せてくれ「改造人間」と笑っていたが、体を動かすとやはり痛いらしい。若い看護婦(いまは看護士か)さんに、痛み止めをくれませんか、といったところ、座薬を打たれたそうだ。
「シチュエーションによっちゃあ、楽しそうな体験だな」
「それどころじゃねえよ。痛くて」
なんて会話をした。
病室の窓から、東京の町並みが見渡せたが、
「どっちの方角かわかんねえんだよ」
と言っていた。
コーヒーを飲み終え、じゃあ、と帰った。
早く良くなるといい。
地元に戻り、一ヶ月ぶりにジムへ行った。
ここのところ、日曜もなんだかんだ用事が入り、
サボっていた。
5キロを時速13.5キロのペースで走ったら、
10分で息切れし、15分で死にそうになって
ストップした。明らかになまっていた。毎週、また来よう。
昨夜は、某広告会社につとめる友人と、
某アパレルショップのプレスをしている後輩の女性と、渋谷で飯を食った。
友人の男と会うのは1年半ぶりくらいだった。
会うなり「痩せたなあ」と言われ、
俺は「太ったなあ」と言った。
88キロあった体重が、81キロに減ったそうで、
太ったといわれたことがショックだったらしい。
俺の体重は、高校生のときから61、2キロで、
変わってない。が、最近久しぶりに会う人には
ほとんど「痩せた?」と聞かれる。
頬がこけたのかもしれない。
もっぱら会話は、肥満と中年病と仕事の話だった。
いつの間にか、こうして、オヤジになっていくんだな、と思った。
ジムで運動した後、実家に電話した。
おふくろが出て、元気でやってるよ、と話した。
「彼女はできたかい」と聞かれたから、
「見合いでもあったら今度は会うよ」と言ったところ、しばらく言葉につまっていた。これまですべて断っていたからか。かえって余計な心配をさせてしまったかもしれない。
しかし、うちの両親が本気を出したら、
それこそ束のように見合いの写真を持ってきそうで、それもまた恐ろしい。
そんなことがあった土日でした。寝ます。
昼飯は近くの中華料理屋でしょうが焼き定食。
今日は総選挙だ。投票に行こうかな、と思うが、
投票用紙を探すのがめんどくさかったので、やめる。
普段えらそうなことを書いてるのにこんなもんだ。すみません。
自然気胸で入院した、友人の見舞いに行く。
池袋からバスで15分ほどの病院だ。
なにも手土産を持っていなかったので、
下の自動販売機で缶コーヒーを2缶買った。
会社に送られてきた、発売日前の映画雑誌があったので、それも持っていった。
肺に穴が開いてるというのに、普段とぜんぜん変わらぬ様子で安心した。わき腹にチューブがつながっているのを見せてくれ「改造人間」と笑っていたが、体を動かすとやはり痛いらしい。若い看護婦(いまは看護士か)さんに、痛み止めをくれませんか、といったところ、座薬を打たれたそうだ。
「シチュエーションによっちゃあ、楽しそうな体験だな」
「それどころじゃねえよ。痛くて」
なんて会話をした。
病室の窓から、東京の町並みが見渡せたが、
「どっちの方角かわかんねえんだよ」
と言っていた。
コーヒーを飲み終え、じゃあ、と帰った。
早く良くなるといい。
地元に戻り、一ヶ月ぶりにジムへ行った。
ここのところ、日曜もなんだかんだ用事が入り、
サボっていた。
5キロを時速13.5キロのペースで走ったら、
10分で息切れし、15分で死にそうになって
ストップした。明らかになまっていた。毎週、また来よう。
昨夜は、某広告会社につとめる友人と、
某アパレルショップのプレスをしている後輩の女性と、渋谷で飯を食った。
友人の男と会うのは1年半ぶりくらいだった。
会うなり「痩せたなあ」と言われ、
俺は「太ったなあ」と言った。
88キロあった体重が、81キロに減ったそうで、
太ったといわれたことがショックだったらしい。
俺の体重は、高校生のときから61、2キロで、
