9月20日の日記

2004年9月20日
・昨日は釣りにつれてってもらいました。釣った魚はアマゴです。関東ではヤマメと呼んでる魚らしいです。全部で18匹つれました。僕は2匹釣りました。その場で塩焼きにしてみんなで食べました。めちゃくちゃうまかったです。ありがとう!

・今日、NHKですごい番組を見た。71歳、現役の海女、シデさんのドキュメントだ。18歳のときから毎日、50年以上、水深8メートルの海に潜り、アワビやサザエをとり続けているという。最盛期は、20メートルの深さを潜ってもへっちゃらだったそうだ。とにかくすごい。これから自分はアワビ・サザエを食べるときは、シデさんのことを思って食べることにする。あれこそ、仕事だ。

・自転車でぶらぶらしてたら、小さな古本屋を見つけた。古本屋を見たらとりあえず入ることにしている。犬が電柱におしっこするようなものだ。で、驚いた。品揃えがすばらしい。しかも、安い。そして、すべての本がきれいな状態で売られている。店の入り口には、「マンガと成人雑誌は買い取りません」の張り紙。店主の心意気を感じる。20分ほどかけて、椎名誠「胃袋を買いに」、村上春樹「羊をめぐる冒険」上・下、色川武大「怪しい来客簿」、大宅壮一「実録・天皇記」の5冊を選んだ。全部で400円である。金を支払おうとすると、店主のおじいさんが、「上手な買い方だね」と話しかけてきた。「品揃えがすごいですね」というと、隣りにいた奥さんらしき人が、「この店は安くていい本があるって有名なのよ」と教えてくれた。筒井康隆が子供のころから通い、つい最近は山本一力が店に来て、あまりの安さと店主の心配りに感動して、文春の連載にその店のことを書いたそうだ。その記事のコピーをもらって、「また来ます」と店を出た。ホントにすばらしい古本屋だった。昨日読んだ高橋源一郎の「平凡王」に、「僕は本屋と喫茶店があればどこにでも住める」と書いてあった。自分もそういうタイプなので、新刊書店も大好きだけれど、古本屋には新刊書店にはない魅力がある。新刊書店は、たいてい品揃えに差がない。古本屋は、店主の目利きによって、棚がぜんぜん違う。ブックオフもきらいじゃないけど、「猿岩石日記」「脳内革命」系の本の山から、目当ての本を探すのがつらい。だから、目利きの主人がやっている古本屋というのは、見ているだけでも楽しい。何年も前に絶版になった本が見つかるのもうれしい。

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