・笑った。
http://webrider-action3821.hp.infoseek.co.jp/matomesite/gomi.html

・昨夜、新しくできたバーに行ってみた。青い照明に包まれた店内には、カップルが2組と、男同士でビリヤードを楽しむ客がいた。「仕事を終え、一人カウンターで静かに飲む。俺ってフィリップ・マーロウみてえだな」http://www.aga-search.com/33philipmarlowe.htmlと思いつつ、カウンターに座る。バーテンが来た。こういう店で、バーテンの存在は重要だ。バーテンとの粋な会話は、都会に住む男が身につけなければならない、マナーの一つである。「シングルモルトは何がある？」「マッカランとラフロイグがありますが」「ラフロイグをくれ。それと、あちらのお嬢さんにスイートなカクテルを」みたいな。そしたらバーテン、明らかに様子がおかしい。泥酔しているようである。年は25歳くらいか。体重は90キロはありそうだ。紙袋を持って秋葉原にいたら似合うタイプである。「何にしまふか」「水割りください」。酒を作りながら、水のボトルを空中で一回転させるが、掴むのに失敗、床にぼでんと落としたりしてる。どうやら、この店の開店日で、飲み過ぎたらしい。そのうち、彼は客の一人とビリヤードを始めた。腰穿きのズボンが、ずり落ちすぎて、玉を弾こうと前屈みになる度、尻の上半分が見える。彼の尻を見ながら、水割り一杯飲んで、帰って寝た。

最近好きな人ができた。
毎朝、顔を見るだけでどきどきする。
何か話しかけようかと思うが、いつもためらってしまう。
年齢は25歳。あと少しで26歳になるらしい。
どんなプレゼントをあげれば喜ぶか、心の中で想像する。
趣味は香水集めらしい。映画も一日一本見るくらい好きだという。
二人で映画を見に行って、感想を言い合えたら、楽しいだろうな。

この人です↓
http://mbs.jp/announcer/meikan/ana_42/

関東じゃ見られんと思うけど、可愛いんですよホントに。

・いつも見ていたジャーナリストのブログが、ここ10日間くらい更新されていなかったので心配していたところ、イングーシ共和国の秘密警察に拘束されていたと分かった。無事で良かった。

・モテない仲間の新聞記者Kと昨夜飲む。近況の報告と今後の抱負について語り合う。「俺たちはこれからだ」という結論。

・仕事でトラブルが起こり2時間ほど取引先の会議室に軟禁される。辛かった。大人ってたいへんだ。

・ジムを2ヶ月ほどさぼっていた。昨日久々に行って、前と同じメニューをこなそうとするが、全然だめ。体がなまりきっている。ジムに置いてある機械で計測したら、体脂肪率が2％増えて、筋肉が2キロ減っていた。年だなあ。油断するとすぐに腹に脂肪がつく。

・クリスマスが近いな。どうでもいいが（本当はよくない）。知り合いが「クリスマス反対集会」というのを4年前から毎年やっている。カップルが集う公園とかに工事現場のオッサンの格好で集まり、酒を飲みながら「クリスマスはんたーい！」とシュプレヒコールをあげ、思い出の品々（プリクラとか）を燃やし、プレゼント（軍手、脱臭剤等）を交換するという活動だ。さすがに参加したことはない。

・頭がイタい。
http://www.asahi.com/international/update/1122/012.html
まあ、今更ではあるが、あと4年この人に世界の命運が握られているわけだ。朝日新聞のくやしさがにじみ出ている記事である。

今日は非常に不快な日記になると思う。

ファルージャの惨状が映像でネット上に出始めた。
吐き気を催すような写真を何枚か見る。
別に好きで見てるわけでも見る必要があるわけでもない。
ただ、現実に起こっていることを無視したくないという妙な義務感からだ。
（以下。ファルージャの今。残酷な映像が含まれています）
http://fallujapictures.blogspot.com/

これが犯罪でなくて何が犯罪なんだろう。
片足を吹き飛ばされた幼児はザルカウィの手下だったのか。
右目が潰れた少女は自爆テロを起こそうとでもしていたのか。
たしかに「テロリスト」もいただろう。
だからといって、街を一つ壊滅させていいわけがない。
東京でテロを犯した犯人グループが横浜に逃げたとする。
「犯人を仕留めるために横浜を殲滅する」とこの国が宣言したら、僕は即刻亡命の準備をするだろう。
「ファルージャにはほとんど市民はいない」と米軍は発表した。
今もそう言っている。
では上の写真はハリウッド仕込みのCGか特殊メイクなんだろうか。