変わってない。が、最近久しぶりに会う人には
ほとんど「痩せた?」と聞かれる。
頬がこけたのかもしれない。
もっぱら会話は、肥満と中年病と仕事の話だった。
いつの間にか、こうして、オヤジになっていくんだな、と思った。
ジムで運動した後、実家に電話した。
おふくろが出て、元気でやってるよ、と話した。
「彼女はできたかい」と聞かれたから、
「見合いでもあったら今度は会うよ」と言ったところ、しばらく言葉につまっていた。これまですべて断っていたからか。かえって余計な心配をさせてしまったかもしれない。
しかし、うちの両親が本気を出したら、
それこそ束のように見合いの写真を持ってきそうで、それもまた恐ろしい。
そんなことがあった土日でした。寝ます。
今日の日記
2003年11月8日■左上のところに家マークがついてる人がうらやましくてうらやましくて。
いいなあ、俺もプロフィールとか作りたいなあ、と思いましてね。
どうやったら作れんの?と、「簡単プロフィール」みたいのを見たら、すごい簡単に作れるのね。
で、やってみた。
「好きなブランドは?」
しばらく考えて、
「ジャスコ」。
「カラオケで歌う曲は?」
「グローブにおけるマーク・パンサーのパート」。
「好きな香水は?」
「アンメルツヨコヨコ」。
とかね。
書き終えて、銀行に金を下ろしにいった。
ATMに並んでる間に「全然面白くねえ」と思って。
戻って、全部消した。
プロフィールが、書けない。
俺は、ダメだ。
いいなあ、俺もプロフィールとか作りたいなあ、と思いましてね。
どうやったら作れんの?と、「簡単プロフィール」みたいのを見たら、すごい簡単に作れるのね。
で、やってみた。
「好きなブランドは?」
しばらく考えて、
「ジャスコ」。
「カラオケで歌う曲は?」
「グローブにおけるマーク・パンサーのパート」。
「好きな香水は?」
「アンメルツヨコヨコ」。
とかね。
書き終えて、銀行に金を下ろしにいった。
ATMに並んでる間に「全然面白くねえ」と思って。
戻って、全部消した。
プロフィールが、書けない。
俺は、ダメだ。
今日の日記
2003年11月6日■朝から一日中、探し物をしている。確実にどっかには在るはずのものが、ナイ。在りそうなところは全て探した。在りそうに無いところ(キッチンのクレンザーが入ってる棚とか)も探した。なのに、ナイ。
考えてみれば、俺は社会人になってから、いつも探し物をしている気がする。人生のうち、起きてる時間の15%くらいは、間違いなく何かを探してた時間だ。
もしかして、人生って探し物の連続なのかもしれないな
↑カッコよくない?
それとは関係ないが、俺には昔から夢がある。
聞きたい?しょうがないな。秘密だぞ。
まず自分がちっちゃくなる(3ミリくらいの大きさ)。そして、小さなシャベルとかヘラを持つ。で、自分の耳の穴の中に入って行き、耳掃除をするのだ。
「お!大物発見!隊長、ヘラで行きます」なんつってね。気持ち、いいだろうなあ。
ともかく、探し物が見つからない。誰か見つけてくれたらメシおごります。
■週末の結婚式二次会にて(つづき)。
この日記を読んでくれてる友人の女性から、先日の「某俳優氏と俺が似ている説」の件で、深刻なクレームを受ける。「ていうか、私、毎週『ヤンキー母校に帰る』を見てるんだけど」と微かに涙目で訴えられた。ごめんよ、S。反省しました。俺が竹野内に似てるわけじゃない。竹野内が俺に似てるんだ。『ヤンキー母校に帰る』を見る度に俺を思いだしてくれ。
↑物凄い抗議が予想されるな。
■昼飯はカレーウドンを食った。
考えてみれば、俺は社会人になってから、いつも探し物をしている気がする。人生のうち、起きてる時間の15%くらいは、間違いなく何かを探してた時間だ。
もしかして、人生って探し物の連続なのかもしれないな
↑カッコよくない?
