つまらない話

2005年2月18日
ここのところネットの一部で話題になってる「ブログ炎上事件」なんだが、知ってる人は知ってるだろうし、知らない人はまったく知らないだろう。つうか俺もよく知らないから間違うかもしれんので経緯はあえて説明しません。興味ある人はまとめサイト探して読んでください。自分が興味深く感じたのは、いま炎上中のブログも含め、「コメントスクラム」をくらってる側のブログ筆者が、「全国紙新聞記者」(2名)、「弁護士」、「東大生」という肩書きであることだ。彼らがそうした肩書きを、もし持っていなかったら、反応はぜんぜん別だったような気がするんだよね。いってみりゃ「インテリ」の象徴なわけじゃないですか。「大衆がインテリゲンツァの間違いを正すために弾劾して自己批判を促す図式」ってのが、なんか過去にもいろんな国であったような気がして、なんだか微笑ましいというか、左右で分けるのって本当に意味ねーなーと思いました。

2月17日の日記

2005年2月17日
武田徹氏の日記に、太平洋戦争中に清沢冽が綴った『暗黒日記』の冒頭に掲げられている、娘に贈った文章が紹介されていた。

「お前が大きくなって、どういう思想を持とうとも、お前のお父さんは決して干渉もせねば、悔いもせぬ。赤でも白でも。それは全然お前の智的傾向のゆくままだ。しかしお前にただ一つの希望がある。それはお前が対手の立場に対して寛大であろうことだ、そして一つの学理なり、思想なりを入れる場合に、決して頭から断定してしまわない心構えをもつことだ。・・・・・お前はお前だ、お父さんはお父さんだ、お前を教育するのに、お父さんの型に入れようというような気持ちは微塵もない。お前はお前が持っているものを、煩わされることなく発揮すればそれでいい。お前は一生の事業として真理と道理の味方になってくれ。道理と感情が衝突した場合には、躊躇なく道理につくことの気持ちを養ってくれ。これは個人の場合にもそうだし、国家の場合でもそうだ」

良い言葉ですなあ。
「寛大さ」「頭から断定しない」といったいくつかのキーワードがあるけど、なかでも「道理と感情が衝突した場合には、躊躇なく道理につくこと」に、深く頷いた。「あいつら生意気だ」「なめられてたまるか」といった感情論で動く人たちが、当時もたくさんいたんでしょうな。

ゲーム脳?

2005年2月16日
ある方からいただいたメールに、「人柄」ならぬ「日記柄」という言葉が書かれていて、「なるほどそれは確かにありますなあ」、と膝を打つ。

よく政治的なことを書いてる人気ブログを見て回るんですが、左右関係なしに、とにかく自説の正しさを声高に主張する文章というのは、どうも読んでて息苦しい。ユーモア、韜晦、自己の戯画化、なんでもいいんだけど、もうちょっと余裕を持った方が精神衛生上よくないか、とつぶやきたくなる。なんて書きつつ、自分が2年くらい前に書いたのを読み返すと、そういう文章に影響を受けたりしちゃってんですけどね。斬り捨てる文章、というのは多分書きやすいんだな。つい先日も、ある人物に対して「斬り捨てごめん」系のことを書いたところ、読者の方から「無理があるのでは」と反響をいただき、「それもそうだな」と思ったので消しました。反省しました。

とにかく、「大声で語られる言葉」より、「逡巡しつつ、力無くつぶやく声」の方に惹かれます。語られる内容そのものよりも、「語り方」に「本当のこと」は表れるような気がします。

と、ここまで書いた文章は、実はぜんぶパクリです。原典は分かる方には分かるでしょう。
この世にパクリでない文章などないのだ。

結論としては、だから、みんな、なっちを温かく迎えてやろうじゃないか。

・17歳が小学校で起こした事件の件で、まだ「ゲーム脳」とか言ってる人がたくさんいるのに驚いた。「ゲームをやりすぎることで前頭葉で考えずに行動する回路が出来上がり云々」とか今朝のワイドショーで言ってたが、それって「ゲーム」を「サッカー」や「卓球」に置き換えても成り立つ理屈では。一日20時間もゲームやってたらしいが、別にゲームじゃなくて勉強やボーリングでもそんだけ続けて毎日やってたらおかしくなるかと。そしたらこんなサイトを発見。
http://www.tv-game.com/column/clbr02/index.htm
なんかわけがワカラン事件が起こったときに短絡的に原因を探すのがマスコミの常とはいえ、どうなんですかね。
・泣けるニュースだ。
http://osaka.nikkansports.com/otn/p-ot-tp6-050213-0029.html

