6月7日の日記

2004年6月7日
・「イラク戦争 日本の運命 小泉の運命」(立花隆)読。タイトルもう少しひねれや、などと言ってはいけない。滅茶苦茶面白かった。歴史的なスパンで世界を眺めれば新生EUの誕生(日本のGDPの2倍)、中国の高度経済成長により、米国が世界の覇権を握る現状は短期に終わると予測。現実にイラク統治も一国ではムリだから国連の介入を求めている。日本政府がブッシュ政権追従を続けていることこそ未来の「国益」(いやな言葉だ)を損なっていることがよく分かる一冊。ブッシュ大統領は小泉首相を陰では「軍曹」と呼んでるそうだ。

・映画「シルミド」を家の近くの映画館で見てきました。客が15人くらいしかおらんかった。
http://www.silmido-movie.jp/
見終わったあと、あまりの男臭さに影響されたか油ギトギトの豚骨ラーメンチャーシュー大盛りを食いました。胸焼けがしました。シルミ島ってところで、死刑囚たちを金日成暗殺部隊として訓練するというストーリー。朴政権の頃の実話らしい。とにかく男くさい映画。全く関係ないが、大韓航空機爆破事件で金賢姫が捕まったときに、韓国男性から「結婚してくれ」という手紙がたくさん来たというニュースを思い出した。

・窪塚洋介氏、骨折が数カ所あるけど意識はしっかりしてるそうです。奥さんののんちゃんもさぞかし心配でしょう。しかし9Fから落ちて助かっているというのがスゴイね。マスコミは「何で落ちたの?」等の細かいツッコミを入れてくることでしょうけど、ほっといてやれって。「死にそうなばあちゃんにラオウの生き様を語った」などのエピソードが好きでした。無事復帰を祈ります。

・「新世紀へようこそ2」(池澤夏樹)読。

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