それとは関係ないが、俺には昔から夢がある。
聞きたい?しょうがないな。秘密だぞ。
まず自分がちっちゃくなる(3ミリくらいの大きさ)。そして、小さなシャベルとかヘラを持つ。で、自分の耳の穴の中に入って行き、耳掃除をするのだ。
「お!大物発見!隊長、ヘラで行きます」なんつってね。気持ち、いいだろうなあ。
ともかく、探し物が見つからない。誰か見つけてくれたらメシおごります。
■週末の結婚式二次会にて(つづき)。
この日記を読んでくれてる友人の女性から、先日の「某俳優氏と俺が似ている説」の件で、深刻なクレームを受ける。「ていうか、私、毎週『ヤンキー母校に帰る』を見てるんだけど」と微かに涙目で訴えられた。ごめんよ、S。反省しました。俺が竹野内に似てるわけじゃない。竹野内が俺に似てるんだ。『ヤンキー母校に帰る』を見る度に俺を思いだしてくれ。
↑物凄い抗議が予想されるな。
■昼飯はカレーウドンを食った。
今日の日記
2003年11月4日先日の結婚式。三次会も終了し、高校時代の悪友だけで深夜、渋谷の居酒屋で飲んだ。そのときに話に出た、青春時代のエピソード。
俺の友人D、S、Cが、22,3歳のころの話だ。
3人が久々に集まって、麻雀でも打とう、ということになった。
しかし、面子が一人足りない。
そこで、Sの予備校の友人を呼びだそうということになった。
ただ呼んでも面白くない。Sは痩せぎすの男だが、DとCは体がイカつい。
「Dが刑務所から仮出所したばかりのヤクザって設定にしよう。名前はスガワラね。
そんでCはヤク中でスガワラの舎弟ってことにしよう」と決まった。
やがてやってきた予備校生。当時、Cが乗っていたボロ車に乗りこむ。
Dがいきなり予備校生にメンチを切った。
「誰だテメー! 殺されてえのか!」
「まあまあスガワラさん! 俺の友人すから。安心してくださいよ」とS。
「ポリじゃねえのか。おうおうおうおう!スマキにすんぞコラァ」
「違いますって。この人、今日出所してきたばっかで気が立ってるからさ。とりあえず、座席だと危ないから、トランクに乗ってくれ」と言って、ワンボックスカーのトランクに予備校生を押し込めた。
何がなんだかわからない予備校生は、チビりそうな顔をして、ボックスカーのトランクに乗り込んだ。
この時点で、爆笑をそれぞれこらえていたのだが、さらにエスカレートしていく。
車が走り出してしばらく。
Dが口火を切った。
「ケメ子は元気か」
「は、ハイ!元気です」とC。
「新巻じゃけはおくっといたか」
「プ……新巻じゃけですか。い、いえ、送ってません」
「バカ野郎! 表に出ろ!」
「あぶないから、あぶないからスガワラさん、落ち着いて」
「とりあえず、車、止めろ」
車が止まると、スガワラさん(D)は物も言わず、バンッと音を立ててドアを閉め、外に出ていった。
「あ、あっぶねえなースガワラさん。相変わらず」
「す、すみません、何者なんですか、あの人」とトランクから顔を出して予備校生。
「人刺してしばらくムショに入ってたんだけど。あ!戻ってきた」
スガワラさん(D)はコンビニ袋をぶら下げて、車に乗り込んだ。
「取り立てに行ってきた」と言いながら、袋からバナナを取り出し、おもむろに食いだした。
「クァー!シャバに出たらバナナが食いたかったんだ。おめえらも食え。ほら、兄ちゃんも、バナナ、食え」と予備校生にバナナを押しつけた。
また車は走り出す。
スガワラ「……ところで、仮面舞踏会はやったのか」
C「ウプッ。ひ、ひゃい。か、仮面舞踏会ね。や、やりました」
スガワラ「ケメ子は何を着た」
C「えーと、ケメ子さんは、釣りバカの格好をしてました」
スガワラ「バカヤロウ! セーラームーンを着せろって言っといたろこのアホンダラ!降りろテメエ!」
S「危ないから、危ないからスガワラさん、車、蛇行してるから、ヤメテ」
スガワラ「(急に遠くを見て)止めろ。あの家に取り立てに行ってくる」
こんな事を繰り返していたそうだ。
やがて、ガタンッと音がして、車のエンジンからただならぬ音が聞こえてきた。
「なんだなんだ!おい、見てこい」とスガワラ。
ボンネットから煙りが出ている。