「予約した」と言い張るほど、「どうしても牛丼が食べたかった」とは……。
喰わしてやりなさいよ、と思いました。
・今朝、コンビニで牛乳を買ったら、レジの女の子がコインの形をしたチョコレートをくれた。客全員に配ってるらしい。今年はこれ一つに終わりそうである。正直、俺が本気を出せばチョコくらい山のようにもらえるんだが、今年はちょっと花粉が多いらしいので、本気を出さないでおいた。良かったな、子猫ちゃんたち。来年は覚悟しろよ。

・今月のダヴィンチの表紙のモデルさんにモエ〜です。
http://www.mf-davinci.com/
「ミムラ」さんという方らしい。
それにしてもアイドルの方々の年齢が「1986年生まれ」とかがデファクトになってる現状には、驚きを禁じ得ません。
宮沢りえの写真集をクラスのみんなで買ったのはもう13年前になるのか。

・ライブドアのニッポン放送買収について。ぜんぜん株のこととか知らないんでアレですが、どうにもよく分からないですね。というのは、堀江さんがフジテレビの経営権を握ったとして、視聴者にどんな「善きこと」をもたらそうとしているのかが、さっぱり分かんない。球団経営に乗り出すときもそうだったんだけど、理念というか哲学というか、理想が伝わってこないんですよね。企業ってのはどんな小さな個人経営の商店であろうと「公器」としての側面を持っていて、「公けに善きこと」をもたらすからこそ存在意義があるわけじゃないですか。視聴者がテレビ局に求めているのは「面白くてためになるコンテンツ」であって、「IT化で何やら便利になる」ではないでしょう。

と書いたところでこれを読んだ。
http://www.egawashoko.com/menu4/contents/02_1_data_40.html

ふーん。「ランキング」で記事を決めると。

ーーーーー
――例えば、イラクのこととか、新聞ではもうあまり載らない。でも……
 いいんですよ、(そういうことは)みんな興味ないんですから。興味ないことをわざわざ大きく扱おうとすること自体が思い上がりだと思うんです。
――でも、提供されなければ興味もわかないのでは?
 そうじゃないと思う。興味がないことを無理矢理教えてもらってどうするんですか? 何の価値があるんですか、そこに。気づかせたら、何かいいことあるんですか、ユーザーの人たちに。気づかせることによって、新聞をとっている人に、何かメリットあります?
――知らないより、知っていた方がいいこともある。
 そうですかね。知らないのと知ることで、何か差異がありますか?
――情報を提供しなければ、興味を持つきっかけにもない。
 いいんじゃないですか、別に興味を持たなくても。興味持たないと、いけないんですか?
――いけないと言っているのではないが……
 じゃあ、いいじゃないですか、それで。そういうもんじゃないですか、情報って。それこそ、押しつけじゃないですか。

ーーーーー

<「すでに知ってること」しか知ることができないテレビや新聞>に、いったいどんな価値があるんでしょうかね?

2月12日の日記

2005年2月12日
祝日。13時起床。掃除洗濯。村上春樹の小説の効能は、読んでいるとやたら家事をきちんとやりたくなることだ。洗濯物をたたみ終え、近所のカフェで五穀米のランチ。その後ジムで筋トレ。書店に行き「となり町戦争」(三崎亜紀)を購入。なんとサイン本であった。スーパーでホールトマト、パプリカ、タマネギ、豚バラ肉、ニンニクチップ、ビール2本を購入。帰宅後、トマトソースをつくる。煮込んでいる間にビールを飲みながら読書。おもしろい。晩飯はスパゲティ。唐辛子を入れすぎて辛かった。

2月10日の日記

2005年2月10日
昨夜。仕事を終え近所の居酒屋で焼き鳥と月見うどんとツナサラダの晩飯。ビール2杯。途中携帯のニュースで日本対北朝鮮の試合結果を見る。帰宅後ニュースをザッピング。寝ながら村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読む。新潮文庫を10冊買って応募すると3泊5日のフィジー旅行が当たるらしい。自分がここ数年抱き続けている夢は、1週間くらい休みをとって一人でハワイかグアムに行き、日本から持っていった文庫本をビーチで読みふけることだ。ささやかな夢ですよね。でも実現できない……。

