仕事で、某私立大学の、工学部の授業を聴講する。
で、あんな事件があったばかりなので、途中、
「もし突然、銃を持った男が乱入してきたらどうしよう」
などと想像してしまった。
この種の事件が起こるたびにアメリカでは銃規制の話が出てくるが、よく知られるように、NRAのロビー活動が非常に強いため、いつの間にか立ち消えになる。アメリカの銃規制が進まぬ理由については以下によくまとまっていた。
http://www.iic.tuis.ac.jp/edoc/journal/ron/r4-1-7/r4-1-7f.html
今回もまた「学校内への入り口に金属探知機を設置しろ」といった意見が出てきているが、焼け石に水である。やる気になったキ印にしてみれば、そんなものいくらでもすり抜けられるに違いない。
で、思ったのだが、もはやアメリカで、こういう事件を抑止するには、「成人の銃の所持」を義務化するしかないのではなかろうか。
今回、もしも、犯人が乱入した教室にいた学生のうち、半数が銃を所持していたら。これほどの犠牲が出ることはなかったに違いない。
考えてみれば、日本では100年ちょっと前まで、大小の刀を二本ぶら下げてみんな歩いていたわけである。常に市民が武器を携帯することで、秩序が保たれていたわけだ。まあ刀と銃では物騒の度合いが違うかもしれないけれど。
というわけで、市民のほとんどが常に銃を持っていれば、核の抑止と同じ理屈で、こういう事件が減るのではないかと思ったのであります。自分で書いててむちゃくちゃだなあと思ったので、つっこまないでください。仕事に戻ります。
で、あんな事件があったばかりなので、途中、
「もし突然、銃を持った男が乱入してきたらどうしよう」
などと想像してしまった。
この種の事件が起こるたびにアメリカでは銃規制の話が出てくるが、よく知られるように、NRAのロビー活動が非常に強いため、いつの間にか立ち消えになる。アメリカの銃規制が進まぬ理由については以下によくまとまっていた。
http://www.iic.tuis.ac.jp/edoc/journal/ron/r4-1-7/r4-1-7f.html
今回もまた「学校内への入り口に金属探知機を設置しろ」といった意見が出てきているが、焼け石に水である。やる気になったキ印にしてみれば、そんなものいくらでもすり抜けられるに違いない。
で、思ったのだが、もはやアメリカで、こういう事件を抑止するには、「成人の銃の所持」を義務化するしかないのではなかろうか。
今回、もしも、犯人が乱入した教室にいた学生のうち、半数が銃を所持していたら。これほどの犠牲が出ることはなかったに違いない。
考えてみれば、日本では100年ちょっと前まで、大小の刀を二本ぶら下げてみんな歩いていたわけである。常に市民が武器を携帯することで、秩序が保たれていたわけだ。まあ刀と銃では物騒の度合いが違うかもしれないけれど。
というわけで、市民のほとんどが常に銃を持っていれば、核の抑止と同じ理屈で、こういう事件が減るのではないかと思ったのであります。自分で書いててむちゃくちゃだなあと思ったので、つっこまないでください。仕事に戻ります。
コメント
100年前の日本でも帯刀していた人間は、「士」の身分の一部の人間「切り捨て御免」の常識がまかり通った時代ですよ。
教授が銃の携帯をしていれば何とかなるのかもしれませんが・・・。
やはり核保有にトレースするなら一部の「強い国」「強さを誇示したい国」同様に一部の特権階級が武器の所持を認めるべきでしょう。
まぁ今回は「富裕層」に対しての劣等感が招いた事件らしいから結局同じことなんだけど。
やっぱ、アメリカが銃社会をなくさねば・・。
まことにその通りだと思います。おそらく数人の死傷者ですんでいたでしょう。私もそこまでは考えませんでした。卓見です。案外、この事件の本質は、アメリカ市民の平和ボケかも知れません。
アメリカで銃の事件があると、脊髄反射する日本人が多いのですが、刀狩りで飼育された日本人にアメリカの銃所持のロジックは理解できないでしょう。理解できない他国のことを自分たちの基準でアレコレ批判するのは滑稽以外の何物でもない、と。
やあ。「一部だけに認める」ってのがもう無理なんだよね。
猿滑骸骨さん
どうもどうも。賛同いただき光栄であります。しかし「正当防衛」のロジックで市民同士が撃ち合う社会というのも、ほとんど「バトル・ロワイアル」の世界ですね。