今日の夕刊を見てみると、どれも国内で起こった猟奇殺人の報道がトップニュースだ。
極悪非道な事件であることは間違いない。付近住民の不安や何より両親の悲しみを想像すると犯人への憎しみの感情が湧き上がってくる。でもそれは、本当の意味の憎しみではない。ほとんど全ての国民にとって、この事件は、自分の知らない他者を襲った不幸な出来事だ。だから、僕らは、ある意味安心して、報道を見ることができる。許し難いことをした犯人を、安心して罵り、憎むことができる。

ファルージャでは、何人死んだかも分からない。
1200人？　1600人？　そのうち女子供老人は？
恐ろしい数の人間が、まったく理由もなく（書くまでも無いがこの戦争に大義は存在しない）殺され続けているのに、なぜ新聞やテレビはこのニュースを大きく報道しないのだろうか。

簡単だ。
ニュースバリューが無いからだ。
僕らはそんな事を知りたくないし見たくないからだ。
ホラー映画の残酷映像ならいいけれど（なぜなら作り物と分かっているから）、本物の死体なんてまっぴらごめんだからだ。
賭けてもいい。
上の写真をどこかのマスコミが報道したら「不快なものを見せるな」と抗議が殺到するだろう。
作り手もそのことをよく分かっているから、どこか遠くの戦争より、ヨン様が彼女と別れた事の方を優先する。
自分も番組を担当していたらそうするだろう。
視聴率がすべての世界では、当然の判断だ。

しかし、このことだけは心の片隅にでも留めておく必要がある。
日本国内閣総理大臣小泉純一郎は、この戦争、ファルージャ攻撃を支持した。
まがりなりにも「民主主義国家」である日本において、彼の決定は、我々の総意となる。
つまり僕らには、ファルージャで起こったことの、責任がある。
「そんなこと知ったことではない。自分には何の関係もない」と思う人もたくさんいるだろう。
そう思って当然だし、僕もそう思いたい。
しかし、イラクの人々は、アルカイダに共鳴する人々は、決してそうは思わないだろう。

9／11の同時多発テロの原因は何だったか。
先日、オサマ・ビンラディン自身が明らかにしたところによると、「1982年のレバノン侵攻」である。
「1982年」のことが原因で、19年後、アメリカを象徴する二つの塔が、3000人の命とともに崩れ落ちた。

繰り返す。

「19年後」である。

僕らは、そういう不安を、自らの選択の結果、抱え込んだということだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041118-00000002-kyt-l26

京都大学、ミスコン中止だそうだ。

先日、12年程前の雑誌を眺めていたら、出てくるグラビアモデルがほとんど全員まったく分からなかった。
唯一生き残ってたのは、鈴木京香くらい。
つまり、彼女以外のアイドルたちは、12年の歳月の間に「芸能界」から消え去ったわけだな。
おそらく、彼女たちの多くが家庭に入ったり、普通の仕事をしていたりして、いわゆるパンピーになっているんだろう。

クリスタルガラスは割れる運命だから美しいと誰かが書いていたけれど、人も同じで、必ず年をとり、消え去っていく。
だから人生のある時期に、そのときにしか持てない美しさを賞賛することは、悪いことじゃないんではなかろうか。
こういうことを考える自分は、オッサンなのだろうか。
それにしても仕事が忙しいんですが、どうすればいいんでしょう。
「できる人の7つの習慣」とか買って読もうか。
ああいう本を買うのは自分ができない人間であることを証明するような気がして二の足を踏んでしまう。
いいから仕事しろってな。

コラムニスト小田嶋隆氏のブログ。例の島田神助事件について書いている。

http://takoashi.air-nifty.com/diary/2004/11/post_11.html#comments

とてもまっとうな意見だなあと思いました。

星野智幸氏の日記から引用する。

http://www.hoshinot.jp/diary.html

＜現在の世界で危うくなっているのは「法」であると、このところ、私は考えている。法に基づき、法の範囲内でなされた意志決定も含めて、法が存立の危機にあるような気がする。＞

