携帯電話についてぼんやり考えた事
2003年2月26日いまの携帯電話を買ってから2年以上たつ。最近、相手の声がよく聞こえず、買い換えを検討していた。買った当時はiモードがスタートしてから日も浅く、カラー液晶画面であることが最新機種の証だった。いまではカメラは付く、インターネットにはつながる、テレビすら見ることができるらしい。技術の進歩はさりげなく、だが確実に進んでいると実感する。子どものときに読んだマンガの中で、主人公が腕時計型のトランシーバーで仲間と交信する情景が出てきた。子どもごころに、その腕時計が欲しくてたまらなくなったことを覚えている。二十年前の俺に、いま発売中のFOMAを見せたらぶったまげるだろう。考えてみればこの日記もそうだ。インターネットがアメリカで商用利用されるようになってから、まだ10年くらいではないか。それがいまでは、こんな使われ方を東洋の島国でされている。インターネットを考えた学者も予想していなかったに違いない。携帯にしろパソコンにしろ、いまでは誰もが持つようになった。しかし、これを使う我々が、二十年前より幸せに暮らしているかどうかは、大いに疑問であることが可笑しい。ちなみに、買い換えを検討していた俺の携帯だが、耳にくっつけるところの小さな穴を、爪楊枝でほじくったところ、驚くほど聞こえるようになった。単にホコリが詰まっていたのだ。当分、買い換える必要は無さそうである。
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