エリック・ホッファー
2005年8月2日友人から「沖仲士の哲学者」エリック・ホッファーの言葉を教えてもらった。
<自己欺瞞なくして希望はないが、勇気は理性的で、あるがままにものを見る。希望は損なわれやすいが、勇気の寿命は長い。希望に胸を膨らませて困難なことにとりかかるのはたやすいが、それをやりとげるには勇気がいる。闘いを勝ち、大陸を耕し、国を建設するには、勇気が必要だ。絶望的な状況を勇気によって克服するとき、人間は最高の存在になるのである>
なんと素晴らしい言葉だ。
希望よりは勇気。
エリック・ホッファーの本を読んだことはまだ無かった。
不明を恥じる。
彼はこんな数々の名言を残していたと知る。
<たびたび感銘を受けるのだが、すぐれた人々、性格がやさしく内面的にも優雅さをもった人々が、波止場にたくさんいる。この前の仕事でアーニーとマックとしばらく一緒になったが、ふと気付くと、この二人はなんと立派な、寛大で、有能で、聡明な人間だろうと考えていた。じっと見ていると、彼らは賢明なばかりではなく驚くほど独創的なやり方で仕事にとりくんでいた。しかも、いつもまるで遊んでいるように仕事をするのである>
<労働者としても、また人間としても比類ないニグロがいく人か波止場にいるのを知っている。この人たちは柔和で、誠実で、非常に有能である>
<知識人は自己の有用性と価値とに自信がもてないために、とてもプライドなしには立っていけないのであり、普通は国家とか教会とか党とかいったある緊密なグループと自己を一体化してプライドの根拠としているのである>
<自分自身の幸福とか、将来にとって不可欠なものとかがまったく念頭にないことに気付くと、うれしくなる。いつも感じているのだが、自己にとらわれるのは不健全である>
<全般的に見て、教育のある人間より大衆の方が、人類についてよい見解をもっている。・・・教育はやさしい心を育みはしない>
<人は、充実した2,3分のあいだに、数ケ月にわたる努力以上のことをなしとげられるものだ>
<世間は私に対して何ら尽くす義務はない、という確信からかすかな喜びを得ている。私が満足するのに必要なものはごくわずかである。1日2回のおいしい食事、タバコ、私の関心をひく本、少々の著述を毎日。これが私にとっては生活のすべてである>
<私は欠点や欠陥にみちた社会に生きている。しかし、この社会はすべての人に好きなことをさせる十分のゆとりをもった社会である。・・・干渉されることなく自己の能力と才能を発揮したい人にとっては、この国(アメリカ)は理想的な国である>
<私の知るかぎりでは、人生は偶然の十字路であるゆえにすばらしい>
<人間のつくり出した実用的な諸道具は大部分非実用的なものの追求のなかから得た洞察や技術を応用したものである>
<二十世紀最大の犯罪は、金銭欲にかられた資本家たちによってではなく、献身的な理想主義者たちによって犯された。レーニン、スターリン、ヒトラーは、金銭を軽蔑した。十九世紀から二十世紀への移行は、金銭尊重から権力尊重への移行であった、金は諸悪の根源だというきまり文句のなんという単純さ>
<世の中に神がいるわけでもなく、道徳や倫理や論理でさえも絶対的なものではないとすると、人生に意味はないことになる。こうした認識は人々をニヒリズムに導く。しかし、この問題を別の角度から眺めてみよう。そうすれば人生の意味や意義はそれぞれの人が自らの内部で作り上げるものだということに気づくはずである。人間だけがこの自由を手にしていて、創造的に生きることができるのである。人生に意味を与えるのは自分自身であり、大切なのは自分自身の決断や、生き方なのである。人間は自分を変える自由を持っている。自分で自分を自由にする勇気を持ちたいものである>
<自己欺瞞なくして希望はないが、勇気は理性的で、あるがままにものを見る。希望は損なわれやすいが、勇気の寿命は長い。希望に胸を膨らませて困難なことにとりかかるのはたやすいが、それをやりとげるには勇気がいる。闘いを勝ち、大陸を耕し、国を建設するには、勇気が必要だ。絶望的な状況を勇気によって克服するとき、人間は最高の存在になるのである>
なんと素晴らしい言葉だ。
希望よりは勇気。
エリック・ホッファーの本を読んだことはまだ無かった。
不明を恥じる。
彼はこんな数々の名言を残していたと知る。
<たびたび感銘を受けるのだが、すぐれた人々、性格がやさしく内面的にも優雅さをもった人々が、波止場にたくさんいる。この前の仕事でアーニーとマックとしばらく一緒になったが、ふと気付くと、この二人はなんと立派な、寛大で、有能で、聡明な人間だろうと考えていた。じっと見ていると、彼らは賢明なばかりではなく驚くほど独創的なやり方で仕事にとりくんでいた。しかも、いつもまるで遊んでいるように仕事をするのである>
<労働者としても、また人間としても比類ないニグロがいく人か波止場にいるのを知っている。この人たちは柔和で、誠実で、非常に有能である>
<知識人は自己の有用性と価値とに自信がもてないために、とてもプライドなしには立っていけないのであり、普通は国家とか教会とか党とかいったある緊密なグループと自己を一体化してプライドの根拠としているのである>
<自分自身の幸福とか、将来にとって不可欠なものとかがまったく念頭にないことに気付くと、うれしくなる。いつも感じているのだが、自己にとらわれるのは不健全である>
<全般的に見て、教育のある人間より大衆の方が、人類についてよい見解をもっている。・・・教育はやさしい心を育みはしない>
<人は、充実した2,3分のあいだに、数ケ月にわたる努力以上のことをなしとげられるものだ>
<世間は私に対して何ら尽くす義務はない、という確信からかすかな喜びを得ている。私が満足するのに必要なものはごくわずかである。1日2回のおいしい食事、タバコ、私の関心をひく本、少々の著述を毎日。これが私にとっては生活のすべてである>
<私は欠点や欠陥にみちた社会に生きている。しかし、この社会はすべての人に好きなことをさせる十分のゆとりをもった社会である。・・・干渉されることなく自己の能力と才能を発揮したい人にとっては、この国(アメリカ)は理想的な国である>
<私の知るかぎりでは、人生は偶然の十字路であるゆえにすばらしい>
<人間のつくり出した実用的な諸道具は大部分非実用的なものの追求のなかから得た洞察や技術を応用したものである>
<二十世紀最大の犯罪は、金銭欲にかられた資本家たちによってではなく、献身的な理想主義者たちによって犯された。レーニン、スターリン、ヒトラーは、金銭を軽蔑した。十九世紀から二十世紀への移行は、金銭尊重から権力尊重への移行であった、金は諸悪の根源だというきまり文句のなんという単純さ>
<世の中に神がいるわけでもなく、道徳や倫理や論理でさえも絶対的なものではないとすると、人生に意味はないことになる。こうした認識は人々をニヒリズムに導く。しかし、この問題を別の角度から眺めてみよう。そうすれば人生の意味や意義はそれぞれの人が自らの内部で作り上げるものだということに気づくはずである。人間だけがこの自由を手にしていて、創造的に生きることができるのである。人生に意味を与えるのは自分自身であり、大切なのは自分自身の決断や、生き方なのである。人間は自分を変える自由を持っている。自分で自分を自由にする勇気を持ちたいものである>
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