斉藤は、最後に自説の無茶苦茶さを認めながら「つっこまないでください」と読み手に媚を売る。みっともない。つっこまれたくないのであれば始めから何も書かないことだ。私はつっこみも反論も待っている。
こんばんは。コメントありがとうございます。
「つっこまないでください」はたしかにまあ、予防線ですね。「じゃあ書くなよ」といわれれば、それまでではありますが、書いたことでこのようなレスポンスをいただいたのであれば、それなりに意味があったのかもしれないと、いま思っております。たぶん、「ニックネームなし」さんと、私の、銃に対する嫌悪感や、アメリカが銃に対してとっている政策への疑問は、ほとんど同じだと思います。なんとなくですが。ただ、現実問題、ここまで銃が偏在してしまった国に「規制」という処置は、「手遅れ」ではないかと感じた次第です。もしよろしければ、「ニックネーム無しさん」の書かれた文章もぜひ読ませていただきたいので、ブログなどお持ちであれば、私宛にお知らせいただければ幸甚です。今後ともよろしくお願いいたします。
斉藤さんが、さん
ありがとうございます。
こういう事件が起こると、人間というのはいったい何なのだろうなと思います。またこういうことがわが身に降りかからないでいることも、ただの僥倖に過ぎないような気もします。
私にブログなどありません。このたびは失礼を承知ながらも、論議を深めることを目的にあえて手厳しく書いてみました。銃にしろ、核兵器にしろ人類が作った負の遺産であることには誰も異論がないと思います。そうであるならば、短い視野でそれらを捉えるのではなく500年くらいの視野に立って、漸進的ではあれ、諦めることなくそれらの廃絶を叫んでいくのが今を生きるわれわれの義務なのではないでしょうか。自分の知識の浅薄さを知った今でも、私の主張の論拠はこの思いに集約されます。
ご丁寧なお返事、まことにありがとうございます。「手厳しいご意見」、感謝いたします。「文章というのは怖いものである」と、改めて認識する良い機会となりました。
「短い視野で捉えるのではなく」「諦めることなく廃絶を叫ぶことが」我々の義務であること、まったくその通りだと思います。今回の事件についてある人が、「全部に(所持を)認めるか、全部に認めないか、どちらかにしなければ、またこういう事件が必然的に起こる」と書いていました。核兵器のスイッチが誰にでも押せる場所にあったら、おそらく1時間以内に(破滅思考の)誰かが押してしまうだろうと思いますが、アメリカにおける銃の存在も、そのようなものだと思います。
また今後、ご意見などありましたらお気軽にコメントください。
確かに今回の斉藤氏の文面は、「隙」がありやしたね。
私がアメリカに行ったとき治安の悪いサウスセントラルで銃を突きつけられた時、正直「実感」が無かったんです。
ただ、怖いだけ。
撃たれたらどうなるかなんて分からない。
死か生しかない状態でパニックでした。
幸い10ドルを強奪されただけで助かりましたけど、「コレがアメリカ。危険な国」って印象がかなり埋め込まれました。
それから、3度ほどアメリカには行ってますが、それ以来恐怖体験はないですね。「危ない場所を避けている」ってのが一番の理由ですけど。
今回の事件なんて予見できないケースだから、回避することもできないでしょうが。
そういや、カナダも銃の所持を禁止していないですが、年間の発砲事件は数十件らしいですね。
コロンバインでやってました。
誰かが言ってましたが「銃の廃絶は人が人を殺す必要性が無くなれば自然となくなる」っていってました。
どんな世の中なのか創造がつきません。
追記
アメリカ滞在時に銃を撃った事がありますが、以外に「いけそう」でした。32口径くらいなら、耐えれそうです。
さすがに48口径は死ぬと思いましたが・・・。
しかし、銃にこだわらず人を殺そうと思えば、商店街を車で爆走すれば可能ですよね?もちろんハマーH2なんかで教室を走りまくれば32人なんてすぐ殺せちゃうわけですよ。
日本にいても「凶器」なんてそこらへんに転がっているし、それでも秩序があるって事は「無しさん」がいう通り「アメリカには普通の頭脳がない人間が多いのは事実」ってことかもしれませんね。
むかし、金曜の人だらけの時間帯、レンタルビデオ屋の返却BOXに時限式のプラスチック爆弾を返却したら100人くらいすぐだなって思ってぞっとしました。
絶対足つかないし・・・。
まぁ、誰もが殺人を犯される状態なんですね。
おはようございます。カナダとアメリカの違いはなんなんだろうな。国の成り立ちからなる、精神的な何か、なのかしら。