会社に入って約10年が過ぎた。その間ずっと「ビジネスマン」になることを求められ続けたが、「自分はどうやってもビジネスマンにはなれんな。なぜかわからんが」という思いがずっとあった。そのことで「社会不適合なのではなかろうか」と多少悩んだこともあった。

で、こっちに来てみて、いろんな人に会ったり本を読んだりしてるうちに、「やっぱりオレは社会不適合者だった」ということが分かってしまったのだが、それで悩むということもまた無くなったので、最近は気が楽。

考えてみれば、日本人がみな会社で働くようになったのなんて、たかだかここ数十年の話。その会社システムも、あちこちがきしみはじめているのは、周知の通り。

会社という組織で働くことに向いている人間もいれば、向いていない人間もいる。それだけのことだ。向いていない人間は、個人で生計を立てる道を探ればよいだけの話。なんでこんなことに気づかなかったのか今では不思議だ。多分、「会社教」が、予想以上にオレの頭をむしばんでたのだろう。だいたいオレは集団スポーツが嫌いなんだ。

経済を外から見るためには、経済の外に出なければならない。というわけで、「会社教」を棄教して、「文学教」に帰依することにする。文学は、経済よりもでかいということが分かったので。

スーツとネクタイを燃えるゴミの日にまとめて出す日が楽しみでならん。指折り数えて待つとしよう。

コメント

すいれん
やよ坊
2006年7月21日21:27

ごみの日に出すってところに妙に反応してしまうあたしです。すごくすてき。それ。裸になるみたいな。

オッサン
グレムリン斉藤
2006年7月22日14:27

ははは。そうですね。肩書きを捨てて個人に戻りたいというのが根底にあります。

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