4月14日の日記

2005年4月14日
・たしかアメリカがイラクに開戦するころだったか。正確な時期は忘れたが、糸井重里氏が、ネットで「政治を語ることはそんなにエライの?」という趣旨のコラムを書いていた。

それよりも、街で見つけた面白い出来事や、美味しい食べ物の作り方や、ふとした子供のしぐさとかの方が、大切なんじゃないか、というような趣旨だったと思う。

最初にそれを読んだときは、「とは言っても、現実に人が死にそうになってるわけだしなあ…。誰かが何かを言わないとなあ…」と思ったものだった。

近頃になって、「糸井さんの言いたかったこともわかるような気がする」と思うようになった。

「政治」について語る人間は、その立ち位置をいずれかの陣営に「回収」されてしまうことからは、決して逃れられない。同じ事が、「男女論」「学歴論」「戦争論」「差別論」……といったややこしい問題にもいえる。これらの問題はすべて、深く突き詰めれば、発言者自身が当事者として関わらざるを得ない。そのことについて語る回数が増えるほど、その問題性を増大させてしまうというパラドックスに陥る。

だからきっと、糸井さんは、「政治を語るのがそんなにエライのか」とちょっと怒ったのだと思う。なんとなくだけど。

・「見てきました。反日デモ」というブログを発見。

ttp://china.txt-nifty.com/blog/2005/04/post_313c.html#more

ふむふむ。
なるほど。
さすが記者。

しかし、ネットのおかげで、こういう情報がすぐ手に入るってのは、いいことだよね。
あっちも熱くなってるのは一部の人間、というよく考えれば当たり前のことが、テレビで国旗焼いてるところを繰り返し見てると、わからんようになる。

・昨日の日記で、「昔、学生運動をちょこっと調べた」と書いた。

60年代〜俺が生まれた70年代にかけて、日本もこんな反米デモ/反体制運動をがんがんやってたわけだな。

http://gonta13.at.infoseek.co.jp/annpo-5.jpg
当時、アメリカの一般人はテレビでニュースを見ては、「日本人てのはなんて民度が低いんだろうね」と思ったに違いない。

で、今日のヒラカワブログで、まさにその当事者の一員としてのデモの記憶が書かれていて、読みふける。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索