車を止めた。
後ろにCが回った。
「スガワラさーん! マフラーが取れましたー!」
この時点で、爆笑が収まらず、バレたそうだ。
その予備校生、最後まで、スガワラさんと呼んでたらしい。
イイ、話だ。
俺の友人D、S、Cが、22,3歳のころの話だ。
3人が久々に集まって、麻雀でも打とう、ということになった。
しかし、面子が一人足りない。
そこで、Sの予備校の友人を呼びだそうということになった。
ただ呼んでも面白くない。Sは痩せぎすの男だが、DとCは体がイカつい。
「Dが刑務所から仮出所したばかりのヤクザって設定にしよう。名前はスガワラね。
そんでCはヤク中でスガワラの舎弟ってことにしよう」と決まった。
やがてやってきた予備校生。当時、Cが乗っていたボロ車に乗りこむ。
Dがいきなり予備校生にメンチを切った。
「誰だテメー! 殺されてえのか!」
「まあまあスガワラさん! 俺の友人すから。安心してくださいよ」とS。
「ポリじゃねえのか。おうおうおうおう!スマキにすんぞコラァ」
「違いますって。この人、今日出所してきたばっかで気が立ってるからさ。とりあえず、座席だと危ないから、トランクに乗ってくれ」と言って、ワンボックスカーのトランクに予備校生を押し込めた。
何がなんだかわからない予備校生は、チビりそうな顔をして、ボックスカーのトランクに乗り込んだ。
この時点で、爆笑をそれぞれこらえていたのだが、さらにエスカレートしていく。
車が走り出してしばらく。
Dが口火を切った。
「ケメ子は元気か」
「は、ハイ!元気です」とC。
「新巻じゃけはおくっといたか」
「プ……新巻じゃけですか。い、いえ、送ってません」
「バカ野郎! 表に出ろ!」
「あぶないから、あぶないからスガワラさん、落ち着いて」
「とりあえず、車、止めろ」
車が止まると、スガワラさん(D)は物も言わず、バンッと音を立ててドアを閉め、外に出ていった。
「あ、あっぶねえなースガワラさん。相変わらず」
「す、すみません、何者なんですか、あの人」とトランクから顔を出して予備校生。
「人刺してしばらくムショに入ってたんだけど。あ!戻ってきた」
スガワラさん(D)はコンビニ袋をぶら下げて、車に乗り込んだ。
「取り立てに行ってきた」と言いながら、袋からバナナを取り出し、おもむろに食いだした。
「クァー!シャバに出たらバナナが食いたかったんだ。おめえらも食え。ほら、兄ちゃんも、バナナ、食え」と予備校生にバナナを押しつけた。
また車は走り出す。
スガワラ「……ところで、仮面舞踏会はやったのか」
C「ウプッ。ひ、ひゃい。か、仮面舞踏会ね。や、やりました」
スガワラ「ケメ子は何を着た」
C「えーと、ケメ子さんは、釣りバカの格好をしてました」
スガワラ「バカヤロウ! セーラームーンを着せろって言っといたろこのアホンダラ!降りろテメエ!」
S「危ないから、危ないからスガワラさん、車、蛇行してるから、ヤメテ」
スガワラ「(急に遠くを見て)止めろ。あの家に取り立てに行ってくる」
こんな事を繰り返していたそうだ。
やがて、ガタンッと音がして、車のエンジンからただならぬ音が聞こえてきた。
「なんだなんだ!おい、見てこい」とスガワラ。
ボンネットから煙りが出ている。
車を止めた。
後ろにCが回った。
「スガワラさーん! マフラーが取れましたー!」
この時点で、爆笑が収まらず、バレたそうだ。
その予備校生、最後まで、スガワラさんと呼んでたらしい。
イイ、話だ。
今日の日記
2003年11月3日矢作俊彦著『ラララ科学の子』を読む。
朝日新聞の高橋源一郎書評を見て本屋に走った。
30年前に学生運動に身を投じていた主人公。警察官数名の殺人未遂容疑で指名手配を受け、中国に密航する。30年後、再び蛇頭の手を借り日本に戻ってきた彼の見たものは−。というあらすじ。
ちょうど俺が生まれたころの日本と、いまの日本のギャップがたとえばコンビニエンスストアの品揃えに、東大生の男の鼻ピアスに、女子高生のルーズソックスに描かれ、ひたすら面白い。合間にはさまれる中国深奥部の農村生活との対比が、また興味深い。読みつつテレビを見たら、中国の西安大学で、日本人留学生が卑猥な踊りを踊ったとして大規模抗議デモがあったとのニュース。
