3月8日の日記

2004年3月8日
仕事がらみの飲み会で、俺のとなりに座った女性が、書店で働く人だった。へえ、書店員さんとはすてきですねえ、でも力仕事なんですよー、などと適当に会話するうち、せっかくなんで前から気になってたことを聞いてみた。
「レジに差し出す本って、そのお客さんの興味関心そのものですよね。『モテる技術』とか『人生が成功する8つの習慣』とか買う人って、俺が書店員だったらついお客さんの顔見ちゃうと思うんですよ。そんなことってないですか?」
「ありますよー。雑誌とか本を4冊くらいまとめて出されて、その趣味が全部わたしと一緒だったりすると、『友達になりましょう』と言いたくなりますね」
「へえええ。じゃ、その逆もあったり?」
「H関係ですよね。少年が恥ずかしそうに、わざわざ裏返しにしたり、ジャンプの下に隠して出したりするのみると、頭なでたくなりますね。逆にオッサンで、5、6冊まとめて『どやっ』って感じで見せつけるように出してくるのもいますね」
「変態ですね(気をつけよう)」
「それどころか、ひどいのは電話注文。わざわざ私を指名して、H本を何十冊も注文するんですけど、『確認したいから読み上げて』って言うんですよ。ものすごく淡々と読み上げますけどね」
「本物の変態ですね(ちょっと気持ちが分かるような気もしなくはない)」
「でも普通のお客さんに話しかけられるのは嬉しいですよ。他の接客業と違って、こちらから話しかけるってことはまずないですから」
「なるほど」

どの仕事もたいへんだ。

「下山ケース」森達也
「街道を行く4」司馬遼太郎
「大阪学」
「マイク・ハマーに伝言」矢作俊彦
購入。

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