合格発表、ホームページが主流に

2003年3月8日

■最近の出来事。朝日「声」風に。

「今朝、駅の近くを歩いていたら、おじさんに『尻に穴あいてるよ！』と突然大声で叫ばれました。ビックリして立ち止まってしまいましたが、おじさんはお酒を飲んでいるようで、道行く人に次々その言葉を投げつけていました。周りの人は無視して通り過ぎていましたが、東京ではよくあることなのでしょうか。これから一人で暮らしていけるか、とても不安です」

実際は笑ってしまって、しばらく眺めていた。このオッサンは俺の住んでる駅の近くをよく徘徊している。ボロ雑巾のような服をまとい、両手に木製の手作り杖を持って、よちよち歩いている姿は、まるでブッ壊れたR2D2のようだなと思っていた。今日は暖かかったから、オッサンも機嫌が良かったのかもしれない。初めて話すところを見た。

■ボーナスがあっという間に消えた。「あっ」つっても2ヶ月だけど。何も買ってない。何もぜいたくしてない。居酒屋で晩飯を食うのをやめることにする。

■母校の大学が、受験の合格通知を、これまでの張りだし式からホームページでの発表に変更すると新聞で読んだ。遠隔地に住んでる受験生に配慮してのことらしい。俺の学生時代、体育会の奴らは、例年掲示板の前で待ち伏せしていて、合格したガタイの良い奴を「おめでとー！」なんつって胴上げし、そのまま部室に拉致していた。俺は、ド田舎に住んでいたので、電報で受け取った。平日の昼間だから家には俺一人。合格して小躍りするほど嬉しいのに、伝える相手がいない。仕方ないので親戚が飼っていた秋田犬のハナのところに自転車で行った。「合格したよ！」と握手を求めたら、ハナもわんわん吠えて喜んでくれた。嬉しかったなあ。ホームページだと、合格してもちょいと味気ないような気がしなくもなくもない。

■「イラク攻撃に反対する」というチェーンメールがちょっとした知り合いから送られてきて、不愉快になり速攻削除。うまく書けないが、こんなメールを何万通送ったところで、反戦パレードに参加したところで、戦争は起きるときには起きるし、やってる人達も多くはそれを分かっていながらやってるような気がしてならない。だからといって「人間の盾」の人達のように人類皆兄弟の博愛精神を発揮し命を賭すべきか、というと、それもまた何か違うような気がする。かといって知識人きどっちゃって「人間の盾？　あんなの自己満足に過ぎんさ！」などと言う人もスカしていてどうも気にくわない。

■ああああああああああああああ。今週もやっと終わった。