同感である。

＜今の世界は、その法の言葉が、急速に宗教的な「神の言葉」に置き換えられようとしている。人間の知恵による相対的な言葉が、疑ってはならない神の絶対的な言葉に取って代わられようとしている。私の目には、アメリカの保守化の本質はそのような傾向だと見えるし、イスラム過激派が「聖戦」を唱える言語の構造も同型である。＞

同感である。

「みなさんごめんなさい」と謝ってます。
http://www.sorryeverybody.com/gallery/1/

・ファルージャで1200人以上の「武装勢力」が殺害されたというニュースを見た。ふと、今年のオリンピックに出ていたあのサッカー選手はどうしてるのかな、と思った。
http://teanotwar.blogtribe.org/entry-467b151f7ecd40b7354641b1d47ac167.html
＜Manajid選手はファルージャ出身だ。もしサッカーをやっていなかったら「確実に」レジスタンスに加わって戦っているだろう、と彼は言う。
「自分の家／故郷を守りたい。よそ者がアメリカを侵略して国民が抵抗したら、それはテロリストってことになるのか？」と彼は問う。＞

・森達也の新刊、『世界が完全に思考停止する前に』を読む。
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200405000127
「いまどきまっとうな事を言う人」は少なくなる一方だ。

先日書いた日記を読んだ友人Kが同期のメーリングリストにこんなのを流してきた。

ーーーー
　 “○○のジュームスディーン”の異名をとる○○○○○・○○（30）が上原多香子似の女性（25）と交際の可能性が浮上したことが12日、明らかになった。三十路を迎えた大物の恋愛発覚は、独身生活を“マン喫”する同期男子に影響を及ぼすことは必至で、関係者に強い衝撃を与えている。

　同期男子の超目玉が、結婚に向けて重い腰を上げ始めた。あの○○に熱愛発覚、しかもお相手はヴァンサンカン、SPEEDの出世頭である上原多香子に激似だという。○○に近い複数の関係者が12日、「出会ったことは事実のようだ」と証言した。

　かねてから○○は親しい友人に「付き合うならグラビアアイドルみたいな女性がいい」と明言しており、趣味嗜好が合致したことも、交際スタートの決め手になったと思われる。

　一方、○○の高校時代の友人であるK氏は東京・港区の自宅で取材に応じ「ショックだ。あいつとは長期に渡るセックスレスの期間を競い合っていたのに…」と落胆の表情を隠せない。現在、○○本人からのコメントは届いていないが、今後の推移から目が離せなくなりそうだ。（共同、ロイター）
ーーーー

で、こう返信しといた。

ーーーー
12日夜、中東のテレビ局アルジャジーラは先日上原多香子似の美女と交際が報じられた○○さんと思われる映像を放映した。

撮影場所は市内の労働者が集う立ち飲み屋と見られ、時折「なぜメールをくれない」などと奇声を上げながらやけ酒を呷る○○さんの様子が3分間に渡って収録されていた。地元住民のアフマドさん（46）は「一週間前まではニヤニヤしながら携帯をよく眺めていた」と語った。「一回会っただけでその後連絡が全くとれないのでは」「情況は絶望的」との見方が識者の間で強まっている。（AP通信）
ーーーー

メールの返事がホントに来ないんだよ。
おっかしいなあ。
携帯壊れてんのかな。

・斎藤孝の「コミュニケーション力」を読む。
・忙しくてへとへとです。何かが自分に足りない。カロチンか。カボチャを食おう。

・携帯にスパムメールが一日20件くらい入ってきやがる。それも「女子中学生の体、社会科見学しませんか？」みたいなやつから「当方42歳熟女。割り切った関係を」みたいのまでとにかく見境がない。中には「いい加減目を覚ましてください！出会いはいまここにあるんです！チャンスを逃していいんですか！いや、よくない！」なんて説教じみたのまであり、うるせえよバカヤロウ余計なお世話だ、という感じである。腹立たしいが受信拒否設定のやり方がよくワカラン。教えてくれ（→たのむY）
↓迷惑メールといえばこの方すごいです。
http://www6.plala.or.jp/pato/numeri/text14.htm

