5月30日の日記

2005年5月30日
・飲み会や合コンの席で、「その意見は吉本隆明が言うところの共同幻想に立脚しているよね」とか、インテリぶればモテるのではないだろうかと考え、「共同幻想論」(角川文庫)を買って読んでいるが、なにがなんだかサッパリ分からない。皆目、理解できない。15ページ読むのに30分以上かかった。本当にこれ、昔の学生、みんな読んでたのか?

・日本兵、ガセなのかな。本当にいて、情報提供者の男が欲目を出したってことはないだろうか。

・石川達三という作家が南京攻略戦を描いた小説、「生きている兵隊」(中公文庫)を読む。1938年に中央公論に伏せ字だらけで掲載したが、「兵士を誹謗中傷した」とすぐに回収になったというだけあって、非常に生々しい描写が沢山ある。南京事件の直後に石川が現地で見たもの、聞いたものを元に書いた小説なので、100%事実ではないだろうが、「現実に見たものだけが語れる臭気」が行間から漂っている。

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