「記録されたものだけが記憶される」という。
よって、日曜のことを記録しておく。

いわゆる一つの「お食事会」に行ってきた。両親同士の顔合わせ、というやつである。場所はホテルの料亭個室を予約した。

将来の妻(照れるぜ)は、振り袖を来て現れた。本人から事前に、「まるで七五三です」と聞いていたのだが、私の目には控えめに言って、山一面の紅葉よりも艶やかに映ったのだった。人はそれを錯覚と呼ぶのかもしれないが。

進行はうちの兄がやった。親父が「ようやく肩の荷が降りました」と言っていた。ご心配おかけしました。

その後は和やかに歓談。うちの親父が緊張のせいだろう、はやく酔っぱらっちまおうとぐいぐい飲んでいた。先方のお父上もお酒と美味しい食べ物が好きということで、手打ちそばの話などで盛り上がっていた。うちの実家はド田舎なので、半ば趣味で味噌などを手作りしており、今度手打ちのそばを送ることになった。

宴たけなわの頃、ハリー・ポッターに感じが似ている弟君が、とっておきの手品を見せてくれた。手に丸めたティッシュペーパーをいくつか握りしめ、両手の間を移動させる。すると、本来であれば右手に3つあるはずなのに、1つだったり、2つだったりするのである。弟君は最後に私のところへやってきて、「ティッシュペーパーを開いてください」というので開いたところ、「結婚おめでとう」と書かれてあった。これには感激した。弟君はやんやの喝采を受けていた。あの子は将来、マジシャンになればいいと思う。

そんなわけで、着々と進行しております。ふう。

コメント

魔美
魔美
2006年12月20日13:20

ご両家の顔合わせ、お疲れさまでした!
ハリーポッター似の弟君、粋な演出をしましたねー(素敵☆)。
未来の花嫁の振袖姿、ずーっと忘れないで下さいね(笑。

あさと
あさと
2006年12月20日13:42

グレムリン様
おめでとうございます。しばらくご無沙汰しておりましたら、こんなにおめでたいお話が進んでたのですね。本当におめでとうございます。

nophoto
じゅんじゅん
2006年12月20日13:56

うわあ、将来の奥様、振袖似合うでしょうねー!
てゆうか、山一面の紅葉も鮮やか!ひょお!惚気にあてられましたがな(笑)。

で、
あまりに幸せそうなので、つい、2004年12月の20円日記を読み返してしまいましたヨ。
多くは語りませんが、大爆笑しましたで(笑)。
そして、本当にこの2年でお幸せになられたんだな、と目頭を熱くした次第です(笑)。

nophoto
kennel
2006年12月20日16:18

NHKへようこそ・・・。
日本悲観協会では、結婚を目前としているカップルを悲観しあいながら嫉む非営利団体です。
卒業生のグレムりん君!「ほんとに残念だが、アナタにそんな明るい家族計画的な人生は似あわない!!!戻って来い!」
クリスマスの中止はどうすんだ?
バレンタインは?

末永くお幸せに・・・。哲郎

オッサン
グレムリン斉藤
2006年12月20日17:34

魔美さん

ありがとうございます!弟君は手品に夢中らしく、会うたびに見せてくれます(笑)。振袖って、結婚すると着ないんですよね、たしか。初めて見たのが見納めか。

あさとさん

おお、ごぶさたしてます。ありがとうございます。なんだか自分でもあれよあれよという間に進んでおどろいてます。

じゅんじゅんさん

どうもどうも。ありがとうございます!じゅんじゅんさんにそう言っていただいて、きっと本人も喜びます。のろけてスミマセン。喪男を長年やってたもので……。で、04年を読み返してみましたが、あの頃の方が文章にキレがありますねw つまらない男になりました。戻りたくはありませんが。

kennelさん

やあやあ。ありがとうありがとう。後進に道をゆずります。

redeye-yan
レッドアイ
2006年12月20日19:14

おめでとうございますー。

ケッコンにはみっつの袋が・・・・って言う祝辞を聞きたくなりますなあ。

オッサン
グレムリン斉藤
2006年12月20日19:50

レッドアイさん

どうもどうも。よくそれ聞きますね。堪忍袋となんだっけ? そうそう先日のエビちゃんのサイト、かなり面白かったです。

nophoto
kennnel
2006年12月20日23:08

元speedの島袋と布袋(hotei)にきまってんじゃんか!

nophoto
bitteraska
2006年12月21日14:01

2004年、私も読んじゃいました。

個人的な法則のひとつに、

>「人は、幸せになると、文章がつまらなくなる」

というのがあるんですが、この法則に見事あてはまっておりますね。

でも、そっちがいいですよ。うん。絶対そっちがいい。

末永くお幸せに!

オッサン
グレムリン斉藤
2006年12月21日22:05

kennelさん

そうか。久しぶりにチョイソが飲みたいな。

bitteraskaさん

「人は、幸せになると、文章がつまらなくなる」

うーむ。深い。
理由はよく分かりませんが、その通りだと思います。
不平不満満たされぬ欲求が文章をドライブさせるのでしょうね。04年12月1日の我が記述を読んでそう思いました。戻りたくはないですが。

nophoto
金欠ちゃん
2006年12月22日2:35

いつまでも150キロの剛速球で勝負できるわけじゃない。
年輪を重ねて、結婚したり家族が出来たりといろんな経験を積んで、変化球や内外角を巧みに使う投球術で打ち取っていくのも、男の一生では大事なことなのではないかと思います。

小生の担当するK田真澄投手が「投手としてスピードを失う怖さは、経験した者にしか分からない」と話してくれたことがありますが、円熟味を増して新たなステージにチャレンジしていくのも、男の生き方なのではないだろうかと。

そんなわけで、おめでとう。お互い家族は大事にしよう。親孝行ができるのも、今のうちだ。

オッサン
グレムリン斉藤
2006年12月22日18:41

金欠ちゃん

おお、ありがとう。
来年からFAなので(←使い方あってる?)、腕一本で生きていかねばならん。君のところにもそのうち営業にいくかも。正月時間があったら実家で飲もう。

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