7月8日の日記
2005年7月8日「文學界」連載のユダヤ論が恐ろしいほどに面白い。
とくに今月号は、ここ数ヶ月の間に読んだあらゆるテキストの中で、最も刺激的な文章だった。
読んでるうちに脳内でドーパミンやエンドルフィンやタウリンやイソフラボンがどばどば出てくるような気がしたほどだ。
1901年から始まったノーベル賞。100年以上の歴史があるが、これまでの物理学賞や化学賞それぞれの受賞者内訳を見ると、ユダヤ人が20数パーセントを占める。
これは、まぎれもない事実だ。
で、世界人口に占めるユダヤ人の割合は、わずか0.2%に過ぎない。
この数字は、明らかに普通ではないことがわかるだろう。
ユダヤ人は民族的に、伝統として高度な知的ブレイクスルーを生み出す技法を身につけているとしか、考えられない。
実業界、映画業界、音楽業界、その他の知的生産活動に関わるさまざまな分野で、ブレイクスルーを成し遂げたユダヤ人の名前は、いくらでも挙げられる。
現代思想でいえばマルクス、レヴィナス、ラカン、フッサール、フロイトといった、避けることのできない人たちがすぐに思い浮かぶ。
アメリカの映画産業の、8大メジャー(20世紀フォックスとか)のうち、7つはユダヤ人が作った。
なぜユダヤ人はそのような高度な知的能力を、民族的に身につけることができたのか。
このテキストでは、そうした高度な知的能力をユダヤ人が獲得し得たことそのもの、その中にこそ、ホロコーストを産んだもっとも深い「原因」があるのではないか、という考察を行おうとしている。
誤解して欲しくないので一応申し上げるが、よくある「世界征服をたくらむユダヤ」とかの怪しげなトンデモ本の類とは、まったく違いますよ。
そういった本に代表されるような、「正体不明なユダヤ人への憎悪」が、なぜ世界の歴史の中で繰り返されてきて、ホロコーストという最悪の愚行がなされるにいたったかを、筆者は照射しようとしているのだ(と勝手に思う)。
はやく来月号が読みたいです。
ホントにおすすめ。
とくに今月号は、ここ数ヶ月の間に読んだあらゆるテキストの中で、最も刺激的な文章だった。
読んでるうちに脳内でドーパミンやエンドルフィンやタウリンやイソフラボンがどばどば出てくるような気がしたほどだ。
1901年から始まったノーベル賞。100年以上の歴史があるが、これまでの物理学賞や化学賞それぞれの受賞者内訳を見ると、ユダヤ人が20数パーセントを占める。
これは、まぎれもない事実だ。
で、世界人口に占めるユダヤ人の割合は、わずか0.2%に過ぎない。
この数字は、明らかに普通ではないことがわかるだろう。
ユダヤ人は民族的に、伝統として高度な知的ブレイクスルーを生み出す技法を身につけているとしか、考えられない。
実業界、映画業界、音楽業界、その他の知的生産活動に関わるさまざまな分野で、ブレイクスルーを成し遂げたユダヤ人の名前は、いくらでも挙げられる。
現代思想でいえばマルクス、レヴィナス、ラカン、フッサール、フロイトといった、避けることのできない人たちがすぐに思い浮かぶ。
アメリカの映画産業の、8大メジャー(20世紀フォックスとか)のうち、7つはユダヤ人が作った。
なぜユダヤ人はそのような高度な知的能力を、民族的に身につけることができたのか。
このテキストでは、そうした高度な知的能力をユダヤ人が獲得し得たことそのもの、その中にこそ、ホロコーストを産んだもっとも深い「原因」があるのではないか、という考察を行おうとしている。
誤解して欲しくないので一応申し上げるが、よくある「世界征服をたくらむユダヤ」とかの怪しげなトンデモ本の類とは、まったく違いますよ。
そういった本に代表されるような、「正体不明なユダヤ人への憎悪」が、なぜ世界の歴史の中で繰り返されてきて、ホロコーストという最悪の愚行がなされるにいたったかを、筆者は照射しようとしているのだ(と勝手に思う)。
はやく来月号が読みたいです。
ホントにおすすめ。
コメント