9月11日の日記
2006年9月11日日曜日、久々に何もすることがないので、家の近所を自転車でぶらつく。友人の薦めもあり、ほとんど思いつきで住む場所を決めたが、「散歩の達人」バックナンバーを手に入れて、旧赤線地帯や地元の商店街(豆腐が30円、ナスが6個で59円等)を見て回っているうちに、「この街はただものじゃねえな」という思いがふつふつと湧いてきた。何というか、「街力」とでも言ったら分かっていただけるだろうか。路地にある決してカフェではない喫茶店、焼きたてのパンが店の外までかぐわしく匂うパン屋、じいさんが息子とやってるっぽいオートバイ屋、路地で集会でも開いている風の猫数匹(にゃあ、と言って接近したが完全にシカトされた)、ランドセル背負った小学生、ちりんと鳴る風鈴、当たり前の料理が当たり前にうまい中華料理屋……等々、いくら歩いても飽きるということがない。春夏秋冬、それぞれ街に風情があるのも楽しみだ。すばらしいです。
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