追記。「何よりも想像力だ」と考えていたところ、すごく示唆を与えてくれるブログを読んだ。リンクさせていただきます。
http://oak.way-nifty.com/radical_imagination/2004/11/post_5.html

昨夜ニュースを見て、ほとほとげんなりする。
今年3月にはこんなニュースがあった。
ーー
アルカイダ系名乗る組織が日本でテロ予告
　ロンドン発行のアラブ紙アルクドス・アルアラビは、国際テロ組織アルカイダ系の「アブハフス・アルマスリ旅団」が日本やイタリアなど「米国の手下」に対しマドリードの列車同時爆破テロと同じようなテロ攻撃を準備しているとの声明を入手した。17日のフランス公共ラジオが伝えた。
　同旅団が「米国の手下」と名指ししたのは、日本、イタリア、英国、サウジアラビア、オーストラリア、パキスタン。
　声明は「死の旅団はすぐ近くにおり、適当な場所で適当な時期に鉄拳を下す。（次の）順番は日本か、米国か、イタリアか…」と警告した。
　同旅団は昨年11月にも自衛隊をイラクに派遣すれば東京でテロが起きるなどと警告した。
［2004/3/18/11:03］
ーー
スペイン列車テロも彼らが犯行声明を出している。いたずらに不安を煽るつもりはないが事実だから仕方がない。この国の首相が宗主国の大統領と個人的仲良しなのを自慢するのは結構だが、「ソフトターゲット」として狙われるのは一般人だ。国内で何かあったときでも「支持率50％だったんだから半分は自己責任」とでも言うのだろうか。
http://diary.nttdata.co.jp/diary2004/11/20041109.html

日曜。朝、起きたら小学3年生になっていた。出かける用事があったので、急いでシャワーを浴びた。半ズボンを履いたらちょうど足首の長さだった。ぶかぶかなのは仕方がないのでベルトでしめた。ネルシャツの腕をまくって着た。電車の中で日経新聞を読んでいたら前に座ったおばちゃんが驚いたような顔をして「えらいねえ」と話しかけてきた。「新聞くらい読むのは常識ですよ」と答えた。用事を済ませて定食屋に入った。おろしカツ定食を頼んだが半分くらいで満腹になってしまった。「全部食えなくてすみません」と店員に謝って店を出た。せっかくだから小学生を満喫しようと思って、家の近くの小学校に行った。10人くらいが缶蹴りで遊んでいたので仲間に入れてもらって遊んだ。4回缶蹴りに成功した。4連続で鬼になった男の子が泣き出したので、「ジュースでも買いな」と200円あげて別れた。その後、馴染みのバーに行った。店長は最初分からなかったが、「俺だよ」というと「小さくなりましたねえ」と同情してくれた。「これじゃますますモテないよ」といったら「小学生の女の子をねらっては」とアドバイスをくれた。「俺はロリコンじゃないんだ。ビールをくれ」「未成年には飲ませられません」「じゃあミルクをくれ」。二杯目のミルクを飲んでいるときに、顔見知りの20歳の女の子が2人入ってきた。あらー可愛いとか言って頭を撫でてくれた。子どもも悪くないなと思った。家に帰って、日米野球を見て、早めにねた。

高橋源一郎の『一億三千万人のための小説教室』を読んだ。その中に、高橋氏が小学生に小説を教えたときのことが出てた。二日間の授業で、ほとんどすべての生徒が小説を書けるようになったそうだ。実際、二つ載っていて、見事に小説になってた。本の最後に、そのときに小学生に教えた「小説を書くためのカギ」が載ってたので、マネしてやってみたが、うまくいかない。

本来自分はアホなことやどうにもモテない悩みなどを日々このタニシ日記に書きつづりたいのであるが、どうしてもそういう気にならない。星野智幸氏にまた同感である。
http://www.hoshinot.jp/diary.html
＜国家の集合体として世界は存在し、人間は生活している中で、国家ではないものが現れたとき、「普遍」は崩壊する。何でもありの、恐怖が支配する場と化す。「法」という言葉による秩序は、限りない正当化の連続によって、成りたたなくなる。言葉は通じなくなる。＞

