ふと、「『恋空』って、amazonのレビューでどうなってんのかな?」
と思ったので、見てみた。

1150件のレビューのうち、星ひとつが837件。
たまにある5つ星は、
−−
面白すぎ, 2008/4/30
By 内藤 - レビューをすべて見る
本当に面白い
何度読んでも飽きない!
もちろん、みんなのレビューのことだよ
−−

といったギャグがほとんどだ。
ううむ。でも150万部超えてんだよなあ。
この現象から推察できることとして、
・世間のマジョリティはamazonのレビューを書かないし、購入時の参考にもしない。それどころかネットで本を買わない(というか本自体滅多に買わない)。
・「最低」と言われるぐらいの作品の方が怖いものみたさで売れる。実際、俺も手にとって見たわけだし。
ということが、言えよう。
『リアル鬼ごっこ』を読んだときにも感じたが、
・性と死を(極めてステレオタイプに)話に絡める。
・ストーリーはどんだけバカでも分かるほどシンプルに。
・人物と情景の描写は絶対にしない。
・読み終えても作品・作者の意図が分からない。

といった初期条件が、何かのタイミングで有機的に化合し、
期せずして普遍的な物語性が(作者も意図せず)生まれたときに、
メガヒットとなるような気がする。
都市伝説とか、民話と近いのかもしれんな。

コメント

nophoto
inu
2008年5月2日1:38

結局、昨日の日記と同じことなんですよね。
ただ、こんなことは胸の内に秘めることだと思います。
読んでて面白いからありだけど。

オッサン
グレムリン斉藤
2008年5月2日10:05

inuさん

やあご無沙汰。元気? 売れる/売れない問題は難しいよ。夏前にはそっちに行くから、一杯やろう。

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