8月12日の日記

2004年8月12日
実家ですわ。本日は姪っ子と甥っ子と地元のプールに行って遊んできました。子供はかわいいなあと思いました。

先日、新しく入ってきたバイトの男二人と、たまに行く顔見知りのおばちゃんがやってる店で飲んだ。そしたら、筑紫哲也氏の番組に、高遠さんが出てきた。んで、おばちゃんが、こう言った。
「まったくこの人ら、ほんとに迷惑かけて、身代金になんとか機密費の半分が使われたらしいわ。何十億やで」
バイト「へえ、そうなんですか。僕は絶対売名行為だと思うんですよ」
俺「……」
おばちゃん「まったく、国内でも困ってる人がいるんだから、そっちに行けばいいのに」
バイト「ほんとそうですよね。○○さんはどう思います?」
俺「……俺、この事件、多分活字になってるものに関しては全部読んでるのと、高校時代の同級生が外務官僚やってるから、たいがいのことは知ってんだよね」
バイト「え、そうなんですか? 教えてくださいよ」
俺「……まず、あの時期にファルージャで起こってた虐殺から知らないと背景が理解できない。それと、この事件で一番悲惨だったのは、ネットで一時流れた自作自演説を、よりにも政府がある程度信じこんでしまったことだ。それくらい、日本政府の国際感覚は低い、ということが露呈したのが、悲劇的なんだわ。あと、身代金は一銭も支払われてないよ。だって政府は、誰に支払ったらいいかも解放まで分からなかったんだから。解放のニュースが政府より先にテレビ局にもたらされたのがその証拠。それと人質三人の解放は民間ルートが功を奏したというのが常識。政府はヨルダン人の救出チームを組んだけどまったく役に立たずで、逆にその一人が誘拐されて、その行方はいまだわからない。政府が支払ったとしたらそのヨルダン人への補償だろうね。とにかく、この人らは見とおしは多少甘かったかもしれんが、非難される言われはまったくないよ。あと今後起こりうるのは対日テロか自衛隊への攻撃。そうなったら人質の自己責任なんて、まったくどうでもいい事だわ」
おばちゃん、バイト「……」

別に彼らを論破しようなんて気はまったくない。個人的にはとても親切な人達だし、単にこの件について無知なだけだ。

問題は、メディアのレベルの低さだ。だから、国民が無知になる。

昨日迫撃砲が自衛隊駐屯地に打ちこまれたそうだ。

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