国家とは、「暴力を独占的に管理し使用する権限を持つもの」という定義がある。人間は、自由に放置しておけば「万民の万民に対する闘争」状態に陥り、文字通り弱肉強食の世界が現実となりうる。それゆえ「国民」は暴力を行使する権利を「国家」という共同体に委託し、その使用を「法」によって厳しく制限するというのが、近代国家の基本概念のはずだ（間違ってたらすんません）。普段意識しないが我々は全員「法」によって理不尽な暴力から守られているのだ。「法の支配」の枠から出た人間は、剥き出しの生存に追いやられ、暴力の中で生きざるを得ない。それがいま、イラクやグアンタナモ、パレスチナで起こっていることだ。そして「法の枠外」は、いつ我々の住む世界に現出しても不思議ではないのだ。

それからこれ。多少眉唾ではあるが上の日記と合わせ、出口調査と結果のあまりの乖離を見ると、あり得ない話ではないと思う。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/

ブッシュが再選された。
小泉氏は万々歳だろうが、「ブッシュ」でブログを検索してみると、悲憤慷慨している人がほとんど。これから日本でも二極分裂が激しくなるだろう。

それにしても、4月27日の時点で、「大統領は再選する」と断言した片岡義男氏には、あらためて脱帽する。
http://diary.nttdata.co.jp/diary2004/04/20040427.html

藤原新也氏の日記が久々に更新。
http://www.fujiwarashinya.com/talk/2004_1104.html
文末を引用する。
＜　 イスラムの人々は礼節と言葉を持たない人間を軽蔑する。その言葉、つまり意志を持たない民族に対する仕打ちがあの無惨な死体でもあった。
　 かりに日本国首相がブッシュの言葉ではなく、礼節を欠かない姿で日本文化を背景とした日本人の言葉で彼らを糾弾したとするなら、私たちの子の死体は、せめて墓場に臥せられていたかも知れないと思う。＞

「私たちの子」と見ず知らずの青年を呼ぶ氏のまなざしこそ本物の「父性」だと思う。虚仮威しのマチズモや他者を差別することでしか自己の存在意義を保てない輩が、最近この国には多すぎる。

・何かを批判するときに、相手と同じ言葉を使うことで、批判する相手と同じ次元に堕してしまうということがネットの言論を見ているとよくある。いわゆる「ウヨ」「サヨ」論争にありがちだが、ときどき、両者はそっくりそのまま交換可能であるようにすら感じてならない。何かを批判するときは、批判対象を違う次元や視点から見ることが大事で、感情的に罵りあっても読者は共感できない。その点で、私が最も信頼している批評家の一人が、松沢呉一氏（エロライター）である。曾野綾子氏の文章についての批判はいろいろ見たが、ここまでユーモアたっぷりに「読ませる」批判は、簡単に書けるものではない。老婆心ながら腐ったものはあんまり食わない方がいいと思う。
http://www.pot.co.jp/matsukuro/20041102_896.html

・昨日の訂正。

星条旗に包まれていた→包まれてなかったかも。
迫撃砲→ロケット弾
爆発したらしい→しなかったみたい。

まあ、情況に変わりはない。

・美容院に行って来た。
「君の髪型はとても格好悪いね。マユゲもひどい。僕の行きつけの店を紹介するから即刻行きなさい」
と、世話になっている人からアドバイスされたのだ。
普段、1000円床屋しか行かない小生にとって、カット4500円というのは正直イタイ。が、ま、仕方ない。
何事も経験だと思い行ってきました。
店員：「今日はどうしますか」
俺：「反町隆史そっくりにしてください」
店員：「……やってみます」
結果。
「ものすごい寝癖の人」というのが感想だ。