2月7日の日記

2005年2月7日
土曜。出張でこちらに来た新聞記者の友人Kとなじみの店で痛飲。泥酔してギターなどを弾く。
日曜。14時起床。髪を切る。ジムで5キロ走る。家の掃除。久しぶりにお湯をためて入浴。何となくコンビニで買ったバラの香りの入浴剤を入れてみる。風呂を出て白いガウンを着てシャンパンを飲む。ウソ。ジャージに着替えて発泡酒片手にオシャレ関係を見る。酔っぱらって寝る。
月曜。仕事。外回り。死ぬほど寒い。早く夏になって欲しい。今年の夏は区営プールに行こうと思う。肩こりがひどい。

萌え死にそうだ。

2005年2月4日
・衝撃萌え画像。キャワユ〜イ! 
http://www.tobezoo.com/shiiku/peace/p_w/html/baby.html

いつもの日常

2005年2月3日
昨夜。いつもの飲み屋に立ち寄る。店の顔なじみ、早山さん(仮名。40代。妻子あり)が泥酔しているところに出くわした。
早山さんは、なにか見えない存在と話し続けていた。
「……それ、ちゃうわ。おれやない……。うん、うんうん…課長がな……しばいたったらええねん……ちょっと待ておい……誰がハットリくんや……」
という具合だ。
それを横目に、ウィスキーのソーダ割り4杯飲んで、帰って寝た。
※※※※※※※※※※ 重 要 ※※※※※※※※※※※

バレンタインデー廃止のお知らせ

謹啓 皆様におかれましてはますますご清栄のことと
お慶び申し上げます。
ご好評をいただいてきたバレンタインデーですが、
近年の社会状況を鑑み、2005年2月14日をもって、
廃止させていただくこととなりました。
もともと菓子業界の陰謀で始まったイベントではありましたが、
幸いにも皆様に受け入れられ、十分に社会的な使命は果たしたと
判断いたしました。現在ご購入のチョコレートは各自で
処理されますようお願いいたします。
長年のご愛顧まことにありがとうございました。
                                敬具

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
イラクの選挙が投票率70%いったとか。

まともにニュースをずっと見てれば「絶対にありえない」という結論がすぐに出てきそうなもんだが、日本のメディアはそれに何の疑問や分析も加えず、そのまま流している。

参照↓

http://www.geocities.jp/riverbendblog/
http://raedinthejapaneselang.blogspot.com/

1月31日の日記

2005年1月31日

情けない日曜日

2005年1月30日
13時起床。

昨日3時過ぎまで飲んでいたので激しく二日酔い。
気持ち悪いよー、と呟きながらシャワー。

チャリで外出。

途中にあった薬屋でおばちゃんに
「頭が割れるように痛いんです。二日酔いなんです」
と言ったら
「これ飲みんさい」と液状頭痛止めとバファリンをくれる。
その場で飲む。

使い物にならないのでカフェに入る。
まだ頭ががんがん痛い。
薬が効いてきたのか眠くなってきたので
椅子で寝る。
起きたら気分爽快。4時になっていた。

外出先に到着。
仕事をしなければならないが
やる気にならずネットサーフィン。

6時過ぎからようやく着手。
えんえんやっても終わらず。

11時45分終了。
やったー。

帰って飯食って酒飲んで寝る。
明日も仕事だ。

「ビジネス」再考

2005年1月29日
「反戦略的ビジネスのすすめ」を読んだ。

自分は普段、ほとんどビジネス書を読まない。
理由は簡単で、つまらないからだ。
なぜつまらないかというと、ほぼ全ての本が「どうすれば沢山お金がもらえるか」ということを書いているからである。言葉をかえれば、その本を読む読者の目的が、金銭欲であることを自明の前提として、書かれているからである。
もちろんビジネスとはお金を儲ける行為である。それは間違いない。
しかし仕事(ビジネス)をする人間の喜びや達成感や面白さというのは、決して金を手にすることのみに収まるものではないはずだ。時給750円のバイト兄ちゃんの年収が、外資系証券会社のエリートトレーダーの100分の1だったからといって、どちらがよりビジネスから幸福感を得ているかを余人が決めつけるのは、不遜というものである。
だから自分は「100億稼ぐ仕事術」にも「儲かる会社の作り方」にも何の興味もわかない。
自分が知りたいのはどうすれば面白く生きられるのかということだけだ。
ただ、できれば、面白く生きることが仕事につながればいいな、とは思う。

