10月29日の日記

2008年10月29日 日常
少し前に、友人から送ってもらった『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』という本をゲラゲラ笑いながら読んだ。(いまamazon見たら、なんと19位! すごいな)

で、その本の中に、「極右のコラムニスト」、アン・コールターという女が出てくるのだが、そいつの発言がすごい。

「我々はやつらの国に攻め込んで、イスラム教徒を皆殺しにし、残りをキリスト教に改宗させなければならないのよ。

 我々は第二次大戦ではヒットラーとその閣僚だけを懲らしめるのではなく、ドイツ全土を絨毯爆撃して一般市民を殺した。それが戦争ってものよ。今回も戦争なの。だからやるしかないの。

 日本を爆撃して、原爆を落として、いっぱい殺したら日本人は羊みたいに従順になったわ」

てなことを言ってるわけだが、さすがに共和党のシンパからもこうした発言に対して、

「あまりに馬鹿げたことを言うことで、共和党のイメージを落とすために送り込まれた、民主党のスパイなんじゃねえか」

という疑念すら持たれてるらしい。それでも大衆には人気があるようで、東西を問わず、ものすごく分かりやすく、馬鹿みたいに過激な意見を言う人物というのは、世間の耳目を集めるものだ(ちょっと前の亀田とかもそうだ)。

で、この本を読むと、いかにアメリカの「反知性主義」が根深く、害悪をもたらしているかが非常によくわかるわけだが、日本においてもそれは同じかもな、と思った次第。

東京、大阪という、両大都市の知事が、二人そろってあんな奴だもんな。

俺からすれば、なんであのような酷薄な人間を支持できるのか心底不思議なのだが、mixi等で支持者のコミュニティを眺めても、皆目理解できない。

2004年の米大統領選挙のとき、ブッシュ支持者に対して、
「あいつらは馬鹿なのか?」
という疑念を世界中の人が抱いていたが、結局、ブッシュは当選した。

それから4年経って、米国内でも「史上最悪の大統領」という評価が定まりつつあるわけだが。

石原が数年前に鳴り物入りで設立した、新銀行東京の腐敗っぷりが、ここのところ連日報道されている。都民の税金がじゃぶじゃぶペーパーカンパニーに融資されて、その金の行方は不明だというのだから、呆れるしかない。相当な金額がヤクザ等の闇社会に流れているに違いないだろう。

大阪が数年後、どうなってるのか楽しみだ。




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