会社を辞めて、しばらくの間、友人の会社に世話になっていた。
それも昨日で終了、まことにお世話になりました。ありがとう、ありがとう。

これからは完全なフリー生活がスタートする。心機一転、がんばらねば。

その友人に、世話になった当初、聞いてみたことがある。

「いったい、いつから社長になろうと思ってた?」
「高校生くらいのときからだな。大学の教授か、社長のどっちかになろうと思っていた」

とのことだった。
それを聞いて、なるほど、人間が思っていることというのは、実現するものだなと感じた。

翻ってみるに、自分はどうか。
小学生くらいのときから、将来の自分の姿として、会社員を想定したことは、一回も無かった。尊敬する人物も、ものの見事にすべて非・組織人。そんな自分がまがりなりにも10年近く会社員をやっていたのだから、不思議なものである。

じゃあ何になりたかったのかというと、子どもの頃、将来なりたかったのは、探偵であった。事務所は場末の雑居ビル。机に足を乗っけて、鳴らない依頼人からの電話を待つ、みたいな。

いまの仕事も、まあ、それに近いといえば近い。

完全能力主義。
どこでもほいほい首を突っ込む、ケツの軽さが求められる。
やりたくない仕事はやらないで済む自由と、その代償としての先行き不透明。
金より義理、肩書きより自尊心。

というわけで、子どもの頃に思い描いていた自分、というのは決定的に将来を決めるのだなあと思った次第であります。それではまた。

コメント

redeye-yan
レッドアイ
2007年5月2日15:21

探偵、かっこええですね。その雑居ビルの事務所で机に足を乗っけて・・・・って言うと松田優作さんの探偵物語を思い出します。

オッサン
グレムリン斉藤
2007年5月2日15:53

レッドアイさん

探偵物語、いいですよね。そういえば我が友に、松田優作を神と崇めている男がいます。かっこ悪いところがかっこ良いですよね。

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