冒頭に掲げた本は、これまで読んだビジネスの本と、まったく違った。

「働く」とは何か。
「仕事のやりがい」とは何か。
「金」とは何か。

この本には、それが書いてあった。それも、書店に並ぶ似たようなタイトルの本とは、まったく違う思考法で。

「なぜ私は毎日この仕事をしているんだろう」と感じている人に、ぜひ読んで欲しい一冊だ。
俺がそう思っていたところだから、ウソ偽りなくおすすめできる。

「極悪雑誌」

2005年1月28日
先週の週刊新潮の特集タイトルに踊った『極左記者』『偏向プロデューサー』という文字を見て、「ひっでえ雑誌になったもんだ…」と呆れかえったのだが(まあ前からひどかったけど、特にここ最近は俗情との結託がひど過ぎ)、またまた星野智幸氏が的確に批判してくれて、溜飲が下がる。
http://www.hoshinot.jp/diary.html

「噂の真相」も極悪雑誌(←おっとこれもレッテル貼りか)だったが、「権力側を撃つ」という姿勢は明確だった。
メディアの大事な役目の一つは「権力の監視」のはずなんだが。

泥仕合

2005年1月27日
胃弱の野武士さんも書いてらっしゃるが、NHKと朝日新聞の泥仕合はいったい何をやってんですかね。
と言いつつ、もう細かく読んでもいないんだが。
この件についてネットでも非常に些末な言葉尻をとらえてあーだこーだ書いてる人たちがたくさんいるが、まったくもって不毛に思う。偏向してない新聞も政治家から圧力がかからない放送局もあるわけない。
結局俺は何が言いたいかというと、NHKでも朝日でも聖教新聞でも赤旗でも月刊自由民主でもどれでもいいから、こういう報道↓をしてほしいもんだ、ということです。
英国の民放テレビ局Channel Fourのニュース
http://www.geocities.jp/nofrills_web/translation/fallujah_ch4.html
最終的には、新聞社やテレビ局にいる一人ひとりの個人がどれだけいい仕事をするかだ。
こういう記者↓が日本にも一人くらいいてほしい。
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col501.html
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&;amp;no=7452

大ベストセラー予想

2005年1月26日
ちくまプリマー新書創刊。
http://www.chikumashobo.co.jp/top/pshinsho/

『先生はえらい』を早速購入。
昼食とともに一気に読破した。
「若い人向けの新書」というコンセプトだけにとても読みやすい。
しかし、中学生でも十分わかる文章なのに(なにしろむつかしい事は一行も書かれてない)、ラカンやマルクスやレヴィ・ストロースやレヴィナスといった偉大な思想家たちのエッセンスが、たちどころに分かってしまう(分かった気になる)という恐ろしい本である。
「ラカンって何?食えんの?」という人が読んでも「すっっげええ。世の中のヒミツが分かった!」と思うに違いない。
私は目からウロコがはらりはらりと落ちる音が聞こえた。
大ベストセラーの予感がする。

辟易する。

2005年1月25日
人間関係ってやつに辟易してるぜ。

AはBが嫌い。
CもBが嫌い。
AとCが同盟を組みBを排除する。
DはA,B,C全員と交流がある。

この場合のDが俺なわけだ。

そんなに青筋立てて怒りなさんな。
多分あんたのカンチガイも原因の一つだ。
100%良い奴もいないし、100%悪い奴もいない。
少しずつガマンすりゃいいじゃないか。

ということを言いたいのだけど、なかなか言えない。

あーめんどくさいね。

カンフーハッスル。

2005年1月24日
昨日。
映画「カンフーハッスル」を一人で見に行った。
3時半にシネコンの入っているビルに着き、1Fの電光掲示板を見る。

4時30分 満席
7時00分 満席

ぶち切れですよ。
こんなバカ映画を3時間も待って見んな、このヒマ人どもが。
他にやることあんだろが。
ちきしょう、こうなったら死んでも見てやる、と思いまして。

で、わざわざ電車に30分乗って、近郊の別の映画館に行き、見てまいりました。

常にハンケツを出している青年が良かった。

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