6月2日の日記
2004年6月2日ネットとマスメディアは憎悪の増幅装置だな、と先日の人質事件の際に思った。無知や勘違いや思いこみからレッテルが貼られていき、マスメディアがさらに煽って負の感情を正当化していく。3人の帰国時に日本を覆った憎しみの空気には物理的に薄ら寒い思いすらした。他者にも自分と同等の独立した精神があることに想像が及ばぬ輩の増加。今回の佐世保の事件ではまだどのような言葉のやりとりがなされたのか明らかになっていない。が、自律した思考もせず官製デマに騙され生卵を持って成田に行った若者と、キーボードを叩く代わりにカッターを握った少女は、深いところでつながっているような気がしてならない。
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