今週のオススメ本
2003年7月14日■日曜。『クラッシュ』と『リバース』という本を読む。98年、“日本一のフェラーリ遣い”と呼ばれたレーサー・太田哲也が、レース中の事故で全身の40%に三度熱傷という瀕死の重傷を負った。この2冊は、太田が3年かけて壊れた体と心を取り戻すまでのドキュメントである。俺は、これから何か悩んでいたり死にたい気分になってる人と会ったら、この本を黙って渡すことにする。いらない、と言われても無理矢理押しつける。とにかく読め、と。事故から3年後、「ケリをつけるために」再びフェラーリに乗り込み、1万4千人の観客の前でサーキットを走るラストは、鼻水が止まらなくなること必至。映画も見たい。
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