先日の「人体の不思議展」は卑猥ではないのか? などと疑問もわきつつ。
昨日。母校の学園祭に足を運ぶ。某コンサートを見る。熱狂する観客よりも、裏方のスタッフが奔走する姿に感動。目玉のバンドが始まったとたん、会場の外にも聞こえてきた大歓声に、受付スタッフの女子学生二人が小躍りしているのが、しびれた。
ステージを見ることもできないのに。
その後、友人の結婚式の二次会・三次会へ出席。
「あんたも酒さえ飲まなきゃいい人なのにねえ」という友人からの進言に、その通りです、と返す言葉も無く、ウーロン茶を飲む。珍しく、最後まで眠らなかった。
朝の3時45分に、車で帰宅。
15時に起床。いわし定食を食ってビールを飲む。
朝日新聞の高橋源一郎書評を見て本屋に走った。
30年前に学生運動に身を投じていた主人公。警察官数名の殺人未遂容疑で指名手配を受け、中国に密航する。30年後、再び蛇頭の手を借り日本に戻ってきた彼の見たものは−。というあらすじ。
ちょうど俺が生まれたころの日本と、いまの日本のギャップがたとえばコンビニエンスストアの品揃えに、東大生の男の鼻ピアスに、女子高生のルーズソックスに描かれ、ひたすら面白い。合間にはさまれる中国深奥部の農村生活との対比が、また興味深い。読みつつテレビを見たら、中国の西安大学で、日本人留学生が卑猥な踊りを踊ったとして大規模抗議デモがあったとのニュース。
先日の「人体の不思議展」は卑猥ではないのか? などと疑問もわきつつ。
昨日。母校の学園祭に足を運ぶ。某コンサートを見る。熱狂する観客よりも、裏方のスタッフが奔走する姿に感動。目玉のバンドが始まったとたん、会場の外にも聞こえてきた大歓声に、受付スタッフの女子学生二人が小躍りしているのが、しびれた。
ステージを見ることもできないのに。
その後、友人の結婚式の二次会・三次会へ出席。
「あんたも酒さえ飲まなきゃいい人なのにねえ」という友人からの進言に、その通りです、と返す言葉も無く、ウーロン茶を飲む。珍しく、最後まで眠らなかった。
朝の3時45分に、車で帰宅。
15時に起床。いわし定食を食ってビールを飲む。
今日の日記
2003年11月1日帰りました。一時45分。眠い。
安酒を あおって晴らす 今日の憂さ
サラリーマンの悲哀が感じられますね。2点。
いやー、今日もいろいろいろいろあったなあ。
ともかく、酔っ払ったので、寝ます。
すべての人に感謝。
安酒を あおって晴らす 今日の憂さ
サラリーマンの悲哀が感じられますね。2点。
いやー、今日もいろいろいろいろあったなあ。
ともかく、酔っ払ったので、寝ます。
すべての人に感謝。
今日の日記
2003年10月31日身辺雑記。
■仕事でスペシャル受注をまとめる。誰かに超自慢したい。前も書いたけど受験に受かったとき家に誰もいなくて仕方ないから親戚の家まで自転車で行って秋田犬の花に「合格したぜ!」と自慢した。それくらいうれしい。
■夜飯は魚貝のスープとパンと赤ワインを食った。いま日記にその魚貝スープの正式名称を書こうとしたのに名前が出てこない。パエリアはご飯。ラザニアは違う。ポトフはロシア料理だ。のど元まで出かかってるのだが。ボルシチじゃないし。フランス料理です。あ!ブイヤベースだ。旨かった。
寝ます。おやすみなさい。
■仕事でスペシャル受注をまとめる。誰かに超自慢したい。前も書いたけど受験に受かったとき家に誰もいなくて仕方ないから親戚の家まで自転車で行って秋田犬の花に「合格したぜ!」と自慢した。それくらいうれしい。
■夜飯は魚貝のスープとパンと赤ワインを食った。いま日記にその魚貝スープの正式名称を書こうとしたのに名前が出てこない。パエリアはご飯。ラザニアは違う。ポトフはロシア料理だ。のど元まで出かかってるのだが。ボルシチじゃないし。フランス料理です。あ!ブイヤベースだ。旨かった。
寝ます。おやすみなさい。
今日の日記
2003年10月29日たまには、ちょっとイイ話でも。