・追加。ビンラディンの声明全文の訳（勝手にリンクしました）。新聞もテレビも彼の主張の10分の1も報道していないことがよく分かる。一読の価値あり。
http://blog.livedoor.jp/slumber365/archives/8670962.html
・イラクで日本人の青年が首を切られて死んだ。そのことについて、プロの物書きが日記で「個人的な死」だと書いていた。だからこのことを政治利用するのは間違いだ、と。遺体は星条旗でくるまれていたという。これ以上無いくらい明確な政治的メッセージが込められているのに、いったいどうして「個人的な死」なのか、さっぱり分からない。彼が殺された理由はたった一つ、「国籍が日本だから」である。犯行グループにとっては日本人の誰もが彼と交換可能な存在であるということだ。
・また、もう一つ感じたことがある。最初の遺体が発見され、結果的にそれが彼でなかったことに、国内メディアの多くが安堵したような報道を流した。その瞬間に、拷問のすえに銃殺された50代のイラク人のことは、ほぼ完全に忘れ去られた。イラク男性が誰になんの理由で殺されたのか、一人として関心を払うものはいなかった。いま起こっている事態の根幹にある、「命の重みの圧倒的な格差」が実に分かりやすく表出した瞬間だったと思う。
・さっき自衛隊宿舎内部にまた迫撃砲による攻撃があった。前回は信管が抜かれていたが、今回は爆発したらしい。日本は、いつの間にか「戦時」になったようだ。

陛下の見識を感じたニュース。
http://www.asahi.com/politics/update/1029/002.html

関連して。まったく同感です。
http://www1.odn.ne.jp/mushimaru/majiessay/mesy015.htm
この方の書くものすべて面白く、尊敬していつも読んでます。

イラク人質。chikiさんの意見。同意します。無事に帰れることを祈ります。
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20041028#p2

・朝7時30分起床。テレビをつけたら、見慣れた光景が映っていた。こわばった顔で男が座っている。その周りを、黒覆面の連中が取り囲んでいる。お馴染みの映像だ。真ん中の若い男が、流ちょうな日本語を話すのを聞いて、寝ぼけ頭で「あ、ついに来たか」と思った。一日、夕刊やネットで動きがないかチェックする。なにも出てこない。彼の家族が、いち早くノーコメントを表明という報道を見て、そうせざるを得ないわな、と思う。星野智幸氏が、今回の件について「徒労感」を感じると書いていた。
http://www.hoshinot.jp/diary.html
自分も同様の気持ちだ。こういうニュースに、慣れつつある自分がいる。世間も、そうだ。折しも今日、新潟でまた震度6弱の地震が起こった。ネットを見て回れば、予想通り、「新潟の被災者がたいへんなときに」といった意見のオンパレード。政府関係者は「なんでこんなときに」と言ったそうだが、平時に起こっていれば世間の目が再びイラク占領の正当性に向くことになり、結果的には自然災害によって政府は救われたといえる。←こういうことを書くと「ブサヨ」とか言われそうだな。別にいいけど。ずっとイラクの報道を追っているが、武装勢力は一日に百回近くの攻撃を米軍に仕掛けるようになり、グリーンゾーン内部で米外交官が迫撃砲で死亡するという事態まで起こった。真偽は不明だが、アラブメディアでは、「キミット准将殺害」「自衛隊員2名が死亡」というニュースまで流れている。

・朝7時30分起床。テレビをつけたら、見慣れた光景が映っていた。こわばった顔で男が座っている。その周りを、黒覆面の連中が取り囲んでいる。お馴染みの映像だ。真ん中の若い男が、流ちょうな日本語を話すのを聞いて、寝ぼけ頭で「あ、ついに来たか」と思った。一日、夕刊やネットで動きがないかチェックする。なにも出てこない。彼の家族が、いち早くノーコメントを表明という報道を見て、そうせざるを得ないわな、と思う。星野智幸氏が、今回の件について「徒労感」を感じると書いていた。
http://www.hoshinot.jp/diary.htm
自分も同様の気持ちだ。こういうニュースに、慣れつつある自分がいる。世間も、そうだ。折しも今日、新潟でまた震度6弱の地震が起こった。ネットを見て回れば、予想通り、「新潟の被災者がたいへんなときに」といった意見のオンパレード。政府関係者は「なんでこんなときに」と言ったそうだが、平時に起こっていれば世間の目が再びイラク占領の正当性に向くことになり、結果的には自然災害によって政府は救われたといえる。←こういうことを書くと「ブサヨ」とか言われそうだな。別にいいけど。ずっとイラクの報道を追っているが、武装勢力は一日に百回近くの攻撃を米軍に仕掛けるようになり、グリーンゾーン内部で米軍外交官が迫撃砲で死亡するという事態まで起こった。真偽は不明だが、アラブメディアでは、「キミット准将殺害」「自衛隊員2名が死亡」というニュースまで流れている。