5月19日の日記
2005年5月19日・学生時代、教わった先生が、亡くなったと知る。
語学がサッパリできなかった俺は、その先生のテストで、「すみません。まことに恐縮でございますが、自分はこの問題文の意味すらもわかりません。4年間何をやってきたんだ、と呆れられても当然であります。しかし、先生に何か読んでもらえるという、せっかく与えられた機会ですので、お目汚しかも知れませんが、最近読んだある本について思うところを記したいと思います」てなことを書いたら、お情けで単位をもらえた。何の本について書いたかは忘れた。もう10年近く前のことだ。
その先生は、ある日、「語学のできない生徒を、僕は決して馬鹿にしない」と教室で語った。
「語学が嫌いで苦手なのに、この教室にいる人もいる。でも、そういう人も、文学部に入学したのだから、きっと文学は好きだろう。本はずっと読み続けなさい。本さえ読んでいれば、語学が苦手でも、社会に出たときに、良い仕事ができる」
俺のことなんて、何も覚えてないだろうけど、いつか再会することがあったら、「先生がそう言ってくれて、本当に嬉しかったんですよ」と伝えたかった。良い仕事をしてるかはともかく、なんとか働いてますよと。
会える人には、会えるうちに、会っておいた方がいいです。
語学がサッパリできなかった俺は、その先生のテストで、「すみません。まことに恐縮でございますが、自分はこの問題文の意味すらもわかりません。4年間何をやってきたんだ、と呆れられても当然であります。しかし、先生に何か読んでもらえるという、せっかく与えられた機会ですので、お目汚しかも知れませんが、最近読んだある本について思うところを記したいと思います」てなことを書いたら、お情けで単位をもらえた。何の本について書いたかは忘れた。もう10年近く前のことだ。
その先生は、ある日、「語学のできない生徒を、僕は決して馬鹿にしない」と教室で語った。
「語学が嫌いで苦手なのに、この教室にいる人もいる。でも、そういう人も、文学部に入学したのだから、きっと文学は好きだろう。本はずっと読み続けなさい。本さえ読んでいれば、語学が苦手でも、社会に出たときに、良い仕事ができる」
俺のことなんて、何も覚えてないだろうけど、いつか再会することがあったら、「先生がそう言ってくれて、本当に嬉しかったんですよ」と伝えたかった。良い仕事をしてるかはともかく、なんとか働いてますよと。
会える人には、会えるうちに、会っておいた方がいいです。
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