3月29日の日記

2006年3月29日
佐藤優氏の「世界」連載、最終回を読む。
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2006/04/188.html

実に面白かった。以下はネットで拾った佐藤氏の言葉。
 
  検察は基本的に世論の目線で動く。
  小泉政権誕生後の世論はワイドショーと週刊誌で動くので、
  このレベルの「正義」を実現することが
  検察にとっては死活的に重要になる

これなどは非常にわかりやすい話だが、基本的に頭が良すぎる人なので、わからない文章、固有名詞、概念が沢山出てくる。必死になって読まないといけないところが、とても良い。佐藤氏曰く、ライブドアの強制捜査もまた、鵺のような「国家の意思」を受胎した検察官(個人)の「憂国の情」が動機となっているという。つまり、そこには、大規模な経済疑獄の際に必ず噂されるような、「黒幕」は存在しない。集合無意識的な「国家の意思」が、時代の転換を図るために、スケープゴート(鈴木宗男氏、田中真紀子氏もそうだった)を必要とするのだそうだ。堀江貴文という人物もまた、「国家の意思」により葬り去られたと言う。堀江版「国家の罠」を、ぜひ読んでみたい。すでにいろんなところがアプローチしているのだろうけれど。

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