会社というのは、買えるものなのだろうか。

「お前は馬鹿か。株式市場というのは、会社を売り買いするための場所で、市場があるから資本主義が成り立っているのだ」

そうだよね。

でも、コムスンの報道を見ていて、冒頭の疑問が、ふと頭をよぎったのである。コムスンに買収された介護サービスの会社を立ち上げた初老の経営者が、激しくコムスンの営業姿勢について怒っていたのをみて、そう感じたのだ。

ちょっと前に友人から、「なんで外資の銀行の人とかって、年収が何千万とかなの?意味がわかんない」と質問された。

「それは、あいつらが売り買いしているのが、会社だからだ。80円の大根を100円で売った儲けは20円だけど、80億の会社を100億で売ったら儲けは20億円だろ。扱ってるものの額が違うんだ」

と答えた。大筋は間違ってないと思う。

しかし冒頭の質問に戻るのであるが、
果たして、会社というのは売り買いできるものなんだろうか。
むずかしい。

コメント

nophoto
kennel
2007年6月8日5:27

私の店を違う人がやれば違う店になるのと似た感じで、いくら会社を買って同じような業務形態で第三者が経営権を持ったとしても「似てひなるもの」ではないでしょうか?
ビートルズの著作権をマイケルが買ったところで、「ヘイジュード」はマイケルの歌ではないですからね・・・。

釣堀の占有権の話に似てる感じがするのですがいかがですか?

kaj
kaj
2007年6月8日6:07

えぇ〜っと
日常的に売り買いはしていまヨ。いやむしろ私の場合は、それで飯を喰っているといった方が、より実態に近いです。
だから、当然、労働力としての人身売買と値切りは、毎日のルーチンワークです。
おかげさまで、挨拶のヴァリエーションは一つ増えちまったぐらいですから(^_^;)

「で、お代は如何程で?」

オッサン
グレムリン斉藤
2007年6月8日11:46

kennelさん

やあ。そう、俺が言いたいのもまったくその通りなのよ。君の店は君がいるから客がついているわけで、他人が店長になったら違う店だよね。「会社が買える」と思っている人に、根本的に違和感を覚えるのは、そこだと思う。「誰がやっても同じ」な会社に、他社と差別化できるブランドが育つわけがない。

kajさま

こんにちは、お仕事を否定するようなことを書いてしまって失礼しました。「労働力としての人身売買」は、売るほうにしてみても楽な面もありますよね。難しい問題です。

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