遅ればせながら「仁義無き闘い」にはまりましてね。一作目を見たあとで二作目「広島死闘編」のDVDを借りてきたんですけど。家に帰って、DVDをセット。オープニングでキノコ雲がドーン! あれ、1作目と同じ始まりだね。まあ、いいかと見続けた。で、しばらくの間、何の疑問もなく見てたんですが。
菅原文太が食堂でメシ食ってるシーンで、一作目をもう一回借りて来ちゃったことに気づきました。
で、ケースに戻して近所のツタヤに交換しに行ったのよ。
店員に「さっき借りたんだけど間違えちゃったんですー」と半泣きで訴えました。
そしたら、「交換できますよ」と。
やったあ。ところが、急に店員が固まった。
「これ、ケースが違います」って言うんだよ。
えっと思ってケースのシールを見たら、
『ドスケベ奥さん20連発!』
一緒に借りたのと間違えちゃった。
俺「……」
店員「……」
俺「あ、やっぱいいです。フツウにレンタルします」
店員「すみませんねー。バーコードがケースについてるんでねー」
で、「広島死闘編」を借りました。
恥ずかしさのあまり、そそくさと帰ろうとしたんだけど、
「これ、使ってください」
と“一枚無料券”をくれました。
イイ、話だろ。
たまには親に電話しろよ。じゃあ。また。
遅ればせながら「仁義無き闘い」にはまりましてね。一作目を見たあとで二作目「広島死闘編」のDVDを借りてきたんですけど。家に帰って、DVDをセット。オープニングでキノコ雲がドーン! あれ、1作目と同じ始まりだね。まあ、いいかと見続けた。で、しばらくの間、何の疑問もなく見てたんですが。
菅原文太が食堂でメシ食ってるシーンで、一作目をもう一回借りて来ちゃったことに気づきました。
で、ケースに戻して近所のツタヤに交換しに行ったのよ。
店員に「さっき借りたんだけど間違えちゃったんですー」と半泣きで訴えました。
そしたら、「交換できますよ」と。
やったあ。ところが、急に店員が固まった。
「これ、ケースが違います」って言うんだよ。
えっと思ってケースのシールを見たら、
『ドスケベ奥さん20連発!』
一緒に借りたのと間違えちゃった。
俺「……」
店員「……」
俺「あ、やっぱいいです。フツウにレンタルします」
店員「すみませんねー。バーコードがケースについてるんでねー」
で、「広島死闘編」を借りました。
恥ずかしさのあまり、そそくさと帰ろうとしたんだけど、
「これ、使ってください」
と“一枚無料券”をくれました。
イイ、話だろ。
たまには親に電話しろよ。じゃあ。また。
今日の日記
2003年10月28日■六本木ヒルズの内部に行って参りました。「六本木ヒルズクラブ」とかいう普段はメンバー会員限定の高層階にて、とある仕事のからみの会合があり、うひょ、とか呟きながら、一人で行ってきました。はい。会合前に昼飯を食おうと思ったんだけど、しゃら臭い店しかない。しょうがないのでスターバックスカフェーにて珈琲牛乳と菓子パンの昼食をとる。カツ丼食わせろ。んで、目的のフロアに上るためにエレベーターを探すが、入り口がたくさんあってどこから入ればいいのか全くわからん。ビルを二周してやっと正しいエレベーターを発見する。目的階に上がると、また受付が二つあって、両方に来意を告げるが、どっちも「スミマセンわかりません」とのこと。俺は迷子だ。したら案内員のお兄ちゃんが近づいてきて、先導してくれ、やっと目的の部屋に入ることができた。会合終了後、ライブラリー・スペースなるものを見学する。入会金1万円、年会費7万円で、そこの図書館もどきを利用することができるという。本棚はスカスカで10分の1も埋まってない。第一、本の配列がメチャクチャで、ビジネス書の脇に文化人類学の本が置いてあったりする。ラベル等での分類もされていない。「オシャレ感覚」のみでつくった本棚であることが一目瞭然。本日発売のSPA!でその本棚の写真を見ることができるので関心がある人は立ち読みしてください。都築響一が「分かりやすい、うすっぺらな成り上がり感」と評していたがまったく同感。貧乏人のひがみと言いたければ言え。それにしても平日の日中にあそこで本を読んだり談笑しているエグゼクティブでセレブリティーでハイソサエティーな人々は、普段は何して食